持続可能な国づくりを考える会

経済・福祉・環境の相互促進関係を!

お台場が阿波とくしまになる2日間

2009年06月15日 | 上勝町
6月13・14日の土・日曜日、東京都下のお台場メディアージュ内において、徳島県と上勝町の共催イベントが催されました。
我々も当会主催・笠松町長講演会の広告を置くため、テレビ業界の人に案内されつつ、イベント開始前の会場に「主催者」として潜入しました。



イベントでは、古典芸能の「阿波人形浄瑠璃」の披露や会場を巻き込んでの阿波踊り、ホラ貝を吹く「ヤッホー検定」や名産品の試食販売などがあり、まるで徳島県に旅行に来た気分になりました(徳島といえば、鳴門わかめや鳴門金時が有名ですが、上勝町の特産のポン酢も絶品の美味しさです!機会があったらお試しください!)



上勝町への視察でお世話になった方から、阿波踊りの直接指導を受けましたが、意外と難しく苦戦しました…。



一見、決まった動きのようですが、ベテランさんの踊りはすごくオリジナリティがあって面白かったです!

13日の土曜日は、㈱いろどりの社長さん・横石知二氏のトークショーと県知事の講演会などもありました。



そこで私たちが驚いたのは、「上勝町」と「彩」の知名度の高さでした。横石氏のトークショーに集まったほとんどの方が「上勝町」のことを知っており、私たちの後ろを通り過ぎた若い男性が、「ばーちゃんが葉っぱ取って売ってるやつ。」と話しながら歩いて行ったくらいです。上勝町の「おばあちゃん」と「葉っぱ」が広く知れ渡っていることを実感した瞬間でした。



横石氏は、「上勝町はとても医療費が少ない。お年寄りが朝起きて一日することが決まっているから元気で、病院に行くことがない。」というような内容のお話をされていました。
出番 → 評価 → 自信 = 元気 という構図を作り出すことが大事で、まさに病は気から、ということなのだそうです。

上勝のおばあちゃんたちの写真集が物産コーナーに置いてあったのですが、パラパラとページをめくっていくと、真っ赤や真緑の葉っぱと一緒におばあちゃんたちが笑顔で写真におさまっています。
側にいらっしゃった産業課の女性の方が、「“いろどり女優”というんです。素人のおばあちゃんたちの写真ばかりなんですけど、徳島県ではこの本が売り上げの上位になったりしたんですよ。」と説明してくださいました。
たしかに、おばあちゃんたちの笑顔を見ていると、こちらもつられてニコニコしてしまう気がしました。この、ついほんわかした気持ちになれることが、写真集の売り上げの良さの理由かもしれませんね。

もうひとつ、その産業課の方ですが、実は出身は上勝町ではなく近隣の市町村なんだそうです。「でも上勝町の方が元気があって良いな、と思ったので…。」と仰っていました。ステージで進行役を務められた㈱いろどりの社員の女性の方も北海道の釧路市からのIターンだそうで、上勝町にはそういった他の市町村からの就職者が多いのだと聞きました。一度 上勝町に来てみたところその素晴らしさに惹かれ、また戻ってくるといった方もいらっしゃるようです。
「徳島の人って人がいいんだよね。」というお話を聞いたこともありますし、当会で視察に訪れた際にも、とても良くしてくださいました。他の地域の人間でも快く受け入れる懐の広さ、それも上勝町の大きな強みなのだろうと思います。



笠松町長さんについてもお話しさせていただきましたが、「いつもお忙しく飛び回っていらっしゃいますし、役場にいる時も目の輝きがすごいです。」と仰っていました。私たちがお会いした時の町長さんもそうでしたので、すぐにイメージできました(笑)

今回は笠松町長が他用でイベントには来られなかったのが残念でした。まだ町長さんにお会いしたことない方にはぜひお話を聞いていただき、上勝町の「オンリー・ワン」を知っていただけたら…と思っています。
そして、上勝町のおばあちゃんのような笑顔と元気があふれる、素晴らしい日本になると良いですね。



上勝町のみなさん、イベントの際にはたいへんお世話になりまして、ありがとうございました!

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2 コメント

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笠松町長の生き方に感銘 (中島利行)
2009-07-20 13:00:05
●笠松町長の「生き方」「大きな志」に感銘しました。
・人は何を追い求めるか?金か?物か?利便性か?健康か?真・善・美か?→健康と真・善・美だ。教育革命が必要だ。
・日本の現状は経済、環境、福祉、教育、文化のすべてが悪循環社会に陥っている。これを好循環社会へ発想を転換すべきだ。
・浪費やムダを無くすゼロウエイスト政策で、2020年までに焼却埋め立てをなくす努力をする(資源回収法の制定)。等々---
●緻密な政策と実行力に感銘しました。
・政策の立案が対策中心ではなく発想の転換に立脚しており、しかも実行力が伴っています。
たとえばゴミの焼却ではなく有価回収という発想やごみの34分割という発想と実行です。
・再利用政策のためにまずリユース拠点(くるくるショップの運営)をつくっています。
・いろどり農業では第三セクター(株)ほか3社を設立し代表取締役に就任しています。(ここでは生産の主体である高齢者が収入を得てまた生き甲斐を感じています。第三セクターもしっかり利益を出しています。
現代日本にもこういう人がいるのかと感銘しました。
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中島さん、コメント有り難うございます。 (まつばら)
2009-07-28 00:28:31
学習会の報告で、このコメントをそのまま転載させていただきました。
笠松町長は、本当に「真善美」と「行動力」の両面を兼ね備えた素敵な方ですね。
今後も、共に成長・活躍していきたいと強く思わされました。
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