28日の視察2日目は、兵庫県西宮市から移動して群馬県の太田市に行って来ました。視察テーマは「太陽光発電システム導入奨励金制度」についてです。太田市役所は市庁舎の硝子に、太陽光発電パネルを設置して、CO2削減効果を目で見えるように、庁舎1階に発電量などの数値が紹介されています。奨励金制度は、平成13年から開始して現在までに1079件の交付がありました。設置後2年間は、定期報告書の提出が求められています。特に交付金は奨励金として太田市金券を支給して、市内の商店街活性化にも役立てておりました。苫小牧市は本年から設置への助成が始まりますが、上限20万円で5件分となっており、環境対策への意識の低さを実感しました。
説明終了後、「パルタウン城西の杜」を視察しました。ここでは太陽光発電システムの普及拡大に資することを目的に、、PVシステムが特定の配電系統に集中連携された場合の、システム性能や、配電系統への影響を明らかにするとともに、汎用的な対策技術を開発する(予算総額97億円)というもので、PVシステムを全額国の研究費で設置し、発電した電気は住民が使用できるというもので、住民協力として、屋外収納庫の設置や、検証の実施などがあります。現在758区画を販売して、その内553区画が太陽光発電パネルを設置している。この他にもスーパーエコハウスを設置して環境学習の場としても活用されている。パルタウンでは、ほとんどの家が太陽光発電パネルが設置してあり、スーパーエコハウスから見た風景は圧巻でした。ちなみに案内していただいた職員の方が、非常に優秀で、何を聞いても、即座に、丁寧に答えてくれたことに感動しました。職員の皆様、ありがとうございました。