持続可能な国づくりを考える会

経済・福祉・環境の相互促進関係を!

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第1回勉強会のお知らせ

2007年09月30日 | 学習会
こんばんは。
運営委員の柏原です。


昨日から急に寒くなりました。
この間までの猛暑が夢のように感じるほど極端な寒暖の差に、
体調を崩している方も多いのではないかと思います。
季節の変わり目ですので、どうぞご自愛くださいませ。

こういった極端化な気候、気温の変化は、
地球温暖化の一つの側面だという見方もあるようです。
自然現象の一つひとつより、環境危機の深刻さがうかがえます。
迅速で着実な対応が必要だと、心より感じています。

ところで、シンポジウムに向けた
第一回勉強会の告知をさせていただきます。


持続可能な国づくりの会presents 連続公開講座第1回

「安心と安全の国づくりとは何か
 ~スウェーデンに学ぶ”持続可能な社会”」

講師:環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎先生
日時:10月21日 13:30~(開場は13:00)

場所:モンベル渋谷店5Fサロン

受講料:一般1500円、学生1000円、会員1000円。

参加希望の皆さんは、以下メールまでご連絡をお願いいたします。
greenwelfarestate@mail.goo.ne.jp

会場定員の都合により60名で締め切りとさせていただきます。
皆さんのご参加、心よりお待ちしています。


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北極の海氷

2007年09月14日 | 環境
こんにちは、副代表の横倉です。

以前ブログに、北極の海氷が観測史上最小になったというニュースを書きました。
その後どうなったのか気になって調べていたら、こんなサイトを見つけました。


北極圏海氷モニター
http://www.ijis.iarc.uaf.edu/cgi-bin/seaice-monitor.cgi?lang=j

観測衛星から見た北極の海氷の状況が毎日更新されています。

また2002年6月からの画像も見られるので、現在と比べてみることが出来ます。



夏も終わりに近づき、朝晩は涼しくなってきました。
ふとすると今年の猛暑を忘れてしまいそうです。

暑さを実感しているときは、温暖化の深刻さを実感として感じているものの、
暑さが過ぎれば、やっと涼しくなったと毎年ほっとしているように思います。


ただ、温暖化は毎日止まることなく進んでいるのは確かなことだと思います。


着実で、迅速な行動。

これからの活動に欠かせない部分だな、と思いました。

最近のテレビニュース

2007年09月06日 | 環境
こんにちは、副代表の横倉です。

最近、テレビのニュースでは環境に関する報道が増えてきたように感じます。
世界各地での異常気象などいろいろと報じられています。


そんな中で印象に残っている報道があります。

今年の夏、8月15日の時点で北極の氷は観測史上最も小さくなってしまったそうです。海氷の縮小は9月の中旬まで続く見通しで、このペースだと国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が、2040~50年ごろの予測した海氷と同じくらいのレベルまで減少する可能性もある、とのことです。

専門家や科学者の予測よりも早く地球温暖化は深刻なものになっているようです。


環境の危機を伝える報道の一方で、こんな事も報じられていました。

米国の調査機関によると、北極海の海底には世界の未発見の石油・ガスのうち25%が眠っているといいます。その豊富な地下資源をめぐってロシアやカナダ、米国などの主権争いが起こっているそうです。

”今まで一年中あった海氷が、このまま温暖化が進めば夏の間はすべて無くなるだろう。そうなれば膨大な費用をかけずに資源開発が出来る。”

そんな考えがこの主権争いの背景にあるとの報道でした。


地球温暖化問題は生態系存続の危機であるのに、地球温暖化によって生まれる状況を利用して更なる資源開発を目指すとは、、、。

こうした考え、価値観でもって国が動いているということに、少し恐怖も感じました。
深刻な問題であるはずの環境問題が、なぜか自分たちの都合の良いように利用されてしまっている、そんな感じがします。



もうひとつ。

最近はいろいろなところで「エコ」という文字を見ます。環境を守ろうと企業、地域、個人が積極的に行動し始めている事のあらわれだと思います。

ただ、この「エコ」もなんだか変な形で定着してしまいそうな気がしています。

これもニュースで見ましたが、最近は「エコ」が儲かるそうです。
「エコ」商品なるものが大量に作られ大量に売られています。
百貨店などには「エコ」商品のコーナーなんかがあるそうです。
買い物袋の代わりの「エコ」バッグは、ファッションの一部のようです。
合コン相手もIT業界よりも「エコ」な業界が人気だそうです。


