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ねがうこと、ゆだねること

三谷幸喜『すてきな金縛り』

2011-11-14 | 映画
大ヒットになっている『すてきな金縛り』は
面白かった。フィクションの映画では
『英国王のスピーチ』『ブラックスワン』
とならんで今年の3本指やね。笑って泣ける
という看板通りに楽しめた。

観客の小学生たちもよく笑ってたから
幅広い層に広がってるのでは。



構想10年というけどその間、何度か
企画はNGだったそうだ。法廷物・幽霊物は
あたらないっていう理由が大きかったそうだ。

前作『ザ・マジックアワー』のヒットもあって
やっとGOがでた映画だけあって脚本が十分に
練られている。



役者をイメージしながら台本を書くそうだから
俳優のよさが十二分に楽しめる。はまり役だらけ。



というか豪華すぎる俳優陣。唐沢俊夫、佐藤浩市が
ちょい役ってどういうことって感じw

エンディングでは映画後の物語が写真で紹介
されるんだけど、勝訴の看板もってるのが大泉洋。
写真1枚出演とは楽しいなぁ。キャスト表にも載ってる。



幽霊もスピリチュアルの考え方を踏まえていて、
無理がないというか今日的な感じ。

前半は幽霊を証言台にたたせて、証拠として
採用させられるかどうかで、後半は真犯人を
見つけ出す話。

幽霊によって真犯人が暴かれるんだけど、
見終わってから考えてやっと、そういう
話だったのだ・・ってわかる。

という意味でも奥が深いし(笑)もう一回見ても
楽しめそう。