マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

体重(肥満)

2010年03月16日 | 診療
なんともコメントしにくい話題ですが、この際ですので一言。

体重が増える理屈はものすごく単純です。
「必要以上に食べた」
これだけ。
どれだけ必要かは年齢、性別、生活、性格?などにより色々ですけどね。

我々大人でも食欲をコントロールすることは極めて難しいです。
なぜなら本能だから。
「食べたいのを我慢する」
これ以上のストレスはないかもしれません。
ましてや子どもが自分でどうこうできるわけがないのです。
だから小さいうちから大人が気をつけてあげなければなりません。

ちなみにうちの子、食欲が服来て歩いているみたいな子です。
晩御飯食べながら、「ねんねして、起きたらごはん!!」とのたまいます。
小さい体格の2歳児が食べる量ちゃうやろと思うくらい食べた後でも、
「みかん食べたい!!」です。
なんとかうまくごまかせるときはほとんどありません^^;
でも毎回ダメ!で泣かしてばかりもどうかと思うので悩ましいところです。

嫁が下の子の出産前に2ヶ月間入院して、じぃじばぁばに面倒見てもらった時に
急激に体重増えてあわてたものです。
「急におむつ入らなくなったやないかっ!!」と食事量減らさせたくらい。。。
あの時は油断してたというか、忙しくてどれだけ食べさせているかなんて
考えている余裕なかったですからね。
まあ体重は正直でしたよ。
食べさせすぎたらうちの子でも速攻太るんやねと。

祖父母の「かわいそう」がこれまた難題。
彼らには今目の前にいるかわゆい孫しか見えてません。
将来肥満に悩むかも?小さいうちから生活習慣病に?。。。
などと想像する余地なんて彼らにはありません。
あれもこれもと与えて喜ぶ孫がこれまたかわゆいのでしょうな。
外来でも祖父母が勝手におやつをあげて困るとよく聞きます。
同居や近所におられるなら本当に大変かと思います(うちは両家とも近くです)。
でも闘わないといけないのです。。。

あとは感覚の違いも大きいかもしれません。
我々の体重が1キロ増えるのと、10キロの子どもの体重が1キロ増えるのは同じなわけないですね。
じぃじ、ばぁばにはそのへんもしっかり説明したほうがいいのかも。。。

上の子にあげているものを下の子も欲しがりますよね。
兄弟が多いといちいち区別なんてやってられないでしょう。
悩み多きは食べるものですね。
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