愚ダメ記、真誤付き、思い津記

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総裁選

2021-09-10 | 日記

コロナ感染拡大による多くの問題が未解決の中、総選挙を前にして与党の総裁の椅子を巡る争いが世論を賑わしている。政党が政策実行を目的とした集団であるならば、その政策の良し悪しを巡る考え方で意見の相違が起きるのは当然、政策論を同じくするグループ相互の間での ”派閥争い” が起きるのは全く問題ないと思っている。しかし、その争いの内容が「○○は△△を嫌っているから」とか「個人的には○○は△△を恨んでいるから」というように解説されるようになると、果たしてそれは政党というものの有り方としてどうなのか?と疑問を投げたくなる。

 総裁選挙への立候補者たちは確かにそれぞれの「政策」を掲げては居るのだが、政策がどこまで実行されたか?という検証が如何にも甘い国においては、政策の違いよりも大物政治家同士の好き・嫌いの方が、過去の政局の動きを良く説明できてしまうのだろう。目指した目的地に辿り着いたかどうかを検証しようとしないこの何ともおかしな国が、未だ「経済大国」などという過去の一時的な幻想にすがって未来を見続けようとするならば、我々は再びガイドの無い航海へと迷い出てしまったことを思い知ることになるかも知れない。