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旅程管理主任者の資格を取りたいのですが。。。

2018年10月04日 21時19分54秒 | ●通訳ガイドに関する質疑応答コーナー

<質問>
旅程管理主任者の資格を取りたいのですが。。。

「プロデビュー前に旅程管理主任者の資格を取ると良い」とのことで、是非取りたいのですが、エージェントや旅行会社等に所属していることが、この資格を取るための前提条件ではないのでしょうか。
特にバス添乗実務を受けることは難しそうに思えます。 
ガイド団体の中には、この資格の取得ができることをアピールしているところもあるようですが(GICSS, IJCEEなど)  そういう団体に所属しないで、エージェント回りをする前に資格を取る方法はあるのでしょうか。

●セミナー講師Xさんの回答
まずガイド団体に所属する必要はありません。私自身どこにも所属せずに旅程管理主任者の資格を取得しました。
次にエージェント・旅行会社に所属しなければならないかという点ですが、資格だけであれば日本添乗サービス協会TCSAで研修を受ければ取得できます。この場合、主任者証は発行されません。主任者証は旅行会社や添乗員派遣会社に所属している人に発行されるからです。但し、この場合の所属とは、限られた期間の雇用も含まれ、業務中は旅行会社との雇用契約が結ばれますから主任者証は発行されます。
旅程管理主任者の資格は、一度取得すれば半永久的に有効なので、主任者証に固執する必要は無いでしょう。
ただ資格だけが欲しい場合や添乗の知識・技術を学びたいだけならば、所属する会社にはそれほど拘る必要は無いかと思います。しかし(先日も申し上げましたが)、ある旅行会社や添乗員派遣会社で研修を受けるとその会社の仕事しか引き受けることが出来ないので、添乗の仕事もするつもりであれば、きちんと仕事を割り振ってくれる会社なのかどうかしっかり確認するようお勧めします。
仕事をくれない会社で研修を受けてしまうと、仕事を得るために別の会社で研修を受け直さなければならないので、お金も時間もかかります。
添乗の仕事もしたい、でもどこの旅行会社に所属するべきか分からないという場合は、TCSAで研修を受けるのが良いのでは無いかと想像しております。上記の通り、他社で研修を受けた人を自社で使う会社は有りませんが、TCSAでの研修は恐らく中立的なので、複数の旅行会社に研修無しで所属出来るのではないでしょうか。その場合、主任者証も所属会社ごとに複数発行されます(TCSAで資格を取った人を各旅行会社が研修無しで実際に雇用するのかどうかの現実を知りませんので、この方法が通用するかどうかは未確認です)。

●上記をご覧になったTCSAの方からのコメントです。
TCSAで受講できるのは派遣会社に所属されているか、旅行会社に(契約形態は問わず)所属している方のみです。
なぜかと言うと、旅程管理は受講したが、実務(バス実務)などは出来ることが約束されてないと3年後には、受講したことが無効になるからです。
事前に実務が出来る派遣元か旅行会社を確保してから受講すると実務までスムーズで主任者証が発行出来るからです。
必ず派遣登録が先です。
大切なことは実務経験約束されてないと主任者証が出せません。

●セミナー講師Yさんの回答
旅程管理主任者の資格についてですが、私は新宿にあるトラベル&コンダクターカレッジという専門学校で取得しました。
かなり頻繁に開催していて予定が合わせやすかったというのが選んだ一番の理由でした。
大阪や名古屋、札幌、福岡でも受講でき、さらに6名以上になれば全国出張研修するとのことなのでそういう意味での利便性は高いと思います。
またどこかの旅行会社や団体に属さなくとも参加可能です。
ただ派遣会社や外国(多くは中華系)旅行会社の研修の一環として来られている方も多くいらっしゃいました。
私が受講した際の新宿校は

・座学
 →生徒の9割強が外国人(ほぼ中華系、わずかに他アジア系)
 →修了試験があるが、先生方がかなり的を絞るので落ちることはほどんとない

・旅行会社も保有している学校なので、バス添乗実務後その会社名で資格証も発行してもらえる。

・バス添乗実務研修
 →委託されている他の職業訓練クラスの方々と一緒なので半分くらいは日本人、年代幅広い
 →様々な役割りなど割り当てられ本当に実践的な研修
 →レポートの提出で終了

この学校を選ぶのも悪くないと思います。
ただ、このようなことをHPで載せ、実際研修でも多くの外国人学生に向けそのような語っているのでこうやって日本で中国人ガイドが増えていくのだろうと実感するところです。
http://www.tc-college.jp/course/ryotei_soui.html

以上


通訳ガイドに関する質疑応答コーナー

2017年01月19日 22時03分19秒 | ●通訳ガイドに関する質疑応答コーナー

●ご質問
東京に在住しておりますが、スペイン語の案内士の資格だけで、仕事があって食べていけるのでしょうか?
英語、中国語、韓国語などは今後も需要が伸び、仕事があると思うのですが、スペイン語の場合はどうなのでしょう?

