先日お知らせしました上記の学習会ですが、大変残念ながら3月中旬には新型ウィルス肺炎の本格的流行期に入っているのではないかという危惧があるため、流行期が過ぎるまでということで延期にさせていただくこととしました。
よろしくご了解・ご海容のほどお願い申し上げます。
みなさんのご健康を心からお祈り申し上げ、催行できるようになりましたら、ぜひご参加いただけますようお願いいたします。
先日お知らせしました上記の学習会ですが、大変残念ながら3月中旬には新型ウィルス肺炎の本格的流行期に入っているのではないかという危惧があるため、流行期が過ぎるまでということで延期にさせていただくこととしました。
よろしくご了解・ご海容のほどお願い申し上げます。
みなさんのご健康を心からお祈り申し上げ、催行できるようになりましたら、ぜひご参加いただけますようお願いいたします。
当会会員で著名なジャーナリストである高世仁氏に、今回は「リローカライゼーション(地域回帰)~しあわせと持続可能性との接点」というテーマで語っていただきます。
2010年の東日本大震災が、自分たちでコントロールできないエネルギーや、生産現場の見えない食糧に支えられた、「近代」の危うさをあらわにしましたが、いま、エネルギーと食糧を軸に、伝統を再発見しながら地域づくりに乗り出す限界集落に、「根っこのある暮らし」を求めて若者が移住しているそうです。進行中のこの「おだやかな革命」の実例を見ながら、「しあわせ」と「持続可能な国づくり」との接点について高世仁氏に論じていただきます。国家単位の政策とは全く異なる「持続可能性」へのアプローチを学ぶ貴重な機会になると思いますので、是非ご参加ください。
●日時 7月6日(金) 19:00~21:00
●場所 ◆四谷地域センター 11階 集会室2
地下鉄 丸の内線「新宿御苑前」駅より徒歩5分
都バス 品97新宿駅西口~品川車庫
「新宿一丁目」バス停より徒歩1分
●参加費:無料 ●定員30人
申込先
「持続可能な国づくりを考える会」申し込み担当:増田満
FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com
*氏名、住所、連絡用電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい
次回学習会は2月16日(金)開催です。
昨年10月の衆院総選挙で、自公が圧勝、民進党が立憲民主党と希望の党に分裂し、当面、野党勢力がさらに弱体化した中でも、はっきりとした理念とビジョンを掲げて立憲民主党が分離・独立し、現政権支持でない国民にとって、自公でない別の明快な選択肢ができたといえます。
そこで、ネットに公開されている立憲民主党の理念とビジョンを「持続可能な国づくりを考える会」の「理念とビジョン」と照らし合わせながら討議し、可能ならば統一的な方向性を見出したい、というのが今回の学習会の目的です。会のメンバーの方も、メンバーではないが関心があるという方も、立憲民主党支持者の方も、ぜひご参加いただき、討論に加わっていただけると幸いです。
詳しくは添付したチラシをご覧ください。なお、ご参考までに立憲民主党の公開されている理念とビジョンと、同じくネット公開してある当会の「理念とビジョン」のファイルも添付しておきます。チラシにある日時場所等は以下です。
●日時 2月16日(金) 19:00~21:00
●場所 東京ボランティア・市民活動センター A会議室
JR飯田橋駅・地下鉄飯田橋駅 徒歩すぐ
セントラルプラザ(右図緑の建物)10階です。
●参加費:無料 ●定員40人
申込先
「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満
FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com
氏名、住所、連絡用電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい
持続可能性の条件を考える
~スウェーデン、スイスの防衛・外交政策(中立政策)に学ぶ~
戦後の日本人の多くが、「戦争は嫌だ」「もう二度と戦争をしたくない」「戦争をしてはいけない」という強い思いを持ったのではないでしょうか。そういう思いが表現されたのがかつて掲げられた「非武装中立」という理念でした。そうした思いを今も持ち続けている方も多いのだと思います。
しかし、世界と東アジアの政治状況は、そうしたあまりに理想的すぎる理念を実現するにはあまりにも厳しいものであり、日本は「専守防衛」の「自衛力」だという建前はあっても実質的には「武装」していますし、特に最近、もしかすると日本も戦争に巻き込まれるのではないかという状況があります。
