Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

英国の夢ラファエル前派展

2015-09-04 19:05:11 | アート
新潟市美術館で開催中の「ラファエル前派展」

開館30周年の記念の企画展もあるのですが
なんと東京開催に先駆けての新潟開催なのです
東京より早く新潟で見られるなんて贅沢です
 

新潟市美術館は今回リニューアルオープン

この日も夜のロビーコンサートなど
興味深いイベントが目白押しです


ラファエル前派とはロセッティやミレイ、ハントなどによって結成された美術集団
それまでのイギリスの絵画はアカデミックなものが主流でしたが
聖書や神話を基に細部を忠実に描写した新しい絵画作品を生み出したのです



私が大好きなのはロセッティのこの作品
今にも動き出しそうな女性は
非常にリアルに描かれています

色使いも大好きな理由の一つ
朱赤のドレスにグリーンのストールの対比が物凄く美しいのです

髪は一本一本が触れたくなるほど
繊細に描かれさらに、凛とした女性の表情にも目を奪われます


とても油彩とは思えないほど
どれも繊細な筆のタッチ

これらは19世紀後半のイギリスの美術史をつくっていくのです

東京でも依然ラファエル前派展は見ましたが
初めての作品がほとんどでしたので
非常に楽しめました

何よりも
空いているのがいい(笑)
東京ならこうはいかないでしょう

人の少ない会場でじっくりとリバプール国立美術館所蔵の作品を
見られる贅沢!!


想像の世界
まるで物語の一ページを覗くような
わくわく感があります

描く事を楽しんでいるような作品の数々

物言わぬ作品の主人公の心の声が聞こえてくるようです


もう一つ

作品を鑑賞したらここで一休みして頂きたい!!

広くはないのですがとてもすてきな館内のカフェ。。。


小麦にこだわったベーグルも絶品
種類もたくさん!!


ラスクも美味しかったですよ・・・

美術館のもう一つの楽しみです



































ロンシャンXジェレーミースコット

2015-09-03 20:13:03 | ファッション

      ロンシャンとジェレミースコットのコラボレーション
      17弾!!


     イギリスの童謡 「ハンプティ・ダンプティ」
     とジェレミーが描くカワイイ動物たちのミックス

     今回もカワイすぎる!!

     持ち手のレザー部分のカラーがブルーというのも
      珍しい事
 

     意外にどんなファッションにもしっくりきてしまうから不思議


     一度持ったらやめられない
     中毒性のある、このバック・・・

     もうコレクターになってしまいました
   
     他のバックがもてません(笑)
     このかわいさにハマると大変!!!

     もう次のシーズンのデザインが楽しみです

     そのうえ、持ってるとほめられ率が高いので
      ちょっぴり自慢のバックです
 
     こんな刺激的なジェレミーのお仕事
      足元にもおよびませんが
      少しでも見習いたいものです

タキシード

2015-08-27 19:42:29 | ライブ

       ビルボードライブ東京での
       「タキシード」一夜限りのライブ 

       シンガーソングライター、メイヤーホーソーンと
       たくさんのヒットをとばしてきたプロデューサー
       ジェイク・ワン 
       最強の二人のユニットが「タキシード」です


       ビルボードの小さなライブハウスで
       観られる贅沢!!


       先行発売されたアルバム「TUXEDO」
       現代版ディスコ
       ブギー、R&Bといえばいいのでしょうか

       ソウルや西海岸ファンク、90年代ヒップホップ・・・まで
       昇華させた最強の踊れるアルバムになっています




       とにかくカッコいいに尽きる!!
       どんなジャンルの音楽ファンも納得できるのでは?
       というステージ



       お客様もほぼ総立ち
       椅子とテーブルのあるライブハウスでは
       珍しい事です

       メイヤーホーソーンの声はアルバムより
       さらに伸びやかでキレイでした

       声にたくさんの表情があって
       聴く人を楽しませてくれます

       タキシードを着た二人がステージにいるだけで
       かっこいいに決まっているのですが・・・(笑)
       途中スマホでの撮影会の様になってましたが
       ツーショットがとれた方は最高の思い出になったのでは 
       ないかと思います

