柔道の世界選手権で、YAWARAちゃんこと谷亮子選手が金メダルを獲得しました。アテネ五輪以来3年ぶりの国際大会で、7度目の優勝。長男出産後、数々の苦難を乗り越えて再び世界の頂点立ったことは、賞賛に値します。ただ、これだけ努力しても賞金など、実質的な実入りはありませんよね。
一方で、今季新設のポイント制プレーオフの最終戦を勝利で飾り、初代年間王者となったタイガーウッズは、1,000万ドル(約11億5千万円)のボーナスを手に入れました。同じような努力をしているのに、この違いは大きすぎると思いませんか。
そのせいかどうかは分かりませんが、最近ゴルフをやる小学生が増えているようです。多分親がやらせているのでしょう。藍ちゃんやさくらちゃんのように、成功すれば名声と同時に大きな収入が得られます。
3日前に福島県のリベラルヒルズGCで行われた第2回全日本小学生トーナメント決勝大会は、沖縄県代表が団体戦で男女そろって優勝しました。団体戦は3名のトータルスコアで争われますが、優勝した沖縄チームは男子が241ストローク(平均80.3)、女子が244ストローク(平均81.3)。小学生が80そこそこで回るのですから、もはや脱帽です。
でも、プロへの道は難関中の難関です。昨年末にLPGAプロテスト1次予選を通過し、さらに今年春の2次予選をパスして7月のプロテストに挑んだのは116名。そのうち合格して女子プロとなったのは22名。合格者の平均年齢は24歳、平均ゴルフ歴は12年だそうです。しかもこれだけの難関を突破しても、これから先食べていける保証はありません
ゴルフは他のスポーツと比べて、格段にお金のかかるスポーツ、いわば贅沢なスポーツです。プロを目指すならともかく、趣味としてのゴルフは、自分でお金を稼げるようになってから始めるべきだと、私は思っています。少なくとも将来、クラブハウスに小学生がたむろしている光景には出会いたくありません。
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