Sydney Yajima


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第二次朝鮮動乱が起こる前に

2010-05-18 04:00:40 | 世界情勢
魚雷が、北朝鮮のものであると断定

そうなると、まず、遺族が悲しむ様子がテレビに出てくる。
国民は、一体、我々の政府は、誰の利益を守り、軍隊は、誰を助けるために存在するのか?という韓国内での議論が、活発になる。

アメリカはそのとき、どう出るか?

アメリカは、今、第二の冷戦に入っている。

敵は中国共産党で、ロシアではない。ロシアは、ヨーロッパの仲間に入りたいと願っているほどで、いまさら、アメリカと事を構える気は無く、資源を売って潤うことを考えているだけだ。

しかし、中国は違う。

大学一年の初めの経済学で一番最初の授業で習うことは、経済は、労働力と、土地、そしてキャピタルの三つが揃って初めて成長できると言うことだ。

その点。中国はそのすべてが揃っていて、アメリカの数倍か、もしかしたらそれ以上の力を持っている。だから、今までのアメリカの構造では、勝ち目がない。そこで大胆な構造を変えるということをアメリカのエスタブリッシュメントたちは、20世紀の後半に考えた。
そのためには、多少の混乱は必要だ。なぜなら、人々は、本当に必要だと肌身に感じるまで、今までのままで居続けたいと願う怠け者の集まりだからだ。
いい例が、今の日本だ。
誰も、変化を望んでいない。
ゆっくりと下降線を辿ってはいるが、決して死ぬことはないのだから、怠けていられるうちに、のんびりと怠けておきたい。
日本は、そういう選択を取っているつもりだが、今回、否応無しに、変化が外部から来る。

アメリカは、10%以上の失業率を作り続け、結局、人々は、自分たちが生きていくためには、戦い続けなければならないことを、悟るまで、とことん、自国民をまず苛め続ける。

そんななか、出てきたのが魚雷。

アメリカのもっともいま、優先したいことは、まず一緒に戦う韓国との強い連携を作ることだ。それには、嫌日を利用すればより早く効果的な結果が得られるとアメリカは、信じてはいるが、同時に、好日をも刺激することで、ライバル意識をかきたて、より韓国は日本よりもアメリカにとっては、信頼できるパートナーだと持ち上げる必要がある。

そこで、米軍基地の譲歩や、強硬論を 硬軟使い分けて、日本をゆすぶっているのだが、そこの上に踊らされている民主党は、結論、いいピエロである。

実際に、北朝鮮が撃ったのか、どうかは、どうでもいい。
北ベトナムが撃ったとした魚雷が空爆の原因になったが、それが本当だったのか、偽装だったのかが、今の時代には、議論にさえならないことを、アメリカは体験的に知っている。ただし、今回は、すべて韓国に仕事を任せ、単にオブザーバーとして分析をサイドからサポートするとした。


これで第二次朝鮮動乱が起こると、日本も無事では、済まない。何しろスカッドミサイルが日本の広範囲を射程内に治めていて、いつでも打ち込めるのである。そいつは、最近や生物兵器を打ち込めるし、一晩に10万人単位で、一般市民を殺す事だって、さして難しい話ではない。何しろ、第二次世界大戦以降、戦争を体験していない日本人にとって、今の戦争は、かなり想定外で、恐ろしい兵器がたくさんあるのである。

私は、こう観察している。

もし、第二次朝鮮動乱が起こると アメリカのエスタブリッシュメントが決意しているとしたら、まず徹底的に、韓国とアメリカの協調作戦が、話し合われるだろう。
最初は空爆から始まるので、日本から多くの爆撃機が飛び立つことになるため、現在の沖縄の基地問題は一時、非常事態として棚上げされるかもしれない。おそらく・・・今の民主党はそのことを知っていて、わざと、時期を貯めていると考えられる節がある。これはかなり危険な話になるが、初めから、辺野古への移転先ありきで結論していたことを一度ひっくり返し、結局は基地移転が、なんのことはない、辺野古へ落ち着くにも関わらず、先送りしてきたというのは、機能を十分に普天間に用意している米軍にとっては、願ったり叶ったりの結果になるのだ。つまり 先に結果ありきで、民主党が国民を巻き込んで、大騒ぎしていただけだとも、見えなくはない。
もちろん歴史には、こういう必然に見える偶然は何度も起こるのであって、今回の国民を巻き込んだ論争も、その歴史の皮肉になるのかもしれない。

