千葉県鶴舞ＣＣで開催されたサイバーエージェント・レディスで、有村智恵が今季初優勝をしました。初日から首位を譲らない完全優勝です。有村にはこのパターンが多いとか。
昨年9月からの左手首痛のため、このオフは4ヶ月もクラブを握らず、開幕後も3試合は出場を見送っての優勝。万全を期していたのかも知れません。今大会では手首痛はまったく気にならなかったそうです。
彼女は実に軽くクラブを振っているように見えますが、スローモーションで見ると全身がバネのようにしなって、相当の力がボールに伝わっているのが分かります。普段はきれいに振り抜けているので問題ないのでしょうが、うっかりダフろうものならたちまち手首がダメージを受けそうです。
今季は8戦を終えて、日本人選手の優勝は6回。うち3回は若手の初優勝で、2勝以上している選手はいません。群雄割拠という感じですが、やはりスーパースターが出てきて欲しいですね。今週末は宮里藍が参加してのメジャー第1戦サロンパスカップがあります。宮里藍と有村智恵は同じ東北高校の先輩・後輩の間柄、好調な2人の対戦は楽しみです。
今、岡本綾子の門下生たちが注目を浴びているそうです。
岡本の門下生というのは、表純子、青山加織、森田理香子、服部真夕、そして昨年11月に新入りした若林舞衣子の5人。特に若林が4月の西陣レディースで3年半ぶりに優勝して以来、マスコミが取り上げるようになりました。
女子ゴルフの師弟関係といえば、有名なのは清元登子の門下生たち。不動裕理、大山志保、古閑美保の3人で、いずれも賞金女王になっています。当時清元プロに弟子入りを希望する選手は多かったそうですが、清元プロは3人で手一杯と、入門を断っていたとか。
トップクラスの弟子達に対して、師匠がどんなことを教えているのか興味がありますが、おそらく精神的な面がかなりのウエイトを占めていると思います。岡本がどこまで精神的な指導力を発揮できるのか、門下生達がどこまで成長するのか、賞金女王は出てくるのか、見守りたいと思います。
横峯さくらが最近低迷しているようです。同期として脚光を浴びた宮里藍と対照的ですね。前からさくらちゃんのスイングはテークバックが大き過ぎて、藍ちゃんのコンパクトなスイングとこれも対照的と思っていました。
今年の成績を見ると、イーグル率は1位と相変わらず飛ばし屋さんぶりを発揮していますが、パーオン率は26位と低迷しています。ちなみに賞金女王になった2009年は、イーグル率こそ2位ですが、パーオン率は1位。やはり正確なショットを維持するには、あの大振りは好不調の波があるのではと、素人ながら考えてしまいます。
テークバックは小さく、フォロースルーは大きく、がスクールで習ったスイング。なかなかできませんけどね。
PS
久しぶりにラウンド記を書きました。
http://plaza.rakuten.co.jp/hamagolf/
男子の全英オープンは、今年から携帯電話の使用ができるようになるそうです。着信音が選手のプレーに悪影響を及ぼすという理由で、観客の携帯電話使用が禁止されたのは2006年から。6年間で解禁になる理由は、スマートフォンの普及だとか。
全英オープンの専用アプリを使えば、スマートフォンでリーダーボード、プレー開始時間、最新情報やハイライト映像などが見られるとのこと。何か、アプリを普及させたいというのが、真の理由では？ と疑いたくなります。
携帯電話の使用は、指定された場所に限定されるそうです。場所を限定することで、選手への悪影響を防げると判断しているようですが、もともと着信音が鳴ってしまうのは「うっかり」が多いのでは？ 今年の全英オープンが、携帯電話の影響に左右されることがないことを願いたいですね。
今年のお正月から、万歩計でウォーキングの歩数を記録しています。今日現在の歩数は約86万歩。私の歩幅は約80cmなので、距離に換算すると約690kmになります。これは東海道本線～山陽本線に置き換えると、東京から姫路（約650km）より遠く、岡山（約730km）の手前くらいに相当します。東北本線なら、八戸（東京から約640km）を越えて、青森（約740km）の手前というところでしょうか。
記録している歩数の中には、自宅や会社の中でちょこまかと歩く歩数や、通勤時の歩数は含まれていません。ほとんどすべて積極的にウォーキングしたときの歩数です。従って実際の歩数はこれより少なくても1割以上は多いと思いますが、それでも1日1万歩には届きません。毎日1万歩歩くということは、結構大変なことですね。
ハワイのコオリナＧＣで開催されたロッテ選手権は、終わってみれば2位以下とは4打差での、宮里藍の圧勝でした。前半はイーブンパーで折り返し、一時は韓国のミーナ・リーに逆転を許しましたが、後半のしかも上り3ホールで振り切っての優勝です。これで米国ツアーでは昨年7月のエビアン・マスターズ以来通算8勝目。
優勝賞金は255,000ドル。藍ちゃんの今季これまでの獲得賞金は374,000ドルですが、これでユ・ソヨンを抜いて賞金ランキングも2位に浮上です。ロレックスランキングも現在は8位ですが、少し上がるのではないでしょうか。
静岡県川奈ホテルGC富士で行われていた国内女子のフジサンケイ・レディスでは、22歳の大江香織が通算9アンダーでツアー初優勝しました。優勝賞金は1,440万円。最終18番で短いパットを外してダボを叩いてしまったのは、緊張のせいというかご愛嬌というか。
コオリナＧＣで開催中のロッテ選手権3日目、宮里藍は4バーディー、2ボギーの70でラウンドし、通算10アンダーで単独首位に立ちました。3打差の2位タイにはクリスティー・カー他1名、4位タイにはヤニ・ツェン、申ジエらが続いています。
