最近は、マイナ保険証の不具合がたくさん出て呆れるばかりです。
最近疑問に思うのは、「マイナ保険証といったい誰が考えたのか?」
ということです。
あまりに医療現場を知らない人が、「マイナンバーカードを保険証に
すれば、国民全員が持つはず!」と考えたのではないでしょうか?
医療の世界はいろいろな患者さんがいて、複雑なシステムで構築されて
ようやく成り立っています。
認知症や寝たきりの施設入所患者のことなど考えていないことは
明らかですし、保険証変更後の資格確認できないときには一時的に
10割負担してもらって資格確認後に返金するというの慣例もご存知ない
ようです。
医療機関にマイナ保険証確認のための読取機を導入できなければ
閉院を強要するという乱暴な手段を取ったりと驚くべき高圧的
姿勢を政府が示しました。
その一方で、紙保険証からマイナ保険証に変更するための問題点や
対策についてシミュレーションしたり検証するステップも行なっている
とは思えない状態でゴーサインが出されたようです。
このような事態に陥った現場においては、マイナ保険証導入決定の
経緯と責任者の弁明を聞かせてほしいものです