米軍にとって、一番 怖いのは中国の出方で、それがパキスタンに飛び火して、インドを巻き込むとなると、核戦争になる危険も含んでいるから、本当に性質が悪いシーソーゲームで、そこを知っている北朝鮮が、無理難題を言い、さらには中国に庇護を求めているという馬鹿げた綱渡りを始めているというわけだ。

金正日が病気の体をおしてまで、きつい中国旅行を敢行したのも、戦争の火蓋が切られるXディーが近づいているからなんだろう。

もう一度言っておくが、日本にとって、残念なことに、今回の戦争が起こったとしたら、対岸の火事だけでは収まらないだけではなく、かりに戦争が無事に終結したとしても、かなりの北朝鮮の難民があふれて、日本に大挙押しかけてくるということも、十分に覚悟しなければならない。

日本国憲法を私の解釈で読むと、防衛の手段であれば、戦争は是 なのである。ミサイルが着弾すれば、自衛隊が北朝鮮に空爆することは 是 となるわけだ・・・

経済

2010-05-18 03:00:05 | 世界情勢
人間の目は、曇りがちで、うっかりすると 一面だけしか見ていないということがある。

例えば、タイの現在の混沌とした状況が、政治的な理由によるものだと、報道が言えば、それは、確かに引き金として そうであったと言えるために、多くの人々は、タイ政府を責めることになるだろう。

だが、経済がもし活発で多くの人が満足していたならば、こんなにひどくはならなかったのではないだろうか?という 別の面を考えてみる価値はないだろうか?


今、世界は再び 暗黒時代に入ろうとしている。

それは、自然災害と、経済停滞と、そして人的災害の三つが、それぞれ、関係のないような場所で、関係のないように見えるタイミングで、牙をむくために、それぞれの分析はかなり詳しく得ることができるかもしれないけれど、全体を見渡して、そこから見えてくる、糸口を見失ってしまう。

この三つの災害は、それぞれに関連がある。

原因は、人間のエゴイズムと恐怖とそして、欲望の三つなのだが、それにしても、多くの人々は、誰かすばらしいアイデアと行動力をもった、ヒーローの誕生に期待を寄せているだけであって、自らが、その中で自分の血を流してやろうとは思っていない。

結局は、自分が可愛く、そして、大きなものへ立ち向かうことが怖く、さらに、できればそういう混沌とした中で、できれば、金儲けがしたいと思っているからだ。

私たちは理性を失ってはいないつもりで、ここに文章を書いている私自身も、また、それを読んでいるあなた自身も、かなり自信をもって、自分ほど理性が優れている人間はいないと言い切れるほどの勢いをもって、大きく間違っているかもしれないのである。

例えば、人を好きになるとその人のために、多くのことをしてあげたくなり、それが、相手にとって 迷惑であろうとも、押し付けていくうちに、本当に嫌われてしまうということが良くある。幼稚に育ってしまった人間に多い間違いなのだが、本人は単純で、決して悪気はない。だから 余計に始末が悪い。それが、今の、アメリカである。彼らは、イラクに対しても、日本やベトナムにしたことも、全部、いいことだと思っている。沖縄に、軍隊を駐留することは、日本を守っていると、本気で信じている。それが、日本とアメリカにとっての重要な同盟国としての、基本だと、はっきり言い切って、憚らないところを見ても、かなり単純なことがわかる。

彼らにしては、不満なのである。

なんで、俺たちはもっと感謝されないんだ?と 思っているくらいに、彼らは幼稚で、そして単純なのだ。

日本人は、戦後、多くのことを考えていくうちに、混乱してしまった。それは、馬鹿だからではない。それほど、この問題は、単純に割り切れば簡単なのだが、考えれば考えるほど矛盾が出てきて、自分にあったスタイルが探せなくなるほどの難題なのである。

矛盾は ほこ と たて。

日本が軍事力を持ち、自分たちの国を守るべきか。その 覚悟で、米軍に、出て行けと言えるのかどうか? さらには、米軍が出て行かなければ、どうするのか? 中国と対峙できるのか? 朝鮮で戦争が起こったら、軍隊を送るのか?

など、いくらでも、可能性の広がっていく難題なので、とても たちが悪い。

結局迷走し、今までのままが、まあいいか・・・となりつつあるのが、今の政府の考えではないだろうか。

正しい答えがない。

ただわかっていることは、世界は今から暗黒期に入っていこうとしていることだけだ・・・