北極の氷がなくなることは新たな資源開発のチャンスではありません。
環境問題は新たな市場、利益を生み出すものではありません。

適切な行動、エコロジカルな合理性に基づいた行動が、必要です。


2008年5月11日シンポジウム開催のお知らせ

2007年09月02日 | シンポジウム
エコロジカルな合理性を考え、広く共有するためにタイトルのとおりにシンポジウムを企画しております。

場所等詳細は未定ですが、前回に引き続きパネリストに小澤徳太郎氏、岡野守也氏、西岡秀三氏を向かえる予定です。また「環境問題と経済は切っても切れない仲」と言うことで、経済の専門家、特に持続可能な経済、21世紀の経済のあり方にふさわしい見識をお持ちの先生をシンポジウムに招くべく現在調整をしているところであります。また、緑の福祉国家であるスウェーデンが何故そういう道を選べたのか、その謎を解くべくスウェーデンの歴史、特に民主主義の歴史についても触れたいと考えております。こちらも、それにふさわしいパネリストを招待できるように、現在がんばっております。

また、シンポジウムに向けての連続企画の学習会も企画しております。
直近は、小澤徳太郎氏を講師に招きます。
日時:10月21日 13:30~(開場は13:00)
場所:モンベル渋谷店5Fサロン
受講料:一般1500円、学生1000円、会員1000円。60名で締め切りとさせていただきます。お早めにお問い合わせください。

日本で唯一の肩書き「環境問題スペシャリスト」小澤氏のライブの講演を聴くチャンスです。参加希望の方は、左のメニューよりメールでお問い合わせください。


以上、お知らせでした。


と、お知らせだけでは、少々面白くないのですね、事務局齊藤でございます。
先日、環境問題スペシャリストの小澤先生とメールでやり取りしている雑談的なところで、氏は電力消費のピークの日を見事に当てておられました。
と、それ自体はそれほど難しいことではないのですが、この電力ピークという現象への分析は見事です。氏のブログを読んでいただけると話は早いと思いますが、一般市民の私の話も聞いてください。

例の日は、甲子園決勝しかも名勝負。お盆明けの操業。猛暑。と電力会社にとってはゾッとする三拍子がそろったわけです。どうしようもない条件です。
だけど、電力のピークはピーク(山頂)だけあって、ほんの一時なんですね。その一番が6100万キロワットだったと。
よくよく考えてみれば、先の三拍子の一つが掛けていれば日本の電力消費のピークつまり、日本の発電能力の最大値を下げることが出来るかもしれません。
ちょっと考えて見ましょう。

猛暑は、人智を超えたものだから、どうしようもありませんね。残るは、お盆明けの操業と甲子園。
今回は、電力割引契約の関係でお盆の操業が泣きを見ることになりましたが、操業は日常のことですから、それが途切れるのは望ましいことではありません。
と、残るは甲子園。甲子園は真夏じゃないと開催できないのでしょうか・・・。はて。

夏の風物詩になっているが、夏じゃないと野球はできないのか・・・。
原発を数基用意しても、夏に開催しなければならないのだろうか・・・。
秋開催じゃ、いけないのだろうか・・・。
ふーむ。

と、甲子園と原発を天秤に掛けて何だか大げさと思うかもしれませんが、実際それがおきたのが今年の夏だと思います。
刈羽原発が稼動していたら、ここまでのニュースにならなかったことでしょう。

東電は今まで「電力足りない=原発仕方ない」の姿勢でいましたが、それを声高に叫べないで苦しんだのが今年の夏だったと思います。
そろそろ、日本全体が、気づいてもいいのではないでしょうか。増やすことだけではむしろ高くつくことを。
甲子園を秋開催にするだけで、もしかしたら日本の年間の電力ピークが減るかも知れない=原発を減らす、若しくは化石燃料の使用量が減るという効果が出ると言うことを、しっかり合理的に考えるときではないかと。
みなさん、いかが思われます?
僕は、エアコンの効いた部屋で、猛暑の中がんばる球児たちを見る方がむしろ違和感があります。