好調な藍ちゃんが大崩れするとは思えないので、そうだとすると3打差～4打差はかなり有望。とはいえ、ヤニ・ツェンは今季すでに3勝しているので、油断はできません。最終日もパットが好調であることを期待しています。
この原稿を書いている午前6時40分時点で、藍ちゃんは3ホール目までイーブンパーで首位をキープしていますが、韓国のミーナ・リーが4ホール目までに3アンダー、トータルで1打差の単独2位と猛烈に追い上げています。藍ちゃん、頑張れ！
リアルタイムスコアリングは、下記日本語USLPGAホームページにあります。
http://www.uslpga.jp/
宮里藍選手が好調です。米ハワイ州カポレイのコオリナＧＣで開催中のロッテ選手権2日目、宮里藍は7アンダー65で回って首位に立ちました。特にノーボギーというのが好調を物語っています。下りの長いパットを入れるなど、本人も「きょうはパットが本当に良かった」と言っていますが、ゴルフはやはりパットですね。
コオリナＧＣは、オアフ島西部の静かなオーシャンフロントにあります。ハワイのゴルフ場は日本と比べてかなり安いと思いますが、ここも4ラウンド・パッケージだと1ラウンドにつき129ドルとか。約1万円でプレーできるのですね。10年くらい前に1度だけハワイでゴルフをしたことがありますが、コースの写真を見るととても懐かしい気持ちになります。
コオリナＧＣ=コースのホームページより
片山晋呉が好調ですね。開幕戦の東建ホームメイトカップでは、3日目は単独首位、最終日に伸び悩んで4位タイに終わりましたが、それでもスコアは11アンダー。本人も納得できる内容だったようです。現在開催中のつるやオープンでは、2位を4打差引き離す単独首位発進。しばらくテレビで顔を見なかったような気がしますが、今年はテレビの露出度も上がるのでしょうか。
日本女子プロゴルフ協会が、プレーが遅い選手に対して、「イエローカード」を示して警告する措置を導入しました。今年１年間の試験的導入とのことですが、私は永続した方がよいと思います。迅速なプレーに定評がある不動裕理も「言い訳できなくなるし、いいことだと思います」と賛意を表明しています。
イエローカードを出されると、1回目と2回目は2罰打、3回目で失格になるとか。イエローカードが出されるきっかけは、前の組との間隔が14分以上開いた場合、あるいはパー4で1ホール分以上開いた場合。競技委員がその組にペースを速めるように警告し、各選手のプレー所要時間を計測し始めます。
アドレスできる状態になってから打つまでの1打の所要時間は、平均30秒と定められており、各ホールの平均所要秒数より11秒以上多くかかった場合にイエローカードが出されます。例えばパー4を4打でホールアウトした場合は、30秒×4打＋11秒＝131秒以上でアウト。
スロープレーといえば、2010年のサロンパスワールドカップ初日にあった三塚優子の棄権騒動を思い出します。裁定に納得せず後半を棄権し、罰金200万円と2ヶ月間の出場自粛は、彼女にとって大きな代償となりました。優勝争いをしている選手はともかく、さっさとプレーしてくれた方が、見ている方もすっきりします。
何か揉めていますね。「社長が数千万円の会社資金を私的流用した疑いがある」と、同社の取締役専務執行役員が記者会見で発表しました。交際する女性らにゴルフ場のモニター名目などで会社から金を支払ったり、取引業者に住居費を負担させたりしているとか。
これに対して会社側（社長側？）は、平たく言えば「経費の利用などで不適切な点があるとすれば、お前さんも同罪」と反論しているそうです。
全体的に元気のないゴルフ場業界で、唯一パシフィックゴルフ（PGMホールディングス）と並んで好調を維持していたアコーディアゴルフ、早速株価が少し下がっていますが、この先どうなるのでしょうか
木曜日から男子開幕戦東建ホームメイトカップが三重県の東建多度ＣＣで始まりました。石川遼選手のマスターズ予選落ちなど、男子ゴルフの話題も多かったので、とっくに国内ツアーも開幕しているものと思っていましたが、始まったばかりだったのですね。
ところで開幕戦の初日、尾崎直道選手がラウンド中にマウスピースを使用したということで、失格になりました。ゴルフとマウスピースの組合せはピンときませんが、尾崎選手によると飛距離が伸びるそうです。真偽はともかく、マウスピースの使用は、規則１４―３「人工の機器と異常な携帯品、携帯品の異常な使用」の項目ａ「プレーヤーの援助」に抵触するそうです。
この規則に従えば、レーザー距離計なども違反のように思えますが、こちらはあるとき以降ＯＫになったとか。ゴルフのルールは難しいですね。
ゴルフに良い季節になりました。
このブログも4ヶ月以上お休みしていたことになりますが、また再開しようかと思っています。
過去に私が書いたゴルフネタは、女子ツアーのことが多かったのですが、最近何となく面白くなくなってきた感じがします。やはり日本人のスーパーヒロインがいないせいでしょうか。
LPGAのデータを見ますと、昨年は一昨年に比べて、ギャラリー数が15％も減っています。ほとんどの大会で入場者数が減っており、大幅に増えたのはミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンだけ。これも東北大震災の支援みたいな要素がありそうなので、そういう意味では今年はさらに大変そうです。
ところで明日から始まる西陣レディスクラシック、昨年の優勝は不動裕理でした。往年の女王も今年はまだ350万円しか稼いでいません。地元熊本の開催ということもあるし、ぜひ奮起して欲しいと思っています。
