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2023年度<合格体験記>(40)(16:30~17:30)(カレーライス)(英語)

2024年02月16日 14時10分36秒 | ●2023年度<最終合格体験記>
2023年度<合格体験記>(40)(16:30~17:30)(カレーライス)(英語)

●英語(メルマガ読者、無料動画利用者、無料教材利用者、<傾向と対策シリーズ>利用者、<2次セミナー>利用者)

【1】受験の動機
もともとTOEICLRで985点を取るなど、英語は人よりもできると思っていたが、旅行系 youtuber を見て日本全国を旅し始めたところ、たくさんの外国人がローカル線に乗車しており、彼らを案内する需要があるのだと感じた。また、高校の世界史も勉強した結果、外国と比べて日本は独特のところがあり、日本について紹介・説明する事業は需要があると感じた。 
初めに起業することを考え国内旅行業務取扱管理者を勉強していたが、通訳案内士の資格を調べたところ、出願締め切り前日だったため、出願を決意した(ただし2019年のことで、長い道のりを経て合格することになる)。 

【2】第1次試験対策
(1)<英語>(TOEICLR945点により免除)  
通訳案内士試験は2019年、20年、22年、本年と受けていて(2021年は未出願)、TOEICの有効期限は2年なので、2回受けています。 
なお、2020年と22年の通訳案内士試験は2次面接で落ちてしまいました。ライティングやスピーキングの経験不足であったため、 
・文法書を勉強 
・スマホアプリ・ELSA SPEAKにて、発音を矯正 
・英検準1級(合格)、1級(2次面接不合格6回連続)、TOEICSWなどを受験
 などを経ています。 
TOEICSWのWは今年の通訳案内士出願後に170点になり、こちらも通訳案内士試験免除基準に到達しました。 
 
(2)<日本地理>(総合旅行業務取扱管理者による免除)  
・2019年に通訳案内士一次試験通過 
・同年国内旅行業務取扱管理者取得 
・2020年国内旅行業務取扱管理者免除を利用して、総合旅行業務取扱管理者取得 
 
旅行業務取扱管理者は地理の免除科目ですが、旅行業法が入っているとのことで、通訳案内士一次試験の科目・通訳案内の実務と内容は重複しております。 
(2022年では50点中4問12点もこの分野が出題されております。) 
 
小生は宅建(不動産会社や建売業者の業務に必要な不動産関連の法律の理解を問う資格)の資格を保有しておりますが、旅行業法と宅建業法は似通っているため、1、2ヶ月程度の勉強でそれぞれ取得できました。 
旅行業法の資格を2年連続で勉強しましたので、これは大きかったと思います。 
 
(3)<日本歴史>(歴史能力検定2級により免除) 
2019年に取得しました。 
通訳案内士試験を初めて受けた2019年に日本歴史の試験は不合格でした。 
そのため、1か月ほど勉強して歴史能力検定を取得しました。 
内容は高校の日本史に沿っていますので、高校の日本史のテキストを繰り返し読みました。 
ただそれだけでは過去問を解いてもギリギリ合格に届かなかったので、直前に一問一答をある程度やり、ギリギリ合格となりました。 
 
(4)<一般常識>(2022度39点で合格) 
2019年に一度受かっていますが、免除が切れたため2022年に再受験になりました。 
この年は観光白書の完全版を2年分、さらには決定版資料のこの3冊をハローカラー印刷サービスで使いました。 
それを読み、過去問を解くのを繰り返しました。 
前述のように、宅建を取得していますが、宅建だとテキストを読んで過去問を解くのを6回繰り返すのが合格のコツと言われます。 
それで私はこれを真似して取り入れ、5回しかできませんでしたが、なんとか合格しました。 
ただ日光東照宮に行っているのに、五重塔を選べないなど、やや苦笑しているところもあります。 
それと前日になって動画を視聴していましたが、コラムからの出題が多いというのは確かにそうで、この年はAT(アクティビティーツーリズム)が出題されていました。 
決定版資料だけでは難しく、やはり観光白書の完全版を読まないと受からないと思います。 

(5)<通訳案内の実務>(2022度42点で合格) 
こちらも免除が切れ、2022年に再受験しました。 
観光庁研修テキストはハローカラー印刷サービスを使用し、傾向と対策は iPad Pro で閲覧しました。 
これも観光庁研修テキストを読み、過去問を解くのを繰り返して5周させました。 
前述しましたが、旅行業法の出題が25%程度になっており、通訳案内士を実際に行う上では、旅行業務取扱管理者の知識はあってもいいかと思います。 

