持続可能な国づくりを考える会

経済・福祉・環境の相互促進関係を!

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総会と学習会のお知らせ 1月13日

2013年01月12日 | 文化

持続可能な国づくりを考える会 会員の皆様

会員の皆様に、先だって総会の案内をお送りいたしました。

出欠や委任の連絡をいただき、有り難うございました。

万が一、こちらの不手際で案内が届いていない場合は誠に申し訳ありません。

ご一報、いただけると助かります。

明日の開催となりましたが、学習会の開催案内を合わせて、お知らせ申し上げます。

     事務局長 松原

  

【お知らせ】

次のとおり、来る1月13日14時から当「持続可能な国づくりを考える会」の学習会を行います。

岐路に立つ日本の「持続可能な国づくり」について、2つの異なる国のモデルから考える学習会です。

 

持続可能な国づくりの条件 ~4象限で読み解くスウェーデン・ブータンモデル~ 

<プログラム概要>
・講演:岡野守也
  「持続可能な国づくりの条件 ~4象限で読み解くスウェーデン・ブータンモデル~」
 ・参加者全員による、質問と討議

●日 時
1月13日(日)14時~17時 学習会
※13時~14時 会員総会(会員の方のみ) 

●会 場
スタジオフェザー 
http://studio-feather.com/map.htm参照)

 ●参加費
 500円(会場整理費 資料代)
※申し込みは不要です。直接会場にお越しください。

 

 

 

 


勝利は我らに

2013年01月01日 | 文化

 

岡野です。

あけましておめでとうございます。

といっても、率直に言えば今年はいい年になるかどうか、政治・社会的にはとても心配です。

しかし、中長期で言えば、日本も世界も持続可能性へと方向転換をするほかありませんから、きっと「勝利は我らに」です。

念頭にあたり、希望の勝利に向けて、60年代、プロテスト・フォークの女王だったジョーン・バエズの歌を共有したいと思います。

 

 

Joan Baez - We shall overcome

 

 


学習会 持続可能な国づくりの条件~4象限で読み解くスウェーデン・ブータンモデル~

2012年12月10日 | 文化

【お知らせ】

次のとおり、来る1月13日14時から当「持続可能な国づくりを考える会」の学習会を行います。

岐路に立つ日本の「持続可能な国づくり」について、2つの異なる国のモデルから考える学習会です。

 ※ 当日、13時から開催する会員総会に続いて行います。

 

持続可能な国づくりの条件 ~4象限で読み解くスウェーデン・ブータンモデル~ 

<プログラム概要>
・講演:岡野守也
  「持続可能な国づくりの条件 ~4象限で読み解くスウェーデン・ブータンモデル~」
 ・参加者全員による、質問と討議

●日 時
1月13日(日)14時~17時 学習会
※13時~14時 会員総会(会員の方のみ) 

●会 場
スタジオフェザー 
http://studio-feather.com/map.htm参照)

 ●参加費
 500円(会場整理費 資料代)
※申し込みは不要です。直接会場にお越しください。

 

 

 

 


安藤昌益について

2012年11月26日 | 文化

安藤昌益を知っていますか?

安藤昌益は実在の人物で,江戸時代後期医師であり思想家です.彼の残した書物「自然真営道」のなかで“男女ヲ人ト為ス”,“転定ハ一体ニシテ上無ク下無ク,統ベテ互性ニシテ二別無シ”と言っています.

男女6才にして席を同じくせずとされた,男女差別の非常に激しい時代,身分差別が厳然とあった封建時代に,なんと“男女”と書いて“ひと”と読ませたのです.そして人間には上も下もなく,身分の違いはないと世間に断言したのです.“転定”は“てんち”と読み,天も地も,いわゆる天の身分をもつ人も地の身分の人も人間として何ら差はないという意味です.

日本の民主主義の原点として,今見直されています.

 “ヒト”は生物のひとつです.男女が未来に命をつなぎます.私は生物学者として,“男女”ともって人とした安藤昌益に驚きます.生物学的な視点から,男女がなければ人類に未来はないのです.さらに,空間的に離れた別個体を併せて一つのものとした安藤昌益に驚きます.これは,岡野守也先生の説かれる唯識とも深く関連するのではないかと,私は思います.