●セミナー講師のご回答
スペイン語通訳案内士の資格だけで食べていけるのかと聞かれると、それは島崎講師が「通訳案内士で食べていけるの?」という質問に「あなた次第」とお答えしているのと同様
「あなた次第」だと思います。
実際スペイン語通訳案内士としての仕事だけで食べて行かれている先輩方がいらっしゃいます、不可能ではないということです。
もちろん英語、中国語、韓国語に比べるとスペイン語の市場規模は小さく今後もそれは変わらないでしょう。
しかし供給(通訳案内士数)も少ないです。
市場規模が大きく見える前述の3言語ですが、守戸清孝現地の添乗員や闇ガイドが本国内を案内するツアーなども多く、実際のところ市場規模(訪日外国人数)=需要(通訳案内士の仕事)にはなっていないでしょう。
その割合はスペイン語等他言語と比べても高い思います。
また供給も多いのでむしろ競争が激しく厳しいと思います。
それに比べスペイン語は、母国語とする国・人口は他の言語と比べても多いですし、スペイン語圏からの訪日外国人数の伸び率も良く、現地の旅行会社が日本を勧めてとの噂も耳にします。
そういう意味でスペイン語は強みがあると信じています。
ただもちろん専業で食べていくのは厳しく容易ではありません、私も食べていくべく奮闘中です。

以上


通訳ガイドは、ネイティブ並みの英語力(外国語力)が必要なのでしょうか?

2017年01月15日 07時59分47秒 | ●通訳ガイドに関する質疑応答コーナー

通訳ガイドは、ネイティブ並みの英語力(外国語力)が必要なのでしょうか?

百聞は一見に如かずと申します。一度、下記の外国人向けのツアーに参加して、通訳ガイドの現場をご覧になったらいかがでしょうか。どの程度の英語力が必要かご理解できると思います。

●JTBGMTが催行するサンライズツアー
http://www.jtb.co.jp/shop/itdw/info/

●JAPAN GRAY LINE(ジャパングレーライン)が催行する東京都内観光、富士箱根ツアー
http://www.jgl.co.jp/inbound/

以上



旅程管理主任者の資格は必要か?

2016年12月31日 04時15分28秒 | ●通訳ガイドに関する質疑応答コーナー

旅程管理主任者の資格は必要か?

<ご質問>

「プロガイドデビュー前に、是非、旅程管理主任者の資格を取ってください」とありますが、やはり必須でしょうか?

<回答>

理想を言えば、添乗員が別にいて、通訳ガイドはガイディング(説明)に専念できることが望ましいのですが、経費の面から、通訳ガイドの仕事の主要な部分が、実は添乗員としての仕事となっています。
具体的には、ツアーの場合、ホテル(予約人数、到着時間)、バス(到着時間)、レストラン(人数、時間)予約の前日確認、バゲージ・コレクション(バゲコレ)の指示、観光施設が開いているかどうかの事前確認、場合により、料金の回収などの仕事までガイドに課している旅行会社やエージェントもあります。
これがうまくいかないとツアーそのものが崩壊してしまいます。
通訳ガイドは、単に、「観光地で外国語を使って説明する知的な仕事」ではないのです。
旅行会社やエージェントは、添乗員としての基礎知識を持ったガイドを採用したいと思うことは当然であり、それはトラブル防止の安心感につながります。
ですから、通訳案内士の資格取得後、就活のために旅行会社、エージェント廻りをする前に、旅程管理主任者の資格を取得しておくことは、採用される上でかなり有利になるということです。
また、事前に旅程管理主任者の資格を取得していることは、あなたの仕事への真剣度と熱意をアピールすることにもなります。

●旅程管理主任者資格には、下記の二つの種類がありますが、通訳ガイドは、国内のみ添乗可の(1)国内旅程管理主任者で大丈夫です。

(1)国内旅程管理主任者 (国内のみ添乗可)
(2)総合旅程管理主任者 (国内、海外とも添乗可)

●旅程管理とは

旅行会社は「企画旅行を行う場合は企画旅行を円滑に実施するために国土交通省令で定められた措置を講じる」ことが義務付けられている。
この措置のことを「旅程管理」といい、具体的には以下の通りである。
(1)計画通りのサービスが受けられるよう旅行開始前に予約する
(2)計画通りのサービスが受けられるよう手続する
(3)計画通りのサービスが受けられない時に代替サービスを手配する
(4)団体行動をする時に集合時刻・集合場所などの指示をする