そうした中、第二次世界大戦中、スウェーデンとスイスがなぜ「武装中立」を保つことができたのか、その巧みな戦略と大変な苦労・苦悩について学び、それがどこまでこれからの日本に参考になるのか、ならないのか、ご一緒に学び、考えていくことには、大きな意味があるのではないかと思います。
猛暑の中ですが、ぜひ、万障繰り合わせてご参集ください。
運営委員長・岡野守也
●日時 8月25日(金) 19:00〜21:00
●場所 戸塚地域センター 地下1階集会室1 (JR高田馬場 徒歩3分)
●参加費無料
申込先
「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満
FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com
氏名、住所、連絡用電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい
出席の場合ご連絡よろしくお願いいたします。
長年「世界の警察」であり、自由主義市場経済のグローバリゼーション」の先頭を切ってきたアメリカが大きな方向転換をするかもしれないという歴史の曲がり角に来ています。
これまで私たちは主に持続可能な「国」づくりについて様々な識者のアイデアと私たちのアイデアを突き合わせながら学んできましたが、そうした状況のなか、今回はさらに大きなスケールの持続可能な「世界」の可能性について、フランスの経済学者・思想家ジャック・アタリの著作を手がかりに、ご一緒に考えていきたいと思います。
アタリは経済学者・思想家でありつつ、政界・財界でも重責を負って発言・行動を続けており、すでに2006年の『21世紀の歴史』(邦訳2008年、作品社)で世界金融危機を予見して言い当て、またさらにアメリカ帝国の終焉と世界の多極化を予見しています。
そして、国家を超える〈超帝国〉の出現、さらにグローバルな紛争や地球規模の動乱すなわち〈超紛争〉の可能性も指摘しながら、その先に「人類が自らのアイデンティティが破壊される前に、世界の連帯の必要性を意識」し〈超民主主義〉に到達する可能性をも語っています。
その驚くべき博識と展望力は、これからの世界を考えるうえで大きな指針になるのではないかと思います。ご一緒に学びましょう。
(持続可能な国づくりを考える会運営委員長・岡野守也)
テーマ:J・アタリ『21世紀の歴史』から何を学ぶか
メンバーの増田満氏が内容を要約・紹介し、運営委員長岡野がコメントした後、参加者のみなさん全員と話し合いの時間を持ちます。本を読んでいなくても参加していただけます。かなり大部の本なので、概要を知った後さらに詳細に学びたくなったら読むという方法もいいと思われます。
日時:3月17日(金)19時―21時
会場:新宿区戸塚地域センター 5階会議室2(JR高田馬場徒歩3分)
参加費:無料
申込先:「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満
FAX 042-792-3259 E-mail:mit.masuda@nifty.com
事務局の松原です。学習会のお知らせです。
ご参加をお待ちしております。
●テーマ 持続可能性の条件を再確認・共有するために ~つながりに関する深い気づきとは~ ●日時 12月16日(金) 19:00〜21:00 ●場所 戸塚地域センター 地下1階 集会室2 JR高田馬場 徒歩3分 http://www.tcc-tokyo.net/access/ ●参加費無料 (当日参加も可能ですが、事前申し込みいただけると助かります。) 申込先 「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満 FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com |
アメリカ大統領選は大方の予想を裏切った大番狂わせでした。予備選でのサンダースの健闘とも対応した、現状への大きな不満から来た、何であれ「変化」を求める声の現われでしょう。
確かに間違いなくそれぞれの国も世界全体も大きな変化が必要な時代だと考えられますが、言うまでもなく変化すればいいわけではなく、いい・適切な・つまり持続可能な、国、世界の新しい秩序に向けた変化が必要です。
大河の水源がごくささやかな湧き水であるように、私たちの活動は今はささやかであっても、そうした持続可能な国づくりに向かう社会潮流の水源としての湧き水になりうると信じたいと思います。
さて、今回はこれまで学んできた、資本主義が必然的に格差社会を生み出すことを明らかにしたピケティの著作、スウェーデン・福祉国家の基礎となったミュルダールの業績、持続可能な社会に向けた広井氏、正村氏の提案とも対照しながら、私たちの『理念とビジョン』で語られている持続可能性の必須の条件である「つながりへの深い気づき」の意味を再確認する学習会にしたいと思います。