ヘーゲルは彼の著作「大論理学 有と無の統一」において,“むしろ両者が同一のものではないということ,両者は絶対に区別されるが,しかしまた分離しないものであり,不可分のものであって,各々はそのままその反対の中に消滅するものだということである”と述べています.

生命(ここではヒトと同じですが)とは,個々に識別でき決して同じではないが,同時にまた一つであって分離できないものであるということに気づいているように,私は思います.ヘーゲルは,現実には男と女つまり性による社会的な役割を固定的に捉えた,封建的な面をもっています.しかし,封建的な面にとらわれて彼を除外してしまえば,彼の人類に残した大きな遺産をも捨ててしまうことになるでしょう.

安藤昌益は,忘れられた人でしたが,現在見直されつつあります.現状は私のブログ「次世代に贈る社会」にも書いています.ご関心のある方はどうぞご覧ください.

今,争点が不明なまま日本は選挙に突入し,何が正しいのか,何が必要なのか,国民全体が路頭に迷うような時代に入りました.反原発の人は,今も官邸を取り巻くデモを毎週金曜日に継続していますが,メディアはこの頃全く報道しなくなりました.日本を地獄に引きずり込むような危険性を孕んだ,シリアの和平会議を日本で開催するという政府の方針も,何の報道もなされません.日本がテロの血に染まっても,新幹線が爆破されても,本望であり,シリアの平和のために日本を捧げ,捨て石になるというくらいの覚悟があるなら,それも一つの道かもしれません.でも,今の日本人にそれだけの覚悟があるのでしょうか.

安藤昌益を思い起こし,日本の民主主義についてもう一度思いを馳せることが必要のように思います.


平和の国 日本

2012年11月11日 | 文化

運営委員の森中定治です.

日本は平和の社会システムをもっています.

もし自爆テロリストが小さな爆弾をもって新幹線に乗り込んだとします.新幹線が200km/hで走っているところで爆発させれば,もちろん爆発させた本人も死ぬでしょうが,電車は転覆し大勢の無辜の民が死ぬでしょう.

飛行機は,搭乗時に荷物検査とボディー・チェックをします.新幹線では,そんなこといちいちしていません.もし上記のような事件が日本で発生すれば,その後,新幹線に気楽に乗れなくなるかも知れません.厳しい警戒も必要となり,走行できなくなるかも知れません.毎日ものすごい数のビジネスマンが利用し,日本社会が動いています.日本の経済は,それだけで大打撃になるでしょう.ひょっとすると日本国債が暴落し,デフォルトの引き金を引くことになるかも知れません.

日本でなぜテロが起きないのか.なぜ新幹線が爆破されないのか.

人間は,本来平和を志向します.人間に限らずあらゆる生命がです.人間は生き物を殺して食べますが,それは必要だからです.食べる以外にも,研究や趣味やスポーツに他の生物を殺しますが,それも必要性があるからです.

何の意味もなく,おもしろ半分で,それができるからといって,大量の人殺しをする人は通常はいません.日本社会は,この最も常識的な,人間の原点にある基本的な考え方に基づいている非常に常識的な,真っ当な社会です.真っ当な社会は,平和を前提とする社会であることが直感的に分かります.

アサド政権を擁護するのではありませんが,シリアの問題は非常に錯綜しています.今現在の瞬間を捉えて,○○が悪いと一方的に裁断することは非合理だと私は思います.悪と裁断される者が善と一緒に行動していたときもあります.長い過程のなかで現在があります.

悪を滅ぼせば結果として善だけが残る.この主張は論理的で分かり易いです.正義のヒーローが出てきて悪を滅ぼしめでたしめでたしとなる物語は,どうもこういった論理ゆえに分かり易く好まれるのだと思いますが,その瞬間はそう見えても決してそうはなりません.善と悪は一つのものの言わば表裏だからです.

アサド政権制裁のための会議を東京で開くことに強く反対します.

もし新幹線が爆破されたら,それからアラブ人が新幹線に乗り込むことは拒否されるでしょう.犯人はアラブ人だけではありません.あらゆる人を疑わなくてはならず,日本人は本来そんな社会システムも,そんな伝統ももっていないのです.日本社会は成り立たなくなるでしょう.日本の私的な利益ばかり考えず,全世界の規範となる人間本来の社会システムをどうすれば維持できるか,それを考えるべきだと私は思います.


