シンポジウムの一般参加者募集の期限を延長しましたこちらです!
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「もったいない」というのは、日本独特の考え方で素敵な言葉だと思います。ただ、一体何がもったいないのかいまいちはっきり見えてこないことがないでしょうか。
~~~先日のクイズ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここに同じ仕様の車が2台ある。車Aには1人(運転者)が、車Bには5人(運転者とその友だち4人)が乗っている。この2台の車がガソリンを満タンにして、同じ日同じ時間に同じ道を同じ速度で2台並んで法政大学多摩キャンパスから甲子園球場までドライブしたとする。車Aと車Bのどちらが環境への負荷が大きいか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
①私のなんかは、「Aの車には乗りたくないな~」と思ってしまいます。なぜなら、「もったいない」からです。何が「もったいない」かといえば、それは、お金です。高速料金やらガソリン代なんかを全部自分で払わないといけないからです。こういう風に考えると、おそらく車Bという答えになるでしょう。
②ただ、よく考えてみると、これはどちらが環境負荷が大きいか?という問いで、どちらが自身の生活の出費を節約できるか?という話ではないことに気づきます。そうやって考え直すと、同じ速度で走るとすると、5人乗りの車の方が重いのでガソリンを多く燃焼させそうです。つまり、環境負荷が高いように思います。こう考えるとAになると思います。(おそらく考え方によっては、違う見方もできるかもしれません。)
「もったいない」という意識は、環境配慮行動を生むかもしれませんが、その時には、一体、何が「もったいない」のか、一度熟考してみるとよいと思います。もしかしたら、自分のお財布の中のお金が「もったいない」ことと、環境に負荷をかけないということが、ゴチャゴチャ混ざってしまっているかもしれません。
物理的な距離を格段に縮めたIT化は、交通機関を使って移動をする際のエネルギーの節約に貢献したと言われることがあるようです。しかし、それはエネルギーの節約ではなく、会社の経費の節約なのでないでしょうか。企業の人の一部の人が移動をせずに、企業内で会議を行えるようになったとしても、交通機関のダイヤは相変わらずです。
同じように、「もったいない」という意識から環境配慮行動をし続けたとしても、電力会社は電気を作る量は毎年増えています。こういった状況下の社会では、マメにコンセントを抜くことは尊いのですが、結果的には、家計の出費を抑えることにしか貢献していないことになってしまいます。
この週末、今一度、「もったいない」について考えてみたいと思います。
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①私のなんかは、「Aの車には乗りたくないな~」と思ってしまいます。なぜなら、「もったいない」からです。何が「もったいない」かといえば、それは、お金です。高速料金やらガソリン代なんかを全部自分で払わないといけないからです。こういう風に考えると、おそらく車Bという答えになるでしょう。
②ただ、よく考えてみると、これはどちらが環境負荷が大きいか?という問いで、どちらが自身の生活の出費を節約できるか?という話ではないことに気づきます。そうやって考え直すと、同じ速度で走るとすると、5人乗りの車の方が重いのでガソリンを多く燃焼させそうです。つまり、環境負荷が高いように思います。こう考えるとAになると思います。(おそらく考え方によっては、違う見方もできるかもしれません。)
「もったいない」という意識は、環境配慮行動を生むかもしれませんが、その時には、一体、何が「もったいない」のか、一度熟考してみるとよいと思います。もしかしたら、自分のお財布の中のお金が「もったいない」ことと、環境に負荷をかけないということが、ゴチャゴチャ混ざってしまっているかもしれません。
物理的な距離を格段に縮めたIT化は、交通機関を使って移動をする際のエネルギーの節約に貢献したと言われることがあるようです。しかし、それはエネルギーの節約ではなく、会社の経費の節約なのでないでしょうか。企業の人の一部の人が移動をせずに、企業内で会議を行えるようになったとしても、交通機関のダイヤは相変わらずです。
同じように、「もったいない」という意識から環境配慮行動をし続けたとしても、電力会社は電気を作る量は毎年増えています。こういった状況下の社会では、マメにコンセントを抜くことは尊いのですが、結果的には、家計の出費を抑えることにしか貢献していないことになってしまいます。
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