つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

なぞの傷

2022-09-17 04:10:25 | ちょっとした出来事
「その傷どうしたの?」身内が我が
膝周りを見て言った。

「なんか知らんが、この辺りやたら
傷が出来てんだよ」と見せると、
5〜6カ所カサブタ痕が左膝周りに
点在していた。

左(お見苦しいのをお許しくださいw)

右(同w)

「それ、カサブタだから出血してる
はずよ」と言うのだが、まったく思い
当たらないのだ。

しかも、出血ということは、室内での
ことになる。なぜなら室内では半ズボン
だが、外出時は長ズボンを履く事に
しているからなのだ。

こうなったら、傷った瞬間を捉えて、
原因をつまびらかにしなくては…。
こう見えても、推理サスペンスものは
大好きなので、大いに推理力を発揮
しなければならないではないか。

膝周りのカサブタをさすり、意識を
常に左膝辺りに集中するようにした。

これらの傷は多分、家具とかドアの
角でゴン!が一番考えられるのだが。

それらが、我が稼働域にどれくらい
あるのか…。何となれば、家具の配置
替えなども視野に入れなければ…など
など考えたのだがしかし、日常が始まっ
てみると、すっかり忘れてしまっていた。

晩酌を終えた後、ふっと思い出してみたが、
やはり思い当たらないのである。

エーイとふて寝を決め込んで寝転がったら、
“ゴン!”と左膝辺りに振動が…。

飯台のヘリに膝が当たっているではないか、
見ると、薄く皮が剥けていた。これか!

慌てて絆創膏を取ろうと引き出しを開け
たら、その開けた引き出しの角にまた
左膝を”ゴン!”

結局、左膝に傷が付くのは、食卓などで
寝転んだ時、左膝を立てて寝るクセが、
我が無意識の、ガサツな動きで当たると
いう事が判明したのだった。

そう言えば、常々我が動きのガサツさを、
身内らに指摘されていたのだ。

ガサツか…ちと反省しなくちゃあな…と
思い直してキッチンに行き、夕食の
支度にかかった。

おっと、ここでも気をつけなくちゃあな、
丁寧に丁寧に…と自分に言い聞かせ、
一番下の引き出しからソーッと食器を
取り出し、慎重に閉めて、ガサツよサラバ!
と立ち上がったら、閉め忘れていた上の
開き戸の角に頭を”ゴン!”

ンナ〜〜〜〜〜頭から火花が飛び散った!

今日の一句

言霊の 胸に沁み入る 秋の暮
              issei












コメント (1)
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