9.10月くらいかな、BSかCSか判らないけど、3回くらい放送してる。全部見たわけじゃないけどね。
映画としては薬師丸人気に乗っかってヒットしたと思う。
でも賞をとったかと言えば、なかった気がする。
アイドル映画と言われてたように思う。
アイドル映画にしては、えぐい気がするけどね。
とにかく作家の赤川次郎氏はこの1本の映画で一躍人気作家に踊りだ出た。
長澤まさみさんでドラマ化されたので、内容をご存じの方も多いだろうが、敢えて簡単に紹介すると
ある日、高校生の 星 泉(薬師丸、長澤両氏の役名)の父親が空港で事故で亡くなる。
その悲しみも覚めないうちに父の愛人と名乗る怪しげな女・マユミが現れる。彼女は父親からなにかあったら、泉と一緒に暮らしてくれという手紙を持っていた。
そこへ、泉の通う高校にやくざが現れる。泉を迎えに来たのだ。
そして、血筋から行くと、泉が目高組という正統派の弱小やくざの組長の血を引いている。組長に襲名してくれと頼まれる。
一旦は断るが、成り行きで断り切れず、高校生の少女がやくざの組長になる。
そして、組に機関銃を乱射されるは、マンションは荒らされるは、それと共にマユミと名乗った謎の女も消える。
刑事が1人やってくる。あの女は前科持ちの偽物で、亡くなった泉の父親はクスリの運び屋だったというのだ。
そのクスリはやくざの大元締めとも言うべき太っちょのもので目高組にクスリ・ヘロインを横取りされたと思っているのだ。
そして組員が1人1人殺されて行く。
我慢できず泉は組員の為に立ちあがる。
というのが、主な内容だ。
長澤まさみさんでドラマ化された頃、これはやれるのか?と思ったけど、現代風に見事にアレンジしてましたね。
だって、80年代だったと思うけど、この映画ができた頃は女子高生がクライマックスで機関銃をぶっ放すっていうのは、絵空ごとで、物語としては通用したが、ドラマ化の頃は、これ以上の事件がバンバン起こる時代になっていた。
間違っても機関銃ぶっ放して「か・い・か・ん」なんて言える時代じゃない。
薬師丸さんは角川映画の看板だった。
元々は「野生の証明」(森村誠一:原作)の映画化の際のオ―デェションで選ばれて芸能界入りした。
この「野生の時代」のヒロイン・頼子役の時、選ばれたがいろいろ裏話があるらしく、つかこうへい氏もそれを書いている。(多分、「つかこうへいの腹黒日記」 角川文庫 だと思う)
それを書くと長くなるので、探せばネットでも出てきます。
でもその前に、事実かどうか判らないけど、元々お芝居をやりたいねと言っていてどこかの劇団でも受けてみようかと言っていたところに薬師丸さんが友だちと神社で待ち合わせしてた時にスカウトされたのが最初だと言われている。そのあと当時飛ぶ鳥も落とす勢いだった角川春樹氏に紹介され、このようになっていった…。
スターとなるべくして、選ばれた人だったわけだ。
今でもいいお母さん役で十分人気城優である。
しかし、元にあったのは赤川次郎氏の「セーラー服と機関銃」(角川書店、主婦と生活の友社)の存在だ。
どの作品をとっても金太郎飴のような作品と揶揄されながら(どの話も似たような展開だということ)大量生産できる稀有な作家で見事ベストセラー作家として長い間驀進した。
この人も時代に呼ばれた人のように思う。
ちょうどでてきた頃は社会派とか本格派などのミステリーが市民権を獲得した頃で(それまでは実にマイナーな部門だったわけだ)そこへ、そういう硬い作品とはまるで違う童話のようなフランス映画風な作風の作家が出てきた。軽い遊び心のある作品が好まれた。
時代的に経済高度成長期がひと段落した頃(?)だったので、こういう軽いミステリーが受ける土台ができていた。
そこへぴたっーーとハマったのが赤川氏だったわけだ。
まさに時代に呼ばれた人だと思う。
そういう軽い作風も相まってアイドル映画の原作に多様されるようになり、人気はそれこウナギ登りで…私の表現も凄い古くなってますけど…ベストセラー作家として君臨し続けた。
でも本人が出てくることって本当になかったですね。
今もお子さんがいらっしゃる筈だけど、特にこういう業界にいるわけでもないらしく一切話を聞かない。
赤川さん、薬師丸さん、お2人とも1時代を見事に築いた。
そして、この時代は、まだ安全神話が十分に生きていた。
だからできた作品だった。
今は今なんだけど、私は赤川さんのこういう女子高生が機関銃をぶっ放すようなミスマッチの組み合わせの話が好きだ。
あり得ないシチュエーションからドラマが生まれるみたいなね。
あ、それからとても不思議なことがあるんだけど…。
映画の「セーラー服と機関銃」のラストシーンが新宿の雑踏の中なんだけど、ここで不思議なものが映っている。
心霊関係じゃないけどね。
私にだけ不思議なこと。
私が映ってる。
もちろん本当に私じゃない。似た他人だ。年齢も全然違うしね。
でも本人が見て似てるって思うんだから、似てない?他人が思うんだとまた違うと思う。
なんでだろう。
