Sydney Yajima


GSM会員希望者は下記のURLへお進みください。
http://www.gsm.jp/

そして懸念すること・・・

2010-05-08 11:34:07 | 世界情勢
このままだと、日本の国債が、割れることにはならないだろうか?

つまり、基本的に借金は、借金だということを 今回のギリシャは気付かせてくれた。
それが、レバレッジをかけてデリバティブをしている人間の深層心理にも大きく、不安として増大し、リスクを減らす動きをするべし・・・と防衛本能が働いたのかもしれず、また、それと同じ心理が、日本人の銀行、機関投資家にも働かないとは言えないだろう。

借金は借金だ。
そしてバランスシートを見れば、日本のそれは異常である。

このままでいいはずが無いというのは念仏のように毎回選挙でも言われるし、官僚も閣僚も言っているが、誰もパンドラの箱を開ける勇気がなく、放置している。

いずれ、大きな問題になることは分かっている。
何とかしなければならないと思っている。

分かっていることと、思っていることだけで、何とかなるなら、結構なことだが、実際には毎日 利息がのしかかり、日本人は、どんどんと無策の中で貧乏になっていく。
所得が増えないのは借金が多すぎるからだと、誰も言わない。

「そんなことを、心配しなければいけませんか?」
そんなことを言う人が居る。

心配しなくてもいいなら、借金は、平気で居られるかもしれないが、いずれ借りたものは返さなくてはならなくなる。返さなければ、ギリシャと同じことになる。

イギリス新首相

2010-05-08 11:06:55 | 世界情勢
イギリスの新首相の演説を聴いた。
景気が悪くなると、大抵の国は保守化する。
イギリスが混乱している移民政策はすべてEUのせいだとし、今後EUと距離を置くと言っていることでも、顕著である。

確かに、移民政策は安易におこなうと やけどをする。
オーストラリアでは多くの中東移民を受け入れ、ドラッグと殺人が増えたし、レバノン人とオーストラリア人の差別問題も顕在化した。

日本では、60万人を超す中国人が日本中にいる。
かつて、私はその危険性を指摘した。

それでも、まだ中国人なら、ある程度共通の理解を見出すことも出来よう。
韓国人となら、もっとラクに話し合えるはずだ。
だが、もし相手が、もっと文化圏の違うところからきていたら、やはり、難しい。

中東では私刑が行われる。
今朝のアラブのニュースでは、レバノンでは、5歳の女の子をレイプして殺したエジプト人が、小さく刻まれて車で町中引きずられたと言っていた。

どうだろう?

正義の尺度が違うということは、こんなところにもある。
確かに、5歳の子供をレイプし、殺した男は 悪い。だが、私刑を行う人間たちの残忍さも、正しいとは言えないと思うのである。私にも心情は分からないわけではない。だが、それでは法治国家の体面もへったくれもないではないか?


ぶっとぶ世界経済

2010-05-08 09:17:46 | 世界情勢
もうこれは、だめだな。
今朝、そう感じた。
ダウが、落ち続けている。
ここ4日で、700ポイント以上落ちた。

こんなに乱降下している。

昔、学生が集まる喫茶店があった。そこはサイフォンでコーヒーを沸かし、かわいらしいウエイトレスの女学生をカウンターの中におき、繁盛していた。
この喫茶店は、決してつぶれることは無いだろうと思っていた。
しかし、時代は変わり、その喫茶店はとうの昔になくなった。
その当時、かわいらしい女学生も、今は60歳近いおばちゃんであるのだから、時代の趨勢というのは、残酷なまでに、激しい。

昔 ソニーが元気だった頃、ウォークマンを猿が聴きながら目を閉じるコマーシャルがあった。なるほど、猿が何かを聞いているように見えた。だが、今は昔。もう、ウォークマンはなく、カセットテープレコーダーさえ、見ることは無い。

時代はどんどんと、置いていく。

とても残酷だが、アメリカが置いていかれるのは、時代から取り残されたからだ。

間違えたって?

2010-05-07 21:26:31 | 世界情勢
ダウが1000ポイント下がったのも、うっかりとミリオンとビリオンを打ち間違えたからなんだそうな。

へえー

そんな、馬鹿がそんだけの責任を任されて、トレードをしているのか?

