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市民シンポジウムを終えて

2015年05月15日 | シンポジウム

2015年4月11日に立教大学タッカーホールで開催された市民シンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか?」“右派の異端者 左派の異端者”に多数おいで下さいまして厚く御礼申し上げます.

今年で,立教大学のタッカーホールでの開催が最後となりました.それで,右派の鈴木邦男さんとお話しして,人類の未来,日本人の未来に贈る1.貧富の格差/経済,2.国防/憲法,3.原発/エネルギー,核兵器を含めた人間の生き様についての総合論にしました.

メインスピーカーであった鈴木邦男さんがご自身のブログに経過とご印象を掲載されましたので転載させていただきます.

http://kunyon.com/shucho/150420.html

市民シンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか?」は,立教大学で2011年の計画停電の時を除いて2004年から今年まで11回連続で開催しました.来年も場所を変えて,おそらくは規模は小さくなると思いますが,継続していきたいと考えています.

以下に参加してくださった方から頂いたコメントを付記して御礼に代えさせていただきます(一部加筆修正).

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 先日4/11の市民シンポジューム(立教大学)は様々な分野の人からの話しが聞けて有意義なひとときでした。今回この会場では最後とのことでしたが企画はぜひ継続されることを希望します。森中さんも司会・進行・講演とお疲れ様でした。

 さて当日の入場者数ですが、朝日新聞に掲載されたわりに少なかった印象があります。前10列くらいはぎっしり座っていましたが後ろ10列にはまばらで一般の人たちの関心の薄さが見て取れました。パネリスト・関係者の知り合いのグループの人たちが全体の三分の一を占めていたでしょうか。なんといってもトータル6時間の長丁場は途中休憩が入ったとはいえ聞いている側からすると辛いものがありました。

 森中氏、鈴木氏、それに対するコメントとして田原氏それぞれ30分はいいとして、宇都宮氏他のパネラーの人数を全部で6名に限定し、各15分計90分、全体で3時間で終了すると(1時半~4時半)5時前には会場を出られ外はまだ少し明るくよかったかもしれません。案の定、田原氏目当ての人たちは休憩と同時にだいぶ帰ってしまいました。

 バリバリ右派代表と思われていた鈴木氏はすっかり丸くなってまるで牙の抜かれたライオンのようでしたが、30代の頃のご自身の考えや感じ方をよく記憶されていてそれと現在の自分と比較して話しをされたところは、人は変わり成長するもの、諸行無常をつくづく感じました。他に印象に残った言葉、フレーズを書き出してみました。(発言順不動)

・    過去に目を瞑る者は現在にも目を瞑る(ドイツのワイツゼッカー前首相)

・    愛国心なんか入らない。恋国心がいい(三島由紀夫)

・    人に批判される人間になれ

・    医者の世界はこの世界しか知らない人たちばかり

・    ドイツ・フィリピンは完全にアメリカの基地をなくした。だが日本はできない

・    中国に招かれ口角泡を飛ばし話した講師のお題は・・「沖縄の日本からの独立」

・    選挙の供託金日本は300万円。因みに米・独・仏・伊はゼロ。

・    中国はこれから百基以上の原発を建設しようとしている。世界一の人口を考えると無理からぬことなのか。

・    中国のトップ大学生は3000人(13億の中の)、日本のトップ3000人(1億3000万人の中の)。どちらが優秀かは言わずもがな。

・    「熔融塩炉」で放射性廃棄物を廃棄すべきお荷物ではなく有効利用できる

  (この話を聞いた後偶然図書館で次の本を見つけた→《「原発」、もう一つの選択~使用済核燃料を処理できる原子炉がある~》金子和夫 ごま書房新社)

・    槍と携帯(アフリカの奥地でさえ)

・    タウン&ガウン(イギリスの身分社会を表す)

・       自由な取材、番組作りができない、なぜならクレームがスポンサーに直に行くから。

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この他にも沢山のコメントやお礼のメールを頂きました.有り難うございました.

2014年の市民シンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか?」”人類は原発をどうするのか?”の詳細な講演録の残部がまだ少しあります.対論者の主張,論評者のコメント,参加者からの質疑まで詳細な講演録です.また,今年の講演要旨集もあります.鈴木邦男氏の率直な主張があります.私もゲストからのご要望を受けて,相当力を入れて書きました.ご興味のある方は森中までメールください(QYV04336@nifty.ne.jp)ほぼ実費です.今年の講演録も作成します.

なお,全く話は変わりますが,10月12日(月,祝日)に都内で声楽のコンサート(憲法を活かす)を企画しています.時期がくればご案内いたします.単にマイクなしで歌を唱うというだけではなくて,社会性の特徴あるコンサートです.