持続可能な国づくりを考える会

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5月19日(土)学習会のお知らせ@藤沢

2012年05月13日 | 文化
持続可能な国づくりを考える会 学習会

□ 読書会 「原子力神話からの解放(高木仁三郎著)」を読む

 言うまでもなく高木氏は、きわめて早い時期からの反原発の代表的学者です(残念ながら2000年に亡くなりました)。今回取り上げる『原子力神話からの解放』は、亡くなる直前の最後の著作で、原発に関する神話・ウソの九つのポイントをデータと理論を駆使して徹底的に明らかにしており、しかもわかりやすい文章で書かれた、脱原発を目指す市民の基本テキストといっていい名著です。
 その九つのポイントを把握することで、私たちは感情的・イメージ的な反原発・脱原発を含んで超え、政府機関、メディア、きわめて多様なネット情報などに惑わされることのない、「なぜどうしても原発はダメなのか」ということについての基本的理解をしっかりと確立できると思います。
 ご一緒に、理解を深め共有していきたいと思っています。

【日時】 2012年5月19日(土)  14:00~17:00

【会場】 サングラハ教育・心理研究所 ミーティングルーム
     藤沢市藤沢89-1 メイキビル201 (JR、小田急藤沢駅徒歩5分)

     http://www.smgrh.gr.jp/page016.html   

【参加費】 \500- (会場整理費 資料代)

【申込】 以下のフォームからお願いします。
    http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P5485478

   ※ 当日参加も受け付けますが、
     事前申し込みのご協力をお願いします。     

【定員】 30名

【お問い合わせ】 持続可能な国づくを考える会事務局
         jimukyoku@jizokukanou.jp

<プログラム概要>

運営委員長の岡野守也氏による「原子力神話からの解放」の要約
参加者全員による、質問・意見と討議

連休・記録的豪雨・原発停止

2012年05月05日 | 原発の持続不可能性

 運営委員長の岡野です。以下、個人ブログの記事転載+αです。


 今年は、例年のように遊ぶ計画だった方には、例年のような五月晴れはごくわずかで、さんざんの連休になりました。

 日本の西から東、東北、北まであちこちで記録的豪雨でした。

 何箇所もの仮設住宅で浸水被害があったとのこと、重なる被災はほんとうにお気の毒で、ただただ心からお見舞い申し上げますと言うほかありません。

 これは、言うまでもなく異常気象の一つの表われで、今年はたまたま運悪く、ということではないと思われます。

 天が、私たち日本人(そして人類)全体に、もうこれまでどおりの生活の仕方・社会システムではやっていけないことを、これでもかというほど厳しく警告しているのだ、と私は感じています。

 折も折、「こどもの日」の今夜から明日の深夜にかけて、泊原発が停止となり、日本のすべての原発がいちおう止まることになります。

 まちがいなく未来の世代へのおそるべき負の遺産となる原発が、こどもの日に成り行きで止まる、というのはなんとも象徴的でもあり日本的でもあって、悲しくなります。

 大人たちの責任と意思で恒久的に止めたのではなく、成り行きでとりあえず止まるのですが、リーダーたちがとても再稼動という空気ではないと空気を読めれば、なし崩し的に止まったままになり、そうなれば、まちがいなくこどもたちの未来に遺される負の遺産のある程度の軽減にはなるはずです。

 日本的に「空気で動く」のでもいいから、このまま止まっていてほしい、と祈らずにはおられません(電力不足のデータは信じていません)。

 震災―津波―原発事故、そして度重なる記録的な天候の異変を、天からの警告と聞いて、日本人全体が根本的な方向転換をすることができることを、切実に願っています。

 (「根本的な方向転換」の方向については、私たちは繰り返し主張してきたとおりです。ぜひ、みなさんのご意見をお聞かせ下さい。「なるほど、この方向だと思う」とか「いや、この方向ではなく、他の方向だと思う」とか。生産的議論ができるといいと思っています。)