【3】第2次試験対策
●試験官の特徴
①日本人試験官の特徴:
40代の女性で、笑顔が印象的。普通体形。

②外国人試験官の特徴:
おそらく米国人で、40代くらいの普通体形。思ったよりフレンドリー。

●試験官からの注意事項など
特になし。遅い時間にもかかわらず、試験官の人はあまり疲れている感じではありませんでした。

●プレゼンのテーマ
①稲荷神社←これを選択しました!
②日本の国立公園
③コミックマーケット

稲荷神社は、産業や商業、ハーヴェスト(収穫)の神を祀っている神道の神社です。例えばデパートの上などにこういった神社があります。
ところで、神社と神道について説明をしなくてはなりませんね(ここで初めての外国人を想定して神道とは何かに話題転換)。神道は日本古来の宗教で、多神教です。寺の僧(これは言い間違えて取り消し)、侍、かつての天皇、学問の神様、貴族、海の神様など、さまざまな神を祀っています。このような多神教であることを西洋の人は面白がるようです。
そして、有名な稲荷神社といえば、京都にある伏見稲荷大社です。京都は日本の中心にある古都です(注ここは意識をして京都の説明を挿入)。2キロ、それ以上続いている神道のゲートである鳥居で有名です。鳥居は上に2本の上下の柱、そして上を2本の柱が交差しています。(注:鳥居も説明しないとまずいと気がつき、「日本的事象英文説明300選」から取りましたが、さすがにボリュームが多くなったのでこの辺で2分になりました)この鳥居が、山の上まで2キロとか続いているわけです。鳥居は(この辺で時間)悪魔(evil spirits)からのbarrierになっているものです。日本に来たら、ぜひ神社を観光してください。

英訳(ChatGPT)
Inari Shrines are Shinto shrines that enshrine deities of industry, commerce, and harvest. For instance, you can find such shrines atop department stores. Now, let me explain about shrines and Shinto, assuming this is the first time for a foreigner hearing about it. Shinto is an ancient Japanese religion that is polytheistic. It enshrines a variety of deities, including samurai, past emperors, deities of learning, nobility, and sea gods. Westerners often find this polytheism intriguing.
Speaking of famous Inari Shrines, Fushimi Inari Taisha in Kyoto is well-known. Kyoto is an ancient capital located in the center of Japan. The shrine is famous for its Senbon Torii, gates of the Shinto shrine that extend over 2 kilometers. The torii gates consist of two upright posts with two horizontal bars across the top, intersecting. These gates continue for over 2 kilometers up the mountain. The torii serve as a barrier against evil spirits. When you visit Japan, please make sure to tour the shrines.

●プレゼンの後の試験官との質疑応答
(試験官)東京でおすすめの神社はあるか(注:稲荷神社とは言わず神社)
(私)明治神宮がよいかと思います。少し東京の西側にあります。
(試験官)それはいつ建立されたか?
(私)すみません、覚えていませんが、19世紀後半以降だと思います。
(試験官)それは明治天皇の死後か?
(私)たぶんそうだと思います。(この辺はもう少し勉強しておくべきでした)

●外国語訳の日本文
日本の独特の食文化にカレーライスがあります。それはウマミとコクがあるカレーライスと、肉、野菜など様々な食材を使っているのが特徴です。家庭からレストランまで幅広く食べられています。

Japan has a unique food culture that includes curry rice. Characterized by its umami and richness, curry rice is made using a variety of ingredients such as meat and vegetables. It is widely consumed everywhere from homes to restaurants. 

●<条件>
40代の夫婦で、明日が帰国日である。奥さんはそれほどではないが、旦那さんはカレーライスが食べたがっている。
(一週間くらい旅行したと書かれていたと思います)

●<シチュエーション>
奥さんはそれほどこだわりがないが、旦那さんは朝食にご飯と魚など、飽きてしまっている。帰国する前にどうしてもカレーライスが食べたい。なにか良い提案はできないだろうか。

