パシフィコ横浜で開催されている
「マンモス YUKA」
マンモスの骨と牙で出来た家があったり
体毛に実際触れる事ができたり
同時代に生息していた他の動物の生態も知る事
が出来たりの盛りだくさんの内容です。
《シベリア永久凍土----ユカギルの海岸線》
2010年の夏---サハ共和国の北部の海岸線
で見つかった小さなマンモスユカちゃん
39000年前の、メスのケマンモスで約6~11歳で
ある事が分かりました。
頭の骨と骨盤、数本のあばらと腸の一部だけをのこして
中身は
すべて抜け落ちていましたが
しかし、皮膚が鼻の先から、尻尾の先まで
奇跡的に ほぼ完全な状態で残っていたのです。
これがユカちゃん
厚いガラスの向こうに横たわるユカちゃん
体毛がふさふさ とし、3万9000年も前の
ものとは到底思えません
シベリア永久凍土の永い眠りの中で
彼女はずっとこの日を待っていたのでしょうか?
ユカちゃんの頭骨と下顎骨
空洞の部分に脳が入っていたんだそうです
脳は内臓より腐りやすいにも関わらず
ほぼ完全な状態でのこっていたんだそうです。
ここで。。。「永久凍土」とは。。。
2年以上 地中の温度が0度以下の状態の土壌を言うんだそうです
表面には草木も生えているので一見 普通の大地と変わりません。
そしてロシア連邦は国土の半分以上が永久凍土
それは、厚さ20mから500mにおよぶ ところまであるそうです
さらに
地表から1mほどを「活動層」と呼び
夏には溶け冬には凍り、それを繰り返します。
ユカちゃんが見つかった サハ共和国の気温は
夏には30度以上、冬にはマイナス40度以下にもなる地域
しかし、近年 温暖化によって この活動層が厚くなっている
ために
ユカちゃんが見つかったんだそうです。
39000年の、想像し難い 時間を超えて
当時とほとんど変わらない 姿を見せてくれたユカちゃん
なんて感動的なんでしょう!!!
私たち祖先の生活が
マンモスに支えられていた石器時代を
振り返りながら
現代の自分たちにユカちゃんが教えてくれるメッセージがあったのです
活動層が溶け出す時には、同時に
大量のメタンや二酸化炭素が大気中に放出され
それが、さらに 温暖化を加速させている事も
覚えておきたいものです。
そして、なんと1万年前に絶滅したマンモスを復活させようなんていう、研究も現在行われているんですって!!!
マンモスの細胞とゾウの卵子を用意して、クローン技術で、子マンモスをつくる研究です・・・。しかし、かなりの問題もあるようですが。。。。 近い将来生きた マンモスが見れる時がくるのかな。。。?
凍土から、あんなにたくさんのマンモスを掘り当てていたなんてはじめて知りました。