山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

これからの日本を担う力

2016年01月17日 | 食育
待ちに待ったお握り。

教室に戻ると、先生がお握りを握る準備をしています。

現代は、衛生上の問題から色々制約がありますが、サランラップの上に炊き立てご飯をよそってもらいます。

落とさないように、ラップの端を持ち自分の席に戻り、思い、思いに握っていきます。

一番多いのは、そのまま真ん丸に、定番の三角形に、俵型もあります。

最近では、ハート形なんというものも有ります。

ペッちゃんこに押え、ピザ風にも。

いや~、子どもたちの発想力はすばらしい。

でも、握ったらすぐに食べたいですよね。

は~い、皆でい・た・だ・き・ま~す。

とりあえず、一口パクリ。


美味しい。

今までのごはんで一番美味しい。

家のより美味しい。

地球一、美味しい。

宇宙一だよ。


嬉しい感想が一杯です。

他のお握りを持ってグ、ランドに遠足シートを敷き、楽しい給食です。



「今日は全部食べたよ。」と、お弁当箱のご飯も一粒残さず食べています。

半年にわたる体験でしたが、自分が手を掛けて育んできたお米は、大事なんですよね。

脱穀した時、ブルーシトの上の籾を一粒づつ集め、大事に大事にしていました。

ご飯粒が弁当箱にいっぱい残っていたものも、「このごはんさんも、全部食べてあげないとかわいそうよね。」とぱくり。

初めてばかりの体験でしたが、自分がかかわったことで、物作りの大変さや、稲さんが花を咲かせ、ペッちゃんこの籾が、だんだん硬くなって中身が出来てい行くことも知りました。

いかに美味しいかは、スズメさん達が来て、籾を食べているのを見て知りました。

園でも、その時々の事を絵にかいたり、その時の気持ちを発表会で保護者の前で伝えたり、この一年で大きく成長したようです。


稲作りという一つの行為が、観察力・ものを考える力・絵を書く力・表現力・味覚など五感を使って感じ取ったりと、色々な事を会得したようです。

「歩いている時、園外の田んぼも気にかかるようで、親子でいろいろ話しました。」とか、「料理をするとき、良く手伝うようになりました。」とか、家族のコミュニケーションが増えたとの声も伺う事が出来ました。


最後に園児から質問がありました。

「どうしたら、お米を作れるようになるの?」と。

農業の後継者不足が叫ばれていますが、頼もしい言葉を聞く事が出来ました。


い~や~、嬉しい事、嬉しい事。

仕事を辞めた時、同世代のことにかかわってと思っていましたが、老い先短い人(表現がまずく御免なさい)でなく、これからの日本を支える若い子供たちにかかわって(こちらをメインに)いきと思い始めたことですが、間違いなかったです。


今日も元気一杯エネンルギーを注入してもらいました。

よっしゃ!

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