●<条件><シチュエーション>に対するあなたの回答
まず基本に立ち返って、
・カレーライスといってもいろいろな種類がある
・個人経営、チェーン店などかなり多彩な営業のスタイルがある
・スマホのGoogle Mapを使うと口コミがわかるし、カレーライスの画像も掲載されているので、それを見ることを提案する
・(これは質疑応答を始めてから気がつきました)食べ物なので、相手が宗教上の制約がないかを確認しなくてはならない
・(これも質疑応答中に気がつきました)カレーうどんもあると説明をしたが、ガイドの立場からすると、うどんが何なのかも説明する必要がある(300選からとりました)
などを意識しました。これにより、
・通訳案内士の立場にたって答えている
・カレーライスの種類、ビジネスモデルなど、日本の基本的なビジネスの概要を説明することにした
・一次試験で観光白書を見て、外国人には食の制限がある可能性があると勉強したことを思い出した
・うどんなど、お米(ライス)を使わないものがあることを説明をする

多要素をふんだんに盛り込みました。
ちなみにCoCo壱番屋では、カレーラーメンもあるそうです。

●試験官との質疑応答
(試験官)(かなり長くシチュエーションの説明をしている)
これまで1週間くらい日本にいて、朝食にご飯や魚などを食べていたが、さすがに飽きてしまっただ。妻は別に何もいっていなかったが、明日の帰国をする前に僕はカレーライスが食べたいのだが、何かよい案はあるか?(男性の面接官がフレンドリーなので、だんだん日本人女性面接官もだんだん笑顔になってくる)
(私)まず、カレーライスといってもたくさんのレストランがありますね。スマートフォンがあるので、こちらでgoogle mapを使うと、カレーのお店がたくさんでてきます。それをGoogleマップで一緒にみながら、どれがいいかを選んだらいいでしょうか。
(試験官)どんなカレーがあるのか?
(私)かなり種類があります。フランチャイズのチェーンもありますし、個人で経営しているところもあります。あ、そうカレーといってもスープカレーというのもあります。カレーはかなり種類が多いですね。すいません、ところであなたはベジタリアンですか?
(試験官)いえ、僕は何でも食べますよ。肉、魚、野菜何でも食べますよ。
(私)そうしたら、種類が多いので、一緒にスマートフォンで調べてみましょう。ポーク、魚、野菜など様々なカレーライスがあります。
(試験官)わかりました。
(私)あと、言い忘れましたが、ライスではなく、うどんを使った(white noodle made from wheat flour と「日本的事象英文説明300選」をそのまま説明しました)ものもあります。それと空港にもレストランがある可能性があります。
(試験官)わかりました。

最後のうどんの説明は補足として必要と判断して入れました。また、たくさんカレーの種類、経営方法、出店の場所があるという知識を伝えることに重点を置きました。
試験終了後、外国人男性面接官から、ココ壱番屋のカレーをぜひ食べてくださいと言われました。かなり笑顔のうちにうちに終わりました。

●ご自分の勉強法
2019年に初出願、2020年、22年に2次で落ちており、3回目の2次でした。
私が2回も二次で落ちた理由は、英語のスピーキングの練習不足で、スピーキング力が欠如していたことにあると思います。
TOEICL&Rは985点をとったことがあります。しかし、英検1級も、1次はすんなり通るものの、二次は5回受けてもいまだに通らず、TOEICのSW試験についても、Wは通訳案内士の免除点数にあるものの、スピーキングはかなり低いです。
このため、スピーキング力を鍛えるべく、
・TOEIC SWテストを受ける
・英検の単語集を準2級から準1級まで和文英訳する
・発音をELSAアプリで鍛える(試験当日も20分やっており、現在英検1級より上のレベルだと評価されています)
・フィリピン英会話を毎週50分行う(ウィリーズというところで、英検準1級、1級の内容をやっていました)
などを行っていました。

また高校の同級生のお父様がJTBの職員で、インバウンド担当をやっていらしたのですが、一度訪日外国人ツアーに参加したほうがいいといわれました。
そのため、京都にて:
(1)二条城の京都市公認ガイドの英語ツアー
(2)JTBの京都市内1日観光ツアー
の2つを11月に受け、英語の様子や、説明の様子を勉強しました。

(1)の京都市公認ガイドの方は、様々な図表を使って説明をしていましたが、天皇一家の菊の家紋を図で説明したり、松が長寿のシンボルなのは、一年中緑を保っているからだと知りました。英語をゆっくりと話されていて、おそらく試験やガイドの本番でもそれで大丈夫かなと思いました。

(2)のJTBの方は、年配の男性で、交番が木造であったり、石造りであったり、「手」という漢字を実際に自分の手で説明するなどしていました。それと神道が複数の神がいるという説明をしていたため、それは今回のスピーチに流用しました。

この時点で通訳案内士の勉強には取り掛かれていませんでしたが、「300選」の内容が重要であると感じていました。
これ以外にANAマイルをたくさんためていましたので、これまでに
・さっぽろ雪まつり
・秋田の大曲の花火大会、函館
・秋田の竿灯まつり、青森のねぶた祭、弘前のねぷたまつり
・仙台の七夕祭り
・山形県の酒田
・日光東照宮
・高山
・京都の時代まつり、祇園祭
・法隆寺ライトアップ
・錦帯橋、道後温泉
・別府や湯布院
・黒川温泉
・阿蘇山
・唐津くんち
・桜島

など通訳案内士の勉強を始めてから、各所に出かけております。百聞は一見に如かずで見ているのもプラスになったと思います。

このような背景で3週間前より、「300選」を心の中で和文英訳する作業を始めました。これは去年もやっていましたので、今年はすんなりと入りました。リスニングもしましたが、とりあえず「300選」和文英訳を18周くらいできたと思います。
また外国語訳はこれまでに対策をあまりしていなかったので、過去問をネットで探し、スマートフォンブラウザの読み上げ機能を使って、何年分かを解きました。
リテンションが過去の試験ではうまくできていませんでしたが、今年は英検の単語集で和文英訳を繰り返したせいか、リテンションができるようになっていました。
またこの外国語訳の過去問は、プレゼンの内容にも使える良い内容が多いと思います。さすが国家試験です。

(下記を利用しました)
2023年度<2次セミナー>(YouTube)
「日本的事象英文説明300選」
「日本的事象英文説明300選」の音声ファイル(無料)
<合格体験記>のまとめ(2018年度~2022年度)
<2次レポート>のまとめ(2018年度~2022年度)
ガイドマニュアル(富士・箱根ツアー、日光、鎌倉・横浜ツアー)
2023年度<模擬面接特訓>受講の感想のまとめ
ハッピー・ガイド・ナビ(Happy Guide Navi)(第2次口述試験攻略法)

【4】メルマガ、動画、教材、セミナーなどで役に立ったこと
長年1次試験の資料を含めて様々な情報にお世話になりましたが、本年二次試験は300選を繰り返すことに集中していました。このようにやるべきことを絞ったことが勝因だと思います。

【5】ご意見、ご感想、ご希望
4年間程度勉強をしましたため、各種資料を閲覧し大変参考になりました。
初年度はよくわからなくても、何回か受けなおして資料を見るうちに、身に染みるように感じていました。今後こういった恩を外国人に与えることができればいいなと感じております。

【6】今後の抱負
旅程管理主任者の取得なども必要ですが、それ以外に
・英語力強化(英検1級、TOEICSWの受験など)
・世界史の勉強
・動画やホームページの作成(外国人が日本を知ることができるようなものを作りたい)
などをしたいと思っております。
最近はスマホアプリで英語が学習できるなど、学習系もかなり進歩してきていると思っていますので、有効活用したいと思います。

【7】我、かく戦えり!
(1)私の<1次レポート>(2022年度)(34)(英語)
(2)私の<1次合格体験記>(2022年度)(46)(英語)
(3)私の<2次レポート>(2023年度)(27)(カレーライス)(英語)

【9】<通訳案内士業界の真実>受講(2023年1 月25 日)
本日の特別講演会「通訳案内士業界の真実」では、まず、他の参加者の方の年齢や志望動機がわかったことが大変勉強になりました。こういう集まりはなかなかないので、大変貴重でした。
また、業界の動向についていろいろな説明をお伺いでき、大変参考になりました。
以前にツーリズムEXPOジャパン(東京ビッグサイトやインテックス大阪で開催するような旅行関連業界の見本市( https://www.t-expo.jp/ )に参加した際に、旅行業者に対してどのような苦情・裁判があったかという業界関係者向けのセミナーがありました。
旅行業者を主要顧客にしている弁護士法人の方が講演をしており、旅行業者は裁判の事例が非常に多いとのことで、(大阪の弁護士法人の方だったので)トラブルの実例を漫才風にして3例ほど実演されていました。
旅行業法でも旅行業協会の紛争解決のあっせん制度が規定されているほどです。旅行業者としても訴訟で赤字になるリスクがありますし、損害賠償を通訳案内士に丸投げをしないと利益が出なくなる可能性は大いにあると思います。
これ他、語学力も当然重要になりますので、さらなる研鑽を積んでいきたいと思います。本日は貴重なお時間をありがとうございました。

【10】<合格体験談>
https://youtu.be/C8OJZicZ8fs

以上


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