このところいよいよ寒さが本格化してきて、寒風吹きすさぶ日々が続いて、
寒さに弱いわたしは骨ね身にしみている。
しかし、新居であるマンションはけっこう暖かく、部屋に帰り着くと
外の寒さを忘れてしまうほどである。この点に関してはマンションでよかったと
思っている。
そのマンションの真向かいが緑地公園になっていて、ほんの1分歩けば緑地の
敷地に踏み入るほどなので、「我が庭」と称して悦に入っている。
ほんの数週間前、その緑地公園に家族を引き連れて紅葉狩りに出かけた。
今年の激動の中で、唯一心うるわしかった4月の「奈邪」での展示のときに
行った「佐奈川」の花見を思い出したからである。
そのときにマスターに教えてもらった外で飲む熱燗の味を、今一度味わいたく
なったのだ。(罪なマスター)
日本酒を熱燗にしてポットに注ぎ込み、陶器のお猪口を携えて緑地へと入った
のである。同じ紅葉でも、濃朱、紅、淡朱、黄色、そしてまだ真緑と
濃淡入り混じった紅葉が、まなこの隅々まで潤してくる。
小さな池の前の一角に席を取り、レジャーシートを広げた。紅葉を映した池には
錦鯉が数匹はべり、めだか、モロコ、川エビ、何の種類か、おたまじゃくしまで
遊んでいる。
さっそくお猪口を取り出し、ポットから熱燗を注いで口に持って行く。
熱燗が喉仏をゆっくり下り、五臓六腑を浸してゆく…。
深秋の澄んだ空気と融合した味は、まさに寒露寒露。
さすがに木の香りのした「奈邪」でいただいた樽酒には及ばないものの、
熱燗のとろりとした酔いざまを堪能したのだった。
寒さに弱いわたしは骨ね身にしみている。
しかし、新居であるマンションはけっこう暖かく、部屋に帰り着くと
外の寒さを忘れてしまうほどである。この点に関してはマンションでよかったと
思っている。
そのマンションの真向かいが緑地公園になっていて、ほんの1分歩けば緑地の
敷地に踏み入るほどなので、「我が庭」と称して悦に入っている。
ほんの数週間前、その緑地公園に家族を引き連れて紅葉狩りに出かけた。
今年の激動の中で、唯一心うるわしかった4月の「奈邪」での展示のときに
行った「佐奈川」の花見を思い出したからである。
そのときにマスターに教えてもらった外で飲む熱燗の味を、今一度味わいたく
なったのだ。(罪なマスター)
日本酒を熱燗にしてポットに注ぎ込み、陶器のお猪口を携えて緑地へと入った
のである。同じ紅葉でも、濃朱、紅、淡朱、黄色、そしてまだ真緑と
濃淡入り混じった紅葉が、まなこの隅々まで潤してくる。
小さな池の前の一角に席を取り、レジャーシートを広げた。紅葉を映した池には
錦鯉が数匹はべり、めだか、モロコ、川エビ、何の種類か、おたまじゃくしまで
遊んでいる。
さっそくお猪口を取り出し、ポットから熱燗を注いで口に持って行く。
熱燗が喉仏をゆっくり下り、五臓六腑を浸してゆく…。
深秋の澄んだ空気と融合した味は、まさに寒露寒露。
さすがに木の香りのした「奈邪」でいただいた樽酒には及ばないものの、
熱燗のとろりとした酔いざまを堪能したのだった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます