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小説『通訳ガイド美桜の日本へようこそ!』読後感想文(その2)

2024年06月22日 07時21分55秒 | ●プレゼント企画
小説『通訳ガイド美桜の日本へようこそ!』読後感想文(その2)

島崎秀定氏著 小説『通訳ガイド美桜の日本へようこそ! ~プロポーズは松本城で~』無料プレゼント企画当選者の読後感想文(3)(4)(5)をご紹介いたします。

●amazonでの購入方法
『通訳ガイド美桜の日本へようこそ! ~プロポーズは松本城で~』(文芸社2024年6月1日発行)
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ASさんの読後感想文(3)
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●将来通訳ガイドを目指している方:
本書を読む前後で、通訳ガイドの仕事に対する印象は変わりましたでしょうか?
通訳ガイドの仕事に、これまで以上に魅力をお感じになりましたでしょうか?

【感想】
植山先生が受験勉強に取り組む心構えとして、「自分が通訳案内士として活躍する姿をイメージして日々の勉強に励みなさい」との教えに習い、プレゼント企画に応募しました。
本の中には、植山先生が都度メルマガで発信されるガイド業の実態(年収、繁忙期/閑散期、ガイドデビューの掴み方、現場での役割)が物語の中に自然な流れで織り込まれておりました。 現役のガイドの方にとっては「あるある」満載の物語であったのではと思います。
これからガイドを目指す私にとっては、「やっぱり、かなりハードルの高い職業なのだな」が第一の印象。
これまで、試験合格の為の勉強にフーフー言ってきましたが、試験合格は通訳案内士へのスタート地点に立っただけ。
実際にガイドとして役立つには、試験用の何倍もの知識の習得、経験の積み重ねが重要。 
また、最も重要なのは、現場においてお客様が何を求めているのかを察知するコミュニケーション能力だと理解しました。
物語は主人公の美桜が感動的なプロポーズを受けるのを予感させて終わりますが、その感動は彼女の数々の失敗、苦労を乗り越えて、そのあとの成功だからこその感激なのでしょう。
正直、試験に合格しても私自身が「ガイド冥利に尽きる」と心底思える領域に辿り着けるのかかえって不安になりました。
60歳を超えた私にとっては、主人公が辿ったような経験の積み重ねをするには時間がもなく、別の方法での通訳案内士をとったあとの成功の道筋を考えておく必要性を改めて感じました。
今年度より植山先生は、「通訳案内士資格を活かしたビジネス」の研究会を始められておりますが、私も試験合格後にその研究会に入らせて頂ければ幸いです。
最後に、今の仕事が上手くいかないと悩んでいる方へ、私自身もそうですが。 
その原因の一つにコミュニケーション下手があると思っています。
一般的にコミュニケーションを円滑に進めるポイントは、「相手の立場、主張の意図をよく考えて」とよく言われますが、そのままでは抽象的で実戦は難しいところです。 
物語にはその難しいところが、主人公の行動を通して具体的な事例として示されております。 
美桜の失敗は私にも思い当たることがあり、通訳案内士を目指す人だけではなく、一般の方にも「人としての成長を考える」本として読んで頂ければと思いました。

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MEさんの読後感想文(4)
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●現在、通訳ガイドをなさっている方:
美桜の現場での対応について、どうお感じになりましたでしょうか?
本書をお読みになって、ご自身の今後の仕事のあり方に参考になる点はありましたでしょうか?

【感想】
素敵な御本を早速頂戴して恐縮しております。自分が観光客の立場になったような気がして、楽しく直ぐに読み終えてしまいました。
私は、農閑期のみ(10月下旬~春先まで)長野県を中心にツアーガイドしている者です。
年齢的には美桜ガイドの親世代以上ですので、読み始め美桜が商社を辞めたりガイドを始めようとしている部分では、「今の若い人は・・・(苦笑)」といった気持ちも正直感じていました。
それこそ古くさい昭和の、今の社会には適応しない考えだとは思いますが、そういう部分が自分にもあることがわかります。
しかし、いざ美桜がガイドとして仕事を始め、失敗したり努力が報われたりする場面に差し掛かると、やはり同業ガイドとしてヒヤヒヤしたり、然もありなんと一緒に嬉しくなったりしました。美桜ガイドの初仕事での章では、遅刻なぞは私はしたことがないと妙な優越感を感じて読む内に、自分自身の初仕事を思い出していました。
私の初仕事は18年ほど前でしたが、FITで1人のご年配のレディのお供をして六本木の宿舎から松本、そして上高地という行程でした。下見、原稿作り等やるべきと思うことは全て準備して臨んだつもりでしたが、やはり色々な抜け落ちやハプニングもあり、行程を変更しての初日だったのを覚えています。
お客様の言うままにチェックアウト時間が遅くなってしまい旅程を押してしまったこと、新宿駅みどりの窓口の混み具合を甘く見込んでいたこと、あずさが倒木で止まってしまった際の対応に「待つ以外どうしようもない」で押し通してしまったこと等々、後から考えれば違う対処法があったと思えるものばかりです。
その中でも、自分で言いながら「これは言ってはいけない」と即感じたことがありました。
「私にとって今日は初めてのガイディングなんです」と言ってしまったことです。これをツアー終了後に言うのなら構わないでしょう。しかし行程が上手く行かない時に言い訳のように言い始めてしまい、流石に言いながら我ながら恥ずかしく、どうにか言い訳にならないよう誤魔化したことは忘れられません。
お客様も、ガイドに今日が初めてと言われた時には「So what?」と言わんばかりの顔つきでした。どうにか挽回することに努力して3日程の担当を終えたのは美桜と同じでした。
美桜ガイドと共にお客様対応を肌で感じる様に読む中で、ドイツ人夫妻からの質問への対応の場面では、「こういう場合は、明確には直ぐに答えられないけれどと断ってから思いつく限りの周辺情報を伝えて一緒に考えたりすれば良いのに」等と美桜に教えたい気持ちになりました。
そしてバスの運転手さんに良い提案をしてもらって助けられたり、はたまた同じ運転手に「調べてないの?しっかりしてくれよ」と非難されたり、それでも最後
には協力してくれたりという場面では、「そうそう!運転手さんと協力関係を保つことはほんと大切!」と共感したりしていました。
そして遂に美桜ガイドは、この本を度々読み返して手本にしようという程の、私の先輩格ガイドともなりました。
具体的には、*団体ツアーで新幹線乗車に乗り遅れたカップルへの対応;乗車する列車の周辺時刻同列車情報の把握をしておいてこそ美桜ガイドが咄嗟にとれた対応 
*お客様の国籍がわかっている場合のその国の情報調べ;これについては、実はどこまで自分にできるのか余り自信はないながらも 等々です。
勿論、各訪問場所に関して美桜ガイドが説明する基本情報も、自分でも説明した経験があるものであっても物語の中で再現してもらうことはガイドとしてとても興味深く有効でした。
最後に、私が最も頻繁にツアーガイドする場所でもある松本でのプロポーズの場面。
このエピソードに興味があり読み始めたのです。この場面は完全に娯楽小説として楽しみました!
天守閣の最上階から、地上の藤棚でのプロポーズとその成功場面を眺める親世代とガイド、物語の中の何人かと同じように、私も美桜に「松本城を提案してくれてありがとう!」と言いたい気持ちです。
正直なところ、気持ちの食い違いのあるカップルへの助言を引き受けてしまった美桜ガイドには「あちゃ~、どうするのよ?!」と、お手上げ状態を(共)感していました。
野猿公苑での滑落事故という、あり得そうで実は聞いたことも無いハプニングに助けられてプロポーズが成功するに至るのですが、多分、成功するべくして成功したのでしょうね。
通訳ガイドはお客様の人生の一部を垣間見るのだと改めて思いました。
実はガイドに限らず、様々な仕事上で顧客の人生に触れるということは日常茶飯事の筈ですよね。
その中でも、海外旅行という、生活の中でも明るい面に関わる通訳ガイドという仕事は、そのお客様の楽しみを増してあげるという意味で嬉しい、そして責任のある仕事だと思っています。
重ねて、この度は御著書を頂きありがとうございました。

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MUさんの読後感想文(5)
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●現在、通訳ガイドをなさっている方:
美桜の現場での対応について、どうお感じになりましたでしょうか?
本書をお読みになって、ご自身の今後の仕事のあり方に参考になる点はありましたでしょうか?

【感想】
島崎秀定先生
この度は、貴重なご著書を、発売日当日にサイン入りでプレゼントしてくださり、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
主人公の恋愛話の合間に、通訳ガイドの押さえるべき基本的観光地情報や、ガイド中に起こり得る失敗とそこからの学びが網羅されていて、通訳ガイド初心者には通訳ガイドの参考書になります。
主人公が単独でお客様に観光地をご案内する箇所は、ガイド経験の無いガイドが、実際のガイドを体感できるように、臨場感溢れるノンフィクションを織り交ぜてくださっていて、通訳ガイドの現場での在り方について大変参考になりました。

以上


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