●資格を取得するには

国土交通大臣に登録された研修機関(日本旅行業協会、全国旅行業協会、日本添乗サービス協会、など)の行う旅程管理研修を修了し、かつ所定の添乗実務経験を有した者でなくてはならない。(旅行業法第12条の11)

●標準的な国内旅程管理研修のカリキュラム(二日間)

<第1日目>
09:30~11:00   旅行業法
11:10~13:10 旅程管理業務(国内旅程管理業務:実習含む)
13:10~19:40   旅程管理業務(国内旅程管理業務:実習含む)

<第2日目>
09:00~10:30   旅行業約款
10:40~12:40 旅程管理業務(国内旅程管理業務)
13:25~16:25   旅程管理業務(国内旅程管理業務)
16:40~17:25   修了テスト(旅行業法及び旅行業約款)(国内旅程管理業務)

●主な研修機関のホームページ

・一般社団法人 日本旅行業協会
http://www.jata-net.or.jp/

・一般社団法人 全国旅行業協会
http://www.anta.or.jp/exam/kenshu/ryotei_annai.html

・一般社団法人 日本添乗サービス協会
http://www.tcsa.or.jp/training/

・トラベル&コンダクターカレッジ
http://www.tc-college.jp/course/ryotei_gaiyo.html

●添乗員料金でいいですか?

通訳ガイドの料金を低く押さえたい旅行会社やエージェントは、しばしば、通訳ガイドに「今回は、予算が少ないので、添乗員料金でいいですか?」と値切ってくることがあります。
添乗員料金(一日)とは、安いと7,000円、高くても9,000円くらいで、有資格通訳案内士をバカにした料金です。
その場合は、「私の最低一日料金は、25,000円です」と言ってやってください!

(回答者)植山源一郎

 


会社をやめて、フランス語ガイドとして専念すべきかどうか?

2016年12月30日 21時48分26秒 | ●通訳ガイドに関する質疑応答コーナー

会社をやめて、フランス語ガイドとして専念すべきかどうか?

<ご質問>
今年度、1次、2次試験をフランス語で受験し、現在結果を待っている者です。将来この道で食べていけるようにしたいと考えています。
現在、ある会社で働いていますが、合格後、最初から今の仕事を完全にやめてガイドの仕事に専念すべきかどうか迷っています。アドバイス頂けますでしょうか。

<回答>
仕事を完全に辞めるのはかなり勇気が要りますし、確かにリスクは高いですが、将来的にガイド専業で生計を立てることをお考えでしたら、思い切って辞めてしまうことをお勧めします。

最初の数年はガイドだけで食べて行くことは難しいと思います。(デビュー後すぐに食べていける人もいるのかもしれませんが、私は知りません)
ガイドだけで自活出来るまでにどの位かかるかは不明ですので、ある程度の貯蓄が必要です。

しかし、辞めることで退路が経たれた時、人間は底力を発揮します。
また、主な収入源をガイドの仕事にすることにより、全精力をガイド業に集中でき、結果として仕事の質も高まると思います。

ガイドの仕事は他の仕事と両立出来る簡単なものでもありません。真剣にお考えでしたら、そして今のお仕事にそれほど執着が無いのであれば辞めて良いのでないでしょうか。

収入が足りないうちはガイドを副業とするのではなく、他の何かを副業と考え(例えガイドの収入の方が小さくても)、自分はガイドだという意識で頑張っていれば、いつか必ずガイド業で食べていけると思います。そう信じたいです、私もまだガイドだけで食べていけてませんので。(笑)

(回答者)セミナー講師(フランス語ガイド)平本真衣子

(植山のコメント)
この相談を見ていて「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」を思い出しました。


ボランティア・ガイドは「好きの搾取」で終わりますが。。。

2016年12月30日 16時20分16秒 | ●通訳ガイドに関する質疑応答コーナー

ボランティア・ガイドとプロガイドの違いとは?

<ご質問>
ボランティア・ガイドとプロガイドの違いは何でしょうか。

<回答>
ボランティア・ガイドは外国人観光客にガイド料金を請求しませんので、多少、外国語に難点があっても、知識が不足していても、「無料だから、まぁいいか」と許されるかもしれません。
しかし、これがプロガイドの話になると、ガイド料金の高い低いにかかわらず、お客様が満足できなければ、即、クレームとなります。
ですから、ボランティア・ガイドに慣れた人が、プロガイドをするときに、注意しなければいけないことは、「プロの世界の厳しさ」を十分に自覚して、仕事を完璧にこなすという強い意識を持つことだと思います。
ボランティア・ガイドは「好きの搾取」で終わりますが、プロガイドは、場合により、「損害賠償の対象」にもなりうるのです。