ある時気付いてから、この映画は私にとってとても不思議な映画に昇格してます。
映画としては薬師丸人気に乗っかってヒットしたと思う。
でも賞をとったかと言えば、なかった気がする。
アイドル映画と言われてたように思う。
アイドル映画にしては、えぐい気がするけどね。
とにかく作家の赤川次郎氏はこの1本の映画で一躍人気作家に踊りだ出た。
長澤まさみさんでドラマ化されたので、内容をご存じの方も多いだろうが、敢えて簡単に紹介すると
ある日、高校生の 星 泉(薬師丸、長澤両氏の役名)の父親が空港で事故で亡くなる。
その悲しみも覚めないうちに父の愛人と名乗る怪しげな女・マユミが現れる。彼女は父親からなにかあったら、泉と一緒に暮らしてくれという手紙を持っていた。
そこへ、泉の通う高校にやくざが現れる。泉を迎えに来たのだ。
そして、血筋から行くと、泉が目高組という正統派の弱小やくざの組長の血を引いている。組長に襲名してくれと頼まれる。
一旦は断るが、成り行きで断り切れず、高校生の少女がやくざの組長になる。
そして、組に機関銃を乱射されるは、マンションは荒らされるは、それと共にマユミと名乗った謎の女も消える。
刑事が1人やってくる。あの女は前科持ちの偽物で、亡くなった泉の父親はクスリの運び屋だったというのだ。
そのクスリはやくざの大元締めとも言うべき太っちょのもので目高組にクスリ・ヘロインを横取りされたと思っているのだ。
そして組員が1人1人殺されて行く。
我慢できず泉は組員の為に立ちあがる。
というのが、主な内容だ。
長澤まさみさんでドラマ化された頃、これはやれるのか?と思ったけど、現代風に見事にアレンジしてましたね。
だって、80年代だったと思うけど、この映画ができた頃は女子高生がクライマックスで機関銃をぶっ放すっていうのは、絵空ごとで、物語としては通用したが、ドラマ化の頃は、これ以上の事件がバンバン起こる時代になっていた。
間違っても機関銃ぶっ放して「か・い・か・ん」なんて言える時代じゃない。
薬師丸さんは角川映画の看板だった。
元々は「野生の証明」(森村誠一:原作)の映画化の際のオ―デェションで選ばれて芸能界入りした。
この「野生の時代」のヒロイン・頼子役の時、選ばれたがいろいろ裏話があるらしく、つかこうへい氏もそれを書いている。(多分、「つかこうへいの腹黒日記」 角川文庫 だと思う)
それを書くと長くなるので、探せばネットでも出てきます。
でもその前に、事実かどうか判らないけど、元々お芝居をやりたいねと言っていてどこかの劇団でも受けてみようかと言っていたところに薬師丸さんが友だちと神社で待ち合わせしてた時にスカウトされたのが最初だと言われている。そのあと当時飛ぶ鳥も落とす勢いだった角川春樹氏に紹介され、このようになっていった…。
スターとなるべくして、選ばれた人だったわけだ。
今でもいいお母さん役で十分人気城優である。
しかし、元にあったのは赤川次郎氏の「セーラー服と機関銃」(角川書店、主婦と生活の友社)の存在だ。
どの作品をとっても金太郎飴のような作品と揶揄されながら(どの話も似たような展開だということ)大量生産できる稀有な作家で見事ベストセラー作家として長い間驀進した。
この人も時代に呼ばれた人のように思う。
ちょうどでてきた頃は社会派とか本格派などのミステリーが市民権を獲得した頃で(それまでは実にマイナーな部門だったわけだ)そこへ、そういう硬い作品とはまるで違う童話のようなフランス映画風な作風の作家が出てきた。軽い遊び心のある作品が好まれた。
時代的に経済高度成長期がひと段落した頃(?)だったので、こういう軽いミステリーが受ける土台ができていた。
そこへぴたっーーとハマったのが赤川氏だったわけだ。
まさに時代に呼ばれた人だと思う。
そういう軽い作風も相まってアイドル映画の原作に多様されるようになり、人気はそれこウナギ登りで…私の表現も凄い古くなってますけど…ベストセラー作家として君臨し続けた。
でも本人が出てくることって本当になかったですね。
今もお子さんがいらっしゃる筈だけど、特にこういう業界にいるわけでもないらしく一切話を聞かない。
赤川さん、薬師丸さん、お2人とも1時代を見事に築いた。
そして、この時代は、まだ安全神話が十分に生きていた。
だからできた作品だった。
今は今なんだけど、私は赤川さんのこういう女子高生が機関銃をぶっ放すようなミスマッチの組み合わせの話が好きだ。
あり得ないシチュエーションからドラマが生まれるみたいなね。
あ、それからとても不思議なことがあるんだけど…。
映画の「セーラー服と機関銃」のラストシーンが新宿の雑踏の中なんだけど、ここで不思議なものが映っている。
心霊関係じゃないけどね。
私にだけ不思議なこと。
私が映ってる。
もちろん本当に私じゃない。似た他人だ。年齢も全然違うしね。
でも本人が見て似てるって思うんだから、似てない?他人が思うんだとまた違うと思う。
なんでだろう。
ある時気付いてから、この映画は私にとってとても不思議な映画に昇格してます。