持続可能な国づくりを考える会

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年末のご挨拶と今後の予定について

2006年12月31日 | 総合
今年も今日で終わりになりました。
数日前には20度を超える日もありましたが、大晦日らしい寒い日に今日はなりそうです。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、前回のブログで事務局尾崎よりアナウンスがありましたが、今一度シンポジウムのその後のご報告と今後の予定についてお知らせしたいと思います。

11/19のシンポジウム後、呼びかけ人とスタッフ間でミーティングとメーリングストでの協議を重ねた結果、シンポジウムでの合意を踏まえ、日本の今後の方向づけに関する政策の研究-提言を行なうオピニオン・グループを正式に立ち上げようという結論に到りました。

現在、会の名称を
「持続可能な緑と福祉の国・日本をつくる会(仮称)」と仮に決め、正式な発足に向け準備委員会を組織している最中です。

準備委員はシンポジウムに参加してくださった方を対象に募集をいたしました。(メールでお知らせをさせていただいております、連絡先がFAX、郵送の方は作業の都合上遅れております、本日中には作業を完了させたいと思います。)

早速、多数お返事をいただいており準備委員会が近いうちに立ち上がる手ごたえを感じております。

このブログで準備委員会が立ち上がりましたらご報告すると共に進捗状況を適宜お知らせしたいと思います。

また、準備委員会のメーリングリストも立ち上げる準備もしています。このメーリングリストは準備委員会の下地になる議論を目的としたものを予定しています。準備委員にはなれないが積極的に関わりをもちたい、この会にご興味がある方は、当ブログを通してお知らせください。詳細が決まりましたらご連絡差し上げます。

以上がシンポジウムその後の動きです。オピニオングループとなるべく会の発足が次のステップになります、スタートはほんの微力な力ですが、我々の抱える環境問題への解決向けた具体的な一歩になることは間違いありません。
環境問題に対して、いままで何かをしたいという思いを持ち続けている方には、特にご参加いただきたく思います。

なお、申し送れましたが、シンポジウムの際スタッフとして関わらせていただきました齊藤達也が、12月3日に行ないました反省会で推薦をいただき、準備委員会の事務局を務めさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、皆様よいお年をお迎えくださいませ。

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シンポジウムから1ヶ月

2006年12月23日 | 総合
初めての方はこちらへどうぞ!

お久しぶりでございます。
皆様、いかがおすごしでしょうか。
事務局尾です。

今日は、街で買い物をしていると、百円を入れてガチャガチャするとおもちゃが出てくる、いわゆる「ガチャガチャ」をしている3~4歳ぐらいのその中味を目を輝かせながら見ている女の子とその両親がいました。

どうやら、その子は一度欲しいと思ったら、テコでも動かないようなしぶとさがあるようです。「アンパンマンが出るまでは帰らない」と両親に言っていました。両親はガチャガチャの前を通ってしまったことを後悔しているようでした。

しかたなく、両親が百円を渡して女の子がガチャガチャすると、1回目でいきなりアンパンマンが出ました。すると、その子は「やった~アンパンマンだ~」と叫び、両親はガッツポーズして、ハイタッチをしていました。家族全員でアンパンマンが出たことに大喜びしていました。それを見た何人かのお客さんは拍手していました。

この時期の独特な愛らしさとせわしなさが、ほのぼのとした感じにさせてくれました。

早いもので、シンポジウムから1ヶ月が経ちました。
あれから、事務局とスタッフの間では、反省点などを含めたこれからの具体的なことについて継続して話し合っております。随分と時間がかかっていますが、そろそろ、話もまとまってきそうです。

今回のシンポジウムの趣旨に賛同を表明していただいた方には、直接メールにてご連絡差し上げる予定でおります。そして、是非、御一緒に今後の発展にご協力ください。

今後も、ここで私が記事を更新できることになりそうです。
これからもよろしくお願いいたします。
ここ一ヶ月で、面白い発見がいくつかありました。

それでは、今日は、この辺で失礼いたします。

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大井玄より当日の質問への解答

2006年12月07日 | パネリスト
 皆さんの質問を読んだ限りでは、1)閉鎖系の倫理を行き渡らせるためには日本型よりもヨーロッパ型のほうが参考になるのではないか、2)アメリカ人の意識を変えることは困難ではないか、3)現状分析は説得力があるが解決の方向性がはっきり見えない、の三点に絞られているように思います。 それぞれの質問のいくつかについては、会場でもある程度はお答えしたと思います。


 1)の指摘のついて、世界的な規模で考えるならヨーロッパ型のアプローチしかありません。 多くの国がコンセンサスを形成し温暖化ガスの放出を制限する、という手法は京都議定書として結実しました。 そこには、カントが唱えた「永久平和のための世界政府」という理想が――もちろんずっと緩やかな不完全なかたちですが――ヨーロッパ人には見えているように思います。 日本の場合は、江戸時代幕府主導型の緑の保全政策があったとジャレッド・ダイアモンド(Collapse-how societies choose to fail or succeed 日本語訳あり)が指摘しています。 つまり、一国規模でも世界規模でも、「中央政府」が賢明な政策を策定し、それに皆が協力できる体制があるか否かが、集団の将来を決めるらしい。 (ダイアモンドは、沢山の事例をもとに、人間がどう環境の人間収容能力の制約下で存続し続けたか滅びたか、その存続条件を提示しています)
 京都議定書が地球温暖化の進行を食い止める上で、現在もっとも「賢明な政策」に近いものであることには異議がないでしょう。 しかしアメリカはそこに参加しなかった。 私がシンポジウムで指摘したのは、アメリカのその方針は、アメリカという国を建国する上での生存戦略指針に基づいており,そしてそれが倫理意識化されているという事実です。 それは心理の側面、経済システムの側面、医療制度の側面などに切り離しようなく現れている。 戦略は戦術と違ってそんなに容易には変えられない。 ましてや「生存」に直接関連した戦略意識つまり倫理意識はすぐには変えられません。  
 
 以上の論旨から2)、3)の点に対する私の答えを読み取っていただければと思います。
                              大井玄

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上記は、シンポジウム当日にいただいた各パネリストへのご質問に対する直接の回答です。
今後、各パネリストの回答を順次アップしていく予定です。
当日の時間の制約をこのブログで補えればと思っております。

事務局齊藤


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