岡野守也
おかの・もりや 当会運営委員長。サングラハ教育・心理研究所主幹。長年にわたり、内面・心と外面・社会の変容に向けた探究とメッセージの発信を続けている。著書『「金剛般若経」全講義』『コスモロジーの心理学』『日本再生の指針』『仏教とアドラー心理学』『唯識の心理学』他。
「持続可能な国づくりを考える会」関係者のみなさん
運営委員長の岡野です。久しぶりの記事投稿です。
少し間が空きましたが、第三回目の学習会を行ないます。
9月16日(金)19時〜21時
会場:東京ボランティア・市民活動センターA会議室(セントラルプラザ10階)
JR線・東京メトロ各線 飯田橋駅より徒歩1分
テキスト:正村公宏『日本をどう変えるのか――ナショナル・ゴールの転換』(NHKブックス)
筆者は、これまで正村氏の本を何冊も読んできましたが(『戦後史』『現代史』『日本近現代史』『マルクス主義と現代社会』『経済学のすすめ』など)、そのたびに「早く(70年代初め)から、こんなに的確な(混合経済による福祉国家からさらに持続可能な社会へという)日本の向かうべき方向性の指示をしている論客がいたのに、耳を傾ける政治家・政党はほとんど現われなかったんだなあ(いまだに現われていない)」と、自分も70年代に発見できなかったことは棚上げにして、とても惜しい・残念だと思っています。
今回取り上げる本は、15,6年も前の本ですが、内容の大筋は少しも古くなっていないので、「今からでも遅くない。学んで、その方向に向かう必然性を理解して、その理解を多くの人に伝えて共有し、そういう潮流を生み出したいものだ」と願っています。
大河も水源はほんのわずかの湧き水であるように、時代を変える潮流も小さな集まりから始まるものです。この会が、そういう集まりになるといいと思っています。
どうぞ、問題意識のある友人、知人とお誘いあわせしてお出かけください。
参加費:無料
申込み先:「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満
Fax.042-792-3259、E-mail : mit.masuda@nifty.com
夏の参議院選挙に向けて、政治の世界はあわただしい動きを見せています。
国民の多数が、憲法の改正という名前の改悪を見過ごして許してしまうのかどうか、戦後史のある種の瀬戸際と言ってもいい重要な選挙だと思われ、これはもちろん当面きわめて重要なことです。
しかし、残念ながらどの政党からも今後の日本と世界にとって基本的で最大といっても中長期のテーマである、持続可能な国づくり、持続可能な世界づくりの理念やビジョンは聞こえてきません。
そうした状況のなかで、たとえ少人数でも共に考え、ささやかでも声をあげるために、当会では学習会を再開し、今回は第二回になります。
諸般の事情でお知らせが間際になってしまいましたが、関心がおありの方はぜひ参加してご一緒に考えてください。
日時:六月二十四日(金)午後七時〜九時
テーマ:「持続可能な福祉社会の条件を考える」
広井良典『持続可能な福祉社会』(ちくま新書)を題材に、まず会のメンバーである増田満氏にその要点とコメントをお願いし、続いて運営委員長の岡野もコメントをします。その後、参加者全員で討議しましょう。
場所:新宿区・戸塚地域センター5階会議室1(JR高田馬場徒歩3分)
参加費:無料
申込み先:「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満
Fax.042-792-3259、E-mail : mit.masuda@nifty.com
3月18日(金)、再開第1回目の学習会を行ない、どうすれば持続可能な国づくりができるのかについて、これまでの合意点の確認を行ないました。
運営委員長岡野がかつて2014年8月〜9月にこのブログにも掲載した「持続可能な国づくりの条件」(1〜18)の要点を述べ、新旧の参加者と話し合いました。
そこで、二つ興味深い発言がありましたのでご紹介しておきたいと思います。
1つは、最近、会に関わるようになってくださった方から、「まわりの人にスウェーデンの話をすると、『あそこは小さい国だからできたんじゃないか』と言われるのですが」という話がありました。前からの会員は顔を見合わせて、「またか」と苦笑いしました。あまりにもよくある質問だったからです。
それに対して、かつて私は「小さいからできたのではなく、優れた社会システムを創り出せたからできたんです」といった答えをしていましたが、今回はより具体的に「社会システムのなかでも特に「『混合経済』という巧みな経済システムを創案できたからです」というより具体的でわかりやすい(かもしれない)説明をしました。
