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コロナ治療薬

2021-09-14 | 日記

新型コロナ感染のゲームチェンジャーとして、ワクチンと並んでコロナ治療薬開発が注目されている。その中でも、取り扱いや投与・服用が簡単だからという理由で、「経口薬・内服薬」の開発が望まれているという。だが、なぜかコロナ発生後一年半を経過しても、「噴霧・吸引薬」に言及した報道やコメントを全く耳にしたことが無い。まず上皮細胞に感染して広がるコロナウイルスの場合、外部から上皮に噴霧投与する方がはるかに効果があると思っているのだが・・・。

 さらに、噴霧や吸引であれば鼻や気道・呼吸器系で局所的に有効濃度に達すれば良いので、体内に入る薬の総量は少なくて済むが、経口内服薬は確かに投与・服用は消化管で吸収されて血管に入り全身的に薬の有効濃度を上げることになる。当然、全身的に行き渡る内服薬は、目的とする組織・臓器以外にも影響を与え、感染と無関係な臓器への副作用が出る確率も高くなるはず。インフルエンザにおいても、かつて内服薬のタミフルなどが注目されていたが、今は経鼻投与の薬を一回投与するケースが多いのではないかと思う。

 いくつかの副作用も取りざたされているRNAポリメラーゼ阻害剤の内服を待望する発言も出る中で、全身的影響の少ない鼻腔や舌表面への局所投与について全く触れられないのが何故なのか、理解に苦しむところだ。鼻や舌の粘膜上皮で薬がウイルス増殖を阻害するだけの濃度に達するまで全身投与するよりも、鼻や舌の粘膜でだけ薬の濃度が高くなるように局所投与した方が効果も早いし全身への影響(副作用)は少なくて済むと考えるし、鼻や舌への局所投与は全く難しくはないのだから。

 他にも、海外の大手製薬メーカーがこれから治験を始めるという薬の開発のニュースが大々的に取り上げられるのに対して、既に一年前から有効性の報告があり厚生省が使用を認めてもいるイベルメクチンについて聞く機会が極く限られているのも不思議。そこには単なる報道・マスコミの怠慢や勉強不足だけではなく、何となく不可解な事情がそこに絡んでいるのかもと勘繰りたくなるのは、やはり自分がひねくれているせいなのだろう。