       
       2枚目のアルバムも期待したいところです

       聴かせて、ノレるステージでした
       



       

マグリット展2

2015-07-15 16:17:25 | アート

      第二次世界大戦の頃
      ナチスドイツに占領されたブリュッセルで過ごした
     マグリットは
      自らの作品にその頃の心情を表します。

     まるで戦争に対する最大の抵抗というべき
     ファンタジックな作品が生まれるのです


      真昼の青空に街路の夜景
      これも不思議な作品です

      しかし
      マグリットは自らの絵に思考は反映させないそうです

       では何の意味ももたないのか?
       となるのですが
      おそらく
      それは見る人の解釈にゆだねられるのではないでしょうか?

      彼は・・・「普段歩く街並み
      何気なく見上げる青空が不思議なものに見えてくる事がある」といいます


      ミステリー小説を好んで読んだ彼の作品の
      トリックを読み解きたい気持ちになりますが
 
      マグリット本人が
      そこにメッセージを込める事はないようです
        
      強いて言えば
      かれの表現で

      それは「喚起」なのだそうです

      眠っている意識を呼び覚ませ----でしょうか??

      ますます
      見る者に解釈は委ねられました


      目にした瞬間
      ふと足を止めてしまう
      もしくは
      意識が吸い寄せられる・・・・

     あるはずの無いものがそこにあったり
      起こるはずの無い事が起こったり
  
     実際そうなってしまった場合
      私たちはどう対処したらいいのでしょう???

     いいえそんな難しい事ではないのです

     まずはそんな状況を楽しみましょう!!!

     さらには、日常にどんな驚異と興奮が潜んでいるのか
      ワクワクしながら
      好奇心で日々をすごしてみるのはどうでしょうか??


     マグリットのトレードマーク
      作品にも多く登場する山高帽
      図録やグッズの販売スペースには
     こんなステキなショップスタッフさんがいましたよ・・・

            
      
      
  
      




マグリット展

2015-07-08 12:14:05 | アート

    先月まで国立新美術館で開催されていた
    「マグリット展」

    現在のアートやデザインに多くの影響を与えた
     マグリット
    その作品はアートに興味の無い人でも
     どこかで一度は目にしているはず




    私たちの常識や固定観念などを覆す作品
    重力やイメージ、時間を取り払ったそれらは
    見る者をなんとも不思議な気分にさせます

    人体を脈略なく描いたりする事は私たちに
    違和感を抱かせますし
   、観た瞬間からそれについて
    思考する事を余儀なくされます




    まるで 
    常識は疑ってかかれ。。。
    固定概念にしばられるな。。。。

    と言われているようです





    広告やポスターのデザインもしていたマグリット
    一瞬にして見る者の気を引き
    強いインパクトを残すチカラは
   そこからきているのかもしれません

    もう少し見てみたい、いや本当は見てはいけないものなのでは。。。
    なんていう罪悪感や好奇心を掻き立てるのも事実です




    かれはジャンルにとらわれず
    幅広くたくさんの本をよんでいたそうです
    それはエドガー・アラン・ポーから哲学書
     不思議の国のアリスまで・・・・


   だからなのでしょうか
   彼の作品を見ていると上質なミステリー小説を読んでいるような
    仕掛けられたトリックを読み解きたいという気持ちに
   かられるのです



    これも不思議な絵です
     本来は隠れているものが見え
     見えるはずのものが見えない。。。。。


    少し混乱してきてしまいそうですが、
     彼曰く、見えないものはイコール思考

    見えるはずのないものが見えた時。。。
     人々はハッとし、さらには
     見えないのではなく、見ようとしなかっただけではないのか。。。
    という事に気づかされます 

     さらに有名な彼の作品がたくさん