市場経済の効率は十分に生かしつつ、努力や能力や運によるある程度の差は認めながら、政府が関与して、貧困層において不満が鬱積し社会的な統合がゆらぐことがない程度に、なるべく格差の少なめの公平な分配をするという、自由主義経済と計画経済のいいところを混合した経済システムは、国の規模にかかわらずこれからすべての国そして世界全体が向かうべき(すでにヨーロッパなどはかなりの程度向かっている)方向ではないかと思います。
もう1つは、会の創設の時から関わってくださっているスウェーデンの環境問題の専門家・小澤徳太郎先生の、「さすがのスウェーデンも最近の難民問題などで行き詰るのではないか」という趣旨の発言でした。
筆者は、「うーむ、そうかもしれないが……これまで社会科学者と政治家の連携による統合的な知恵で多くの困難を乗り切ってきたように、今回もスウェーデンはみごとに乗り切って見せてくれるのではないか」と希望的な観測をしています。
たとえスウェーデンや他の北欧3国、さらにはEUが失敗したとしても、持続可能な国づくりと持続可能な世界づくりがこれからの日本人と人類の避けられない課題であることに変わりはありませんから、それらの国々のこれまでの先駆的な成功(と失敗?)のケースは、これからそこに向かうための基本的で大きな参考になることはまちがいない、と考えられます。
次回の日程や場所はまだ決まっていませんが、テーマは「混合経済という選択肢――その有効性について」です。
決まり次第、またお知らせします。ぜひ、ご一緒に考えていきましょう。
持続可能な国づくりを考える会 学習会
「持続可能性の条件を再確認・共有するために――バタフライ効果を期待しながら」
今日本社会は、混乱‐混迷‐崩壊に到る道と持続可能な道のどちらに向かうのか、大きな岐路に立っているように見えます。
しかも、現状で主流の進んでいる道は経済最優先であって、私たちの望む経済・財政と福祉と環境が好循環する社会システムへの道とはまったく異なる方向に向かっています。
主流派は、加えて持続性の基礎である平和をも危うくするような政策を強行しようとしており、しかもそれを批判する勢力に対しては言論統制をもくろんでいると思われます。
「狭い門からはいれ。滅びにいたる道は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。命にいたる道は狭く、その道は細い。そして、それをみいだす者が少ない」(新約聖書・マタイ福音書)という言葉があります。
当会は諸事情で休止状態にありましたが、そうした危機的な事態の中にあって、たとえ今は少人数で微力でも発言・活動を再開するべきではないか、と考えました。
かつて気象学者E・ローレンツがカオスの科学をベースに「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?」という講演を行ない(1972年)、「バタフライ効果」という言葉が生まれました。それが自然科学の理論としてどこまで妥当かはともかく、ごく小さなことがやがて大きな社会現象を生み出すことがあるのは間違いなさそうです。
直近の例を挙げれば、スペインで一昨年2014年1月にわずか30人ほどでスタートしたばかりの若者政党ポデモスが、昨年12月の総選挙で定数350議席のうち69議席(約20パーセント)を獲得し、第3党にまでなっています(彼らのマニフェストは私たちの「理念とヴィジョン」と完全一致ではありませんが、かなり重なっています)。
私たちもそうした社会的なバタフライ効果・「今は微力であっても協力すれば強力な勢力になれる」ことを期待しながら、学習会を再開したいと思います。
まず第1回目は、主にこれまで関わってくださった方々と、エコロジカルに持続可能な国そして世界秩序がこれからの選択肢であると考えるのはなぜか、私たちの認識を再確認し共有することから始めますが、もちろん新たに参加してくださる方も大歓迎です。
期日が迫っており会場も小さいので、参加ご希望の方は、氏名、住所、職業、連絡用電話番号、メールアドレスを明記の上、下記の担当窓口へ至急お申し込みください。
日時 2016年3月18日(金) 19:00〜21:00
場所 戸塚地域センター 5階 会議室2 (JR高田馬場駅徒歩3分)
発題「持続可能性の条件を再確認・共有するために」 運営委員長 岡野守也
参加費無料
申込先 「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満
FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com
以上文責 「持続可能な国づくりを考える会」運営委員長 岡野守也