もし、誰かが、言い訳を作ったとしてもあまりにも下手な言い訳で、そいつも馬鹿である。

シティバンクに調査が入り、それらしき男がトロトロと歩いて、わしが馬鹿をしましたと言ったとしても、信じないだろうな。
でも、世間を騙すのは結構 簡単だからなあ。

騙されたくなければ、本物を見抜く目を養うことなんだが、人への嫉妬でたいていの人は、
目が見えなくなっている。


欲望と、恐怖のハザマに生きる道を選んだら、そりゃあ、人生はすさんでしまうわなぁ・・・

現地採用

2010-05-06 19:35:39 | Weblog
日本人の英語のできないことは、今に始まったことではないが、問題は、出来ない人間が出来る人間に対して ひがむことである。
ひがんで、いじめる。
そして英語の出来る人間を海外駐留させるのはまだいいほうで、もっとひどいのは、英語の出来ない人間が駐留して、英語の出来る日本人を現地採用して、その出来る人間にいばりまくる。「俺は本社から来た」というだけである。

現地採用の人間はだいたい一匹狼なので、弱い立場だ。

現地採用が、実際はほとんどを動かしていたりするのだが、しかし、見返りを与えられることは少ない。

給料は本社から来た駐在よりもずっと安く激務につく。

本社から来た駐在は、本社のお偉いさんのほうを向いていればよく、男芸者をする。

こんな形で、世界中の商社は動いている

英語の勉強

2010-05-06 17:30:26 | Weblog
英語は話せないより 話せたほうがいい。
果たしてそうだろうか?

英語を話すことは、英國の植民地であることを意味する。

インド、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、みんなもともとイギリスの植民地だった。

イギリスは19世紀、まったく ロクなことをしてこなかった。
世界中に植民地を作り、奴隷貿易をし、そして中国ではアヘンを売り、戦争を仕掛けて、中東をズタズタにして、世界中の富を集めた。
今のイギリスがあるのは、そのときに集めた富があるからだ。
そして、徹底的に人種差別をして、それを正当化しつづけ、ありとあらゆる国に、英語を話せと強要した。

世界は英語を学び、英語は公用語となり、公用語でビジネスが行われ、そして、英語を話せないものは、人間ではないという風潮まで作った。

20世紀はアメリカが仕切り、英語がややなまって米語になり、日本人は、英語、米語を勉強したが、どちらもうまくいかなかった。
 
日本人が未来において、例えば、母国語のように、英語を話せるようになることは無いだろうと思う。なぜなら、日本人は植民地になった経験がないからだ。

それは、それでいい。

だが、片言でも、英語を話せるようになるならば、うまく話そうとしてはいけない。どう話すかということよりも、大切なことは、何を話すかということだ。

英語は、ツールとして、問題は中身だ。

英語のうまい日本人はたくさんいるけれど、きちんと、ディベートできる日本人は少ない。
これは、実に大事な見落としで、日本の教育はここをもっと、考えるべきだ。

ちなみに、うちの息子も娘も、英語は母国語のように話し、しかも、私という父を、きっちりとやりこめる術を学校で習ってくる。悲しいかな、日本で教育を受けた私は、いつも、負ける。13歳の息子の中国語の先生は、ユダヤ人で、そのユダヤ人は、日本語、英語、中国語、フランス語、イタリア語を自由に操る。そして、それにプラスアルファを教えるので、息子はだんだん、賢くなる。

どうも、我が家で父親である私の形成は悪いようだ。
もっとも大きな問題は、私が彼らを愛しているということで、どう考えても勝ち目はなさそうだ。




立場変われば

2010-05-05 16:21:35 | 世界情勢
オーストラリアのマイニング会社への増税が決定する。
これは、オーストラリアでマイニングしている会社のほとんどが外国企業であり、オーストラリアにとっては、自分たちのところに入ってくるはずの収入がすべて吸い取られているという被害者妄想になっている。
オーストラリアは世界で一番コストのかかるマイニングカントリーとなり、投資意欲は薄れるだろう。
日本や中国などにとって、とても迷惑な話になり、ちょっとまってくれよ となるが、オーストラリアにとっては、自分たちの国で取れるものになぜ自分たちで税金を決めて文句を言われる筋合いがあるんだ?となる。

思い出せば、かつて、日本人がバブルの頃、たくさんの不動産をゴールドコーストで買ったが、そのあと、オーストラリア人がずいぶんと文句を言った。
ちょっとまてよ
売るやつがいるから買うんだ。買ったアトに文句を言うのは、ルール違反だろうと思った。

今回の増税はそれとはやや性格が違う。
これは、オーストラリアの赤字を埋めるという労働党の政策転換であり、儲かっているところから取るというてんで、一応 理にかなっている。

しかし、そのためにオーストラリアから投資が減ることはないだろう。結局は、資源が必要だからである。

問題は、そのために製品コストが高くなりインフレ圧力が強まる可能性だ。

ところで、中国の不動産がバブルでありそれが、いずれ破綻する・・・向こう8ヶ月から12ヶ月で・・と言われている。

そうなると、世界に波及してくる第二の恐怖・・・第二のサブプライム問題が中国発で始まることになる。

金正日

2010-05-04 04:46:12 | 世界情勢
中国に、金正日が行った。
確認されている情報のようなのだが、今もうひとつ分かりにくいことがある。

金正日は、すでに体が弱っている。
それを押して行くという理由だ。

同行しているスタッフが誰なのかによって、それはいずれ解き明かされるだろうが、まずは国と自分の家族の保障を求めているはずなので、韓国との戦争が避けられるように、あうりは、また、中国からの物資の調達がスムーズに行くように、などなどの、様々なことを抱えて行ったことは想像できる。

