通院されている患者さんがお亡くなりになり、
ご家族がご挨拶にこられました、
悲しいことですが、このようにご挨拶に来ていただけるのは
長年のかかりつけ医としては大変ありがたいことです。
当院の最高齢の患者さんでしたが、今でも朝晩の調理に
台所に立たれたり、洗濯をしたりと家事をやられていました。
クリニックへも一人で来院されましたが、杖もつかずに
スタスタと歩き、補聴器も使わずにニコニコとされていました。
いつも笑顔で「先生の薬を飲んで具合良く生かしてもらっています。」と
明るい声で話されていました。
今年に100歳になり、お祝いされたと喜んでいました。
いままで引いたことがない風邪をひいたということで来院されて、
胸部X線で肺炎がないことを確認して薬を処方したのが最後でした。
帰宅後も特に変わりなかったようですが…
最後も特に苦しむことがなかったとご家族からお聞きして
せめてもの慰めでした。
ご家族も「どこまでもいきそうな元気だった。」とおっしゃって
いらっしゃいましたが、同感でした。
大往生だったのではないかと思います。
毎月、元気な笑顔を声でクリニックの玄関を入ってきた姿を
みられなくなり、僕もスタッフも寂しい思いです。
ご冥福をお祈りいたします