大型メディアへの意思表示

2012年07月04日 | 文化

 運営委員長の岡野です。

 時代が大きく変動しつつある中、書かなければと思うことは多いのですが、あきれて物も言えないという気分と、発言の対労力効果を考えてしまって、発言を怠っていました。

 しかし、そろそろたとえムダでもちゃんと発言しなければならないと思いはじめました。 

 さて、いろいろな人に勧められ―納得して、7月1日から、新聞を東京新聞に変えました。

 40年以上、さまざまな疑問――たとえば内面の問題については理解がきわめて不十分、「緑の文明」などと言ったこともありながら、環境問題の掘り下げも不十分、したがって「緑の福祉国家・スウェーデン」の報道も不十分などなどなど――は感じつつも、それでも戦後進歩派のオピニオン・リーダー的存在という意味で朝日を取ってきたのですが、3・11以降の原発・放射能に関する報道に大きな疑問を感じ続けていたからです。

 6月末、東京新聞の試し読み期間が1週間あったので、比べて読んでみましたが、きわめて明らかに、東京のほうが朝日より伝えるべきことを伝えているという感じがしました。

 7月に入ってからも、例えば福島の4号機の危険の報道、デモや署名に対する野田首相のきわめて非民主主義的な態度、原子力基本法がいつの間にか自民党の意向を入れて改正されていた問題など、大事なポイントが伝えられています。

 NHKの報道に対しても、大きな疑問があるのですが、まだ受信料不払いにまでは踏み切っていません。「朝ドラ」も見ていますしね。

 しかし、検討中です。

 社会的責任を十分果たしていないと思われる大型メディアに対して、市民が不買運動あるいは選択変更というかたちで意思表示をすることは必要であり、一定の有効性はあると思います。

 けれども、結局は、政治それも国政を変える必要があります。そろそろ、「支持政党なし」の市民の中から「支持できる私たちの政党」が誕生してほしいものです。

 支持できる私たちの政党が政権交代する日までは、私たちの希望はなかなか実現しそうもありません。

 しかし、もちろんあきらめしまったわけではないので、私にできる言論活動は、これからも続けていくつもりです。

 励みになりますので、どうぞコメントをお寄せ下さい。

5月19日(土)学習会のお知らせ@藤沢

2012年05月13日 | 文化
持続可能な国づくりを考える会 学習会

□ 読書会 「原子力神話からの解放(高木仁三郎著)」を読む

 言うまでもなく高木氏は、きわめて早い時期からの反原発の代表的学者です(残念ながら2000年に亡くなりました)。今回取り上げる『原子力神話からの解放』は、亡くなる直前の最後の著作で、原発に関する神話・ウソの九つのポイントをデータと理論を駆使して徹底的に明らかにしており、しかもわかりやすい文章で書かれた、脱原発を目指す市民の基本テキストといっていい名著です。
 その九つのポイントを把握することで、私たちは感情的・イメージ的な反原発・脱原発を含んで超え、政府機関、メディア、きわめて多様なネット情報などに惑わされることのない、「なぜどうしても原発はダメなのか」ということについての基本的理解をしっかりと確立できると思います。
 ご一緒に、理解を深め共有していきたいと思っています。

【日時】 2012年5月19日(土)  14:00~17:00

【会場】 サングラハ教育・心理研究所 ミーティングルーム
     藤沢市藤沢89-1 メイキビル201 (JR、小田急藤沢駅徒歩5分)

     http://www.smgrh.gr.jp/page016.html   

【参加費】 \500- (会場整理費 資料代)

【申込】 以下のフォームからお願いします。
    http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P5485478

   ※ 当日参加も受け付けますが、
     事前申し込みのご協力をお願いします。     

【定員】 30名

【お問い合わせ】 持続可能な国づくを考える会事務局
         jimukyoku@jizokukanou.jp

<プログラム概要>

運営委員長の岡野守也氏による「原子力神話からの解放」の要約
参加者全員による、質問・意見と討議

第3回シンポジウムから2012年3月11日までの記録

2012年04月15日 | 文化
第3回シンポジウムから2012年3月11日までの記録


あの震災からちょうど1年。2012年3月11日の学習会で、会場に流した動画です。

次回は、5月19日(土)に原発をテーマに読書会を行う予定です。

詳しいことが決まりましたら、またご連絡をします。

※ 会員の皆さまには、読書会で発表してくださる方を
  募集する内容をメールしました。ご確認ください。