はちみつごはん。

おいしいものと穏やかな時間が大好きなわたしの、大切な日々をつづっています。

伊坂幸太郎で『ゴールデンスランバー』

2009-08-12 | 気ままにWorks。本・映画・舞台etc
お盆ですね。

寝る間も惜しんで本を読むということは
社会人になってからあまりしていないけども。
長いお休みはきちんと本を読みたいなって思う。

ただこれも寝る間を惜しんで夜通しというよりは、
朝早く起きて、読む感じ。
お休みの日は普段よりも早く目が覚めるから不思議。


ということで。
伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』



これ すごい・・・。

伊坂さんの作品らしく、不要な話がひとつもない。

読んでいると 映像がどんどん飛び込んでくる。
まるで映画みたいな展開で。
もし映画化するとしたら 三浦の役は濱田岳くんがいいな
なんて思ったりして。
登場人物が目の前で生き生きと動き回る。

ページすべてに伏線がはりめぐらされていて、
読みすすめることに “はっ”とさせられるというか・・・。。
最後の最後まで楽しめて。

あぁ お休みが終わる前にもう1度読み返そう。
見落としている伏線があるかもしれない。





それにしても。
伊坂さんの作品は音楽がよく登場する。
このお話なら、ビートルズのアルバム「アビーロード」を知っていたら
もっともっと楽しめるのかな。

思い出で胸が痛くなることはもうなくなったけど、
あのキレイに整理された本棚に 伊坂作品はあったのかな・・・?
イギリスのアビーロードで撮ったという写真を
照れくさそうに見せてくれた
音楽と本が好きなあの人を少しだけ思い出した。