藤田ひろみのブログ

心豊かなまちづくり 苫小牧市議会議員 藤田ひろみ

「食は命」

2010年11月09日 | インポート


食欲の秋到来。「食はいのち」と古来から言われている。「食」をはぐくむ人こそ、最も尊い命を守ってくれている方である。北海道の耕地面積は全国の4分の1もある。日本の命を守り育んでいるのは北海道とも言われている。報道によると、政府はTPP交渉への参加方針を閣議決定したという。道農協中央会、道経連、道消費者協会はTPP参加反対を表明し、今後はオール北海道で反対行動を展開していく構えとの報道もあった。また、道議会でも全会一致でTPP不参加意見書が可決された。

民主党は食料自給率を50%に引き上げると言っているが、TPP参加で14%に減少するとも言われている。貿易自由化は経済にとっても重要なことだが、第一次産業を守り、発展させることが食を守ることになる。農業・漁業政策などを充実させたうえで、農水産物は関税撤廃の対象から除外するなど、政府はTPP交渉参加の前にやるべきことはたくさんあるはずだと思う。

インドの「緑の革命」の父、スワミナサン博士は「農家の幸せな笑顔が、その国の幸福を決める」と語っている。日本の食料基地ともいえる北海道の第一次産業を守ることが、食を守り、命を守ることになるのではないか。