料理番組で、いつも気になっているのが、盛りつけなどするときに、
ほとんどの料理人が、素手で素材を触っていることだ。
その料理を紹介するだけとか、これから熱を加えるならまだしも、生サラダ
でやっていたのには、さすがに眉をひそめてしまった。
その直後、ゲストのタレントさんたちが食べたのだ。
食品を扱う会社で働いていたので、衛生上気になって仕方がない。
素手は、石けんで必死に洗った直後でも、千や2千の菌が残っているのを、
何度かの実験で知っていたからだ。
食品を扱う会社では、ビニール手袋は必須で、素手は許されないのである。
手の指紋は、菌にとって谷底の様なもので楽々潜んでしまうのだ。
アメリカでは、すし屋もビニール手袋をしないとアウトと聞いたことがある。
そんなときTVで、とある中国の小さな村で寄合いの料理を作っているのを
映していたが、作っているおばあさんたちが、全員ビニールの手袋を
していたのには、感心してしまった。
きっと、料理番組のTVを観ている食品関係、衛星関係の方たちは、少なからず
気になっているんだろうなあ…いや、気になっているに違いない。