この6月に、クラブツーリズムのツアーでペルーに行った時の話ですが、クスコで、現地在住の無資格ガイドがいい加減なガイドをしたので、夕刻、日本からの添乗員とその無資格ガイドを前にして、私は「明日は、このツアーのハイライトのマチュピチュ観光です。できれば、きちんとペルーの歴史を勉強したことのあるガイドに変えてほしい。それができなければ、あなた(ガイドに向かって)は、これから、徹夜で、ペルーの歴史とマチュピチュについて勉強してきてほしい」とかなり厳しく問いただしました。
すると、ガイドは、泣きそうな顔をして、添乗員に「明日は、私でいいのでしょうか?」と言ったのですが、泣きたいのはこちらでした。
添乗員も、代わりのガイドがいなので、「リンダ、困っちゃう」状態だったのですが、案の定、マチュピチュでもいい加減な説明だったので、2時間半のツアーの後、政府公認のベテラン英語ガイド(ペルー人)を個人的に雇って(70米ドル)、炎天下、二回のツアー(合計5時間!)をしました。
下記は、その時に撮影したベテランガイドさんの動画です。
https://youtu.be/lHg_gtVS6Q0

プロの世界は甘くはありませんぞ!

(回答者)植山源一郎


これからガイドに挑戦しようという段階なのですが。。。

2016年12月30日 15時52分59秒 | ●通訳ガイドに関する質疑応答コーナー

これからガイドに挑戦しようという段階なのですが。。。

<ご質問>
ようやく子育てが一段落し、これからガイドに挑戦しようという段階なのですが、50歳を超えて、ガイド業界に飛び込もうとする際に必要な英会話力の付け方、営業力、まず最初にするべきことなどをご教授ください。

<回答>
そもそも、通訳ガイドとは、どのような仕事なのかを知ることが肝要かと思います。
そのための最善の方法は、JTBGMTなどが催行している外国人観光客向けの定期観光ツアー(自分の受験した外国語による)に参加することです。

●SUNRISE TOURS のホームページ
https://www.jtb-sunrisetours.jp/

営業力については、セミナーで講師が話すと思います。

(回答者)植山源一郎


地方での通訳ガイドの仕事の可能性

2016年12月30日 15時11分04秒 | ●通訳ガイドに関する質疑応答コーナー

地方での通訳ガイドの仕事の可能性

<ご質問>
将来的には北海道での開業を計画しています。地方での通訳ガイドの仕事の可能性についてお知らせください。

<回答>
中国語に関しては、上海から来航する大型クルーズ客船の寄港地である下記の港でいまだに爆買い現象が起きており、無資格ガイドの天国となっていますが、他の外国語の通訳ガイドの仕事は、圧倒的に、首都圏と関西圏が多くなっています。
首都圏、関西圏から地方に行く外国人観光客には、通訳ガイドが帯同するケースが多く、地方の通訳ガイドに仕事の依頼がなかなか来ない理由になっています。

今後、地方で通訳ガイドの仕事を受注する方法としては、インターネットを通じて集客する業者から、FIT(※)を中心とした仕事を受けることが主流になると思われますので、そのあたりの情報にご注意ください。

・博多港(福岡)
・長崎港(長崎)
・佐世保港(長崎)
・別府港(大分)
・鹿児島港(鹿児島)
・八代港(熊本)
・那覇(沖縄)
・付記:最近では、地理的な条件から、鳥取県境港にも、中国人観光客を満載した大型クルーズ客船が来航するようになり、山陰地方の活性化に貢献している。

(※)FIT(Foreign Independent Tour)とは、団体旅行やパッケージツアーを利用することなく個人で海外旅行に行くこと。Free Individual(Independent)Travelerともいう。

(回答者)植山源一郎


一人前の通訳ガイドになるには、どのようなステップを踏んだらよいのでしょうか。

2016年12月30日 05時38分40秒 | ●通訳ガイドに関する質疑応答コーナー

一人前の通訳ガイドになるには、どのようなステップを踏んだらよいのでしょうか。

<ご質問>
通訳案内士資格を取得しただけではプロとして活躍できるほどの実力は無いのが普通だと思いますが、一人前の通訳ガイドになるには、どのようなステップを踏んだらよいのでしょうか。新人であっても先ず旅行会社と契約するのが良いのでしょうか。

<回答>
一般的には、次のようなステップがあります。
(1)JFGの研修を受講して、通訳ガイドのイロハを学ぶ。
(2)旅行会社やエージェントの担当者とのアポを取って、必ず面接を受ける。(履歴書を送付しただけでは、絶対に仕事はこない)
(3)受けた仕事(特にはじめての仕事)は、断らずに、下見などをして、きちんとこなすこと。(初めての仕事を断ると、二度と仕事はこないものと思ってください)
(回答者)植山源一郎