しかし、うがった味方をしてみれば国内の統制が取れなくなってきているので、亡命をしようとしている とか、あるいは、中国が韓国の戦艦を沈めたので、(これはつじつまが実にあう。なぜなら、中国は、どんな状況であってもそのことで、損はしないからである)それに驚いて、自分たちの身の振り方を中国に、伺いに行ったのかもしれない。

中国は今やアジアのもっとも大きな覇権国歌だが、しかし、どこからも警戒され、そして、大きなアジアの孤立大国になりつつあることも、念頭に入れておくべきだ。
上海万博の、入場者が、予定の半数だったことが、中国の首脳に電撃を与えている。

大阪万博が成功したのは、当時の冷戦、そのなかで、アメリカ館のアポロの月の石と、ソ連館を見比べつつ、太陽の塔で、人類の進化を見つつ、三菱館で、レーザービームの実験を見て、電気自動車で移動し未来を感じつつ、日本の将来を考えるという大きなテーマがあったからで、今の中国は、自分の力を世界に誇示するという以外、あまり ほかに見当たらない。


おおげさな・・・

2010-05-04 04:39:55 | 世界情勢
タイムズスクエアに置いてあった、爆弾自動車が、大騒ぎになっている。
ジハード 聖戦は、イスラム教では、本来 ポジティブな意味で使われる。
なにもテロ活動で、自爆することだけがジハードではなく、自由解放のためにジハードという言葉を使っても構わないらしい。

ベルギーが始めて、全身をスカーフで覆っている女性に対して、その服装を禁止すると法律を作った。これは、文化差別か宗教差別のどちらかになるけれど、実際頭からすっぽり黒い布で覆い隠して、銀行や空港のチェックを通ること事態、やはり、おかしいという考えも分かる。本人かどうかの認証も出来ないし、その黒い布の中身が男性なのか女性なのか、あるいはテロリストなのかも分からないのだから、法律を作って禁止したくなる気持ちも分からないではない。

だが、9・11を何度も言い、その後、その何十倍もの人が、戦争で死んでいることを考えると、一体、大げさに言うことが、本当に和平につながるのかどうか、疑問に思う。


オイル問題

2010-05-04 04:36:19 | 世界情勢
アメリカで、連日流れているのは、オイル流出問題だ。
オバマが、BPの責任問題を訴えた。
BPは、責任の一部を認めたが、反発もしている。
機械の故障はBPが発注した先の会社の問題で、BPには責任が無いと言っている。
まったく、どこまでもずうずうしくやった者が勝つのか?

責任のなすりあいよりも、どうやってオイルを止めて、環境へのダメージを最小限に抑えるかを、考えるときだと言うのに。

ギリシャ

2010-05-04 04:09:16 | 世界情勢
ギリシャにEU (主に、ドイツ)からと、IMFからの融資が決まった。
ギリシャが、なぜ今日の状況に陥ったのか?

あまり、誰もそのことについて、考えようとしない。
それよりも、ギリシャがEUのメンバーにふさわしいのか。
あるいは、今後 EUが空中分解してしまうことになりはしないか。
ギリシャは今後、良くなるのか?
もうすぐ65000の倒産がギリシャで起こるけれども、それに国民は耐えうるのか?
国家公務員の大幅カットがなされるけれど、それで 生活できるのか?
大幅な増税が始まるけれども、それでも、国民は生きていけるのか?
大きなデモがおこり、暴動に発展しそうだが、この混乱は収まるのか?

などなどと、多くの事象は指摘されているけれど、肝心の問題について、誰も考えない。

問題の本質は、経済が悪いことである。
それはギリシャに限ったことではないが、体力の弱い国から順番に、崩れていくのは自明で、それが、EUでは、ギリシャであっただけの話だ。

問題の本質は、容易に解決されない。なぜなら、まだまだ、一番怖い、デリバティブの危険性が表面化されずに、隠され続けているからだ。

一度、パンドラの箱を開けてしまうと、後戻りできなくなる。
そのXディーが 近づいている。

そんな、恐怖がいつも頭をよぎる。
いつか?

Xディーは、数々の不可思議な現象を伴ってやってくるだろう。
それは、スワップデフォルトかもしれないし、先物商品の意外な下落が始まりかもしれない。だが、いずれやってくる。
為替の不可思議な動きや、異常な米ドルの下落、あるいはゴールドの高騰か、もしくは、戦争をともなった、一瞬の好景気かもしれない。

だが、Xディーはいずれ不思議な現象を伴ってやってくるだろう。