Sydney Yajima


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枯渇

2010-05-24 01:23:58 | オーストラリア資源
オーストラリアには 石炭、鉄鉱石、ボーキサイト、ゴールド、シルバー、パラジウム、石油、天然ガス、スカンジウム、マグネシウム、ウラニウム、銅、ルチル、コバルト、などなど、がある。
他には、牛肉、羊、羊毛、シーフードがあり、さらには小麦、コーン、サトウキビ、などなどの農産物もある。
人口は、わずか日本の4分の一、で、広大な国土は、日本の20倍以上にもなる。
西オーストラリアは120万人程度の人が住んでいるけれど、西オーストラリアだけでも日本の8倍ほどの面積がある。ちょうど、神戸市ぐらいの人口が、そこに住んでいるわけだ。

移民で成り立っているので、もし、経済が悪くなると、水道の栓をひねったり開けたりするように、移民政策を変えればよい。

そのために失業率をある程度、力でねじ伏せるような方法ではあるけれど、コントロールできる。この点も、日本とは根本的に違う。

日本は、年寄りの国で、子供が少なく、年寄りの多くは、すでリタイアをしている。オーストラリアも人口問題と、リタイアは大きな問題だったが、今は、リタイアの年齢を取っ払ってしまい、何歳でも働けるようになった。
70歳でも元気なら、働く。

日本は、オーストラリアと同じようなモデルケースを使うわけには行かない。

しかし、日本の今のやり方は、行き当たりばったりが多すぎて、中々良くならない。

日本の景気対策は、雇用を増やすことと、給料の底上げにあるので、それをするためには、まず、為替の安定を考えなければならない。つまりドルで一喜一憂していた、日本の産業構造を、見直すべきで、もっと、世界はアメリカ一辺倒ではなく、幅広い動きをしているのだから、ドル、ユーロ、そして様々な為替を、バーチャルに、比較検討できる新しいシステムの構築があれば、もっと、現在の日経平均が、円でみることをやめれば、案外、悪いと言うほどでもないと思えるかもしれない。

もちろん、これは、大きな仮定の話で、実際には、国際間取引はもっとどろどろとしたものがあり、場合によっては戦争まで始まってしまうかもしれないので、ではやってみますか・・・とはいかない。

アメリカはドルを徹底的に防衛するつもりだろうからね。