山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

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2019年12月14日 | こども
お土産やお茶の接待を受けた私たちですが、園長先生からのお礼の言葉の中に次のような言葉がありました。

「ミニ発表会ではできませんでしたが、5歳児は今年「いねづくり」を劇にして発表しました。」と。

えっ!

どういう事でしょうか?

稲づくりの作業を実際に使った道具を用いて再現されたそうです。

1.籾を水に浸けて、毎日水替えを。
  園長先生が農家の方からいただいた新米の籾を実際のペットボトルに入れ、水を入れる動作をしたそうです。

2.芽が出た籾を土のベッドに蒔きます。
  スーパーからもらってきた発泡スチロールの容器に、土に見立てた新聞紙に蒔いたのですが、その前にもうひと手間!

3.籾を巻く前には、大きなタライに昨年使ったバケツの田んぼ土を移し耕した作業も実演。
  実際の土はありませんが、耕すときタライの中に入る人と外でこけないように手を持つ人とに分かれ、田んぼの土を耕しました。
  役割分担をしながらの作業風景を見て頂きました。

4.毎日、朝保育園に登園すると、一番に稲さんとご挨拶。
  「早く大きくなってね。」と呪文のように願っていました。

5.新聞紙を丸めて作った苗を、バケツの田んぼに植えていきます。

6.どんどん大きくなって、穂が出てきます。
  花が咲き、穂が垂れてきます。
  いよいよ、「稲刈り」です。

7.カマを使っての稲刈り。

8.刈り取った稲は、「牛乳パック」を使い脱穀。

9.すり鉢とゴルフボールで籾を擦り籾摺り完了。

10.もう一つの方法の板と板の間に籾を置き、ゴリゴリゴリと。

11.口をとんがらせて「フー」と吹いてもみ殻を吹き飛ばします。
   
12.お米さんは、「モミ」と言う服を脱いで「げんまい」さんに変身!

13.竈に羽釜をのせ、新聞紙を丸めた薪を井形に組み、マッチを擦って火をつけました。
   (ここは、エアーマッチを使ったようです。)

14.途中では、羽釜の蓋をあげ、釜の中でお米が踊っている様子をみんなで見ている様子も再現
   したそうです。

15.炊き立てのご飯を、みんなで「おにぎり」を握ります。
   (サランラップに新聞のお米さんをのせ、丸めて握ったそうです。)

16.最後は、遠足シートを敷き、新聞紙で作ったおにぎりをみんなで楽しく食べるシーンも再現。

お父さん、お母さんたちからは、拍手喝采だったそうです。

いやー、見たかったです。

聞いただけで「うるっ」ときてしまいました。

でも、本当に嬉しいですね。

これだけ園児たちの心の中に染み込んでいたなんて。

将来何らかの形で農業に携わってくれる子が出てくれたらうれしいですね。


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