やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

シャボン玉消えた

2011-11-16 | カルチャー
野口雨情作詞の「シャボン玉」は
彼の赤ちゃんが生後間もなく亡くなった
ことを悼んで作った話と教わる。

その話は聞いたことがあると、他でも
言ってたからかなり知られてる話なのかも。
ぼくは始めて知った。

1922年(大正11年)に雑誌『金の船』に発表;

シャボン玉飛んだ
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
こわれて消えた

シャボン玉消えた
飛ばずに消えた
産まれてすぐに
こわれて消えた

風、風、吹くな
シャボン玉飛ばそ


そう聞いて歌詞をながめると
シャボン玉はわが子のことだと
すると「こわれて消えた」は
迫ってくるものがある。


切手わたしの愛唱歌シリーズ
「シャボン玉」1998年発売


wikipediaによれば諸説あるらしく、
実子説、親類説、無関係説など。

たしかに実子だとすると、長女みどりを
生後7日目で失ったのは1907年。それから
15年後の発表だ。

15年前を振り返ることもあるだろうし、
暖めておいた詩を10数年後に発表したのかも
しれないし、なにも関係ないのかもしれない。

どちらにせよ中山晋平作曲のメロディーも
あいまって、より哀愁を感じるようになる。


わたしの愛唱歌シリーズ
「シャボン玉」には藤城清治の絵もある