イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ファーストチーム最終調整

2007-08-26 11:21:58 | イーグルス
 プレシーズンゲーム3戦目はサンデーナイトゲームの@PIT戦になります、ファーストチームは前半終了まで起用する予定でWRとDBは後半にも出てくる可能性がありそうです。

 L.J Smithは練習には参加しているもののまだ実戦は無理と言うことでPIT戦は欠場、Shawn Andrewsは練習に参加できていないので欠場になり、プレシーズンゲームに出場しないまま開幕を迎える事になるかもしれません。
 プレシーズン2試合欠場してきたBrian DawkinsとIan Scottは出場予定です、Dawkinsは前半終了まで出るようですし、Scottはセカンドチームでの出場となるでしょう。
 ファーストチームのRBはBrian WestbrookよりもCorrell Buckhalterを多く使う模様です、ゴールライン前で2TDを奪ったTnoy Huntとの2番手争いに生き残る為にはここで良い所を見せなければなりません。Huntは少なくともショートヤードでは仕事が出来る事を証明しました、Buckhalterを超える為にはショートヤード以外の場面での動きをアピールする必要が有ります。
 Jeremiah Trotterが抜け、Omar GaitherがMLBのファーストチームに昇格しての戦いになります。インサイドのランストップでパワー負けしないか、アウトサイドのランプレイをカバーするスピードはどうか、Cris Gocongのブリッツを増やすのか、見るべき点がたくさん有ります。
 Javon Kearseが復帰し、REはTrent Coleがスターターで出る予定で、Darren HowardはREの(ほぼ同格の)2番手で確定したようです。ルーキーVicter AbiamiriはDE5番手として53人枠には入るがアクティブにならない状態で1年育てる事になります。
 Andrewsの代役のRGはプレシーズン緒戦はScott Young,2戦目はMax Jean-gillesでした、3試合目のこの試合ではバックアップCのNick Coleがスターターで起用されます。つまり、Scott,Gilles共に合格点は貰っていないという事で、Andrews不在は大きな穴のまま残ってしまうでしょう。CのスターターJamaal Jacksonを本来のGに戻して、Nick ColeをCに入れる事を考えても良いかもしれません。

 プレシーズン最終戦にはファーストチームは出てこないでしょう、この試合がファーストチームの最終調整になります。ランを止める事、ランを出す事、TrotterとAndrews不在をどうカバーしていくのか、これがこの試合の焦点です。

カバー2で何をやるかはちょっと楽しみ

2007-08-24 09:15:08 | イーグルス
 Jeremiah Trotterの解雇で空いたMLBにはOmar Gaitherがセカンドチームから昇格する事になりました。Takeo SpikesをMLBに回し、Gaitherを去年までのWLBに戻すのが良いのではないかと私は考えていますが、Gaitherを中央に据える事にしたようです。
 Spikes,Gaither、Cris Gocongのスターター3人がどう機能するのかは未知数です。Gaitherは去年終盤のレギュラーシーズン5試合とプレイオフ2試合にWLBでスターターになっていい仕事をしましたがMLBで使えるのかは分かりません。Spikesも怪我が多く1シーズン乗り切る事が出来るのかは微妙でしょう。Gocongは去年キャンプ中に怪我でIR入りしましたから実質ルーキーです。中核のTrotterを外すだけの成長を見せたから解雇に踏み切ったのだとは思いますが、実戦で2年目コンビがどれだけ働けるのかは誰にも分かりません。 

 LB3ポジションのバックアップでもあった(カレッジではSLBで去年キャンプ中にSLB>MLB>WLBとコンバートを繰り返していた)Gaitherをスターターに据える事でバックアップは手薄になります。
 SLBとMLBの2番手を務めるのはルーキーのStewart Bradleyになるでしょう、LBに色々な事をさせる為にシステムの理解が難しいとされるJim Johnsonののシステムを理解できているのかは不明です。ただ、キャンプでの評価は非常に高く、カレッジではSSからDEまでプレイした器用な選手ですからバックアップとしてならば何とかなると考えているのでしょう。
 WLBには肩の怪我でGaitherにスターターを奪われましたが、疲れが溜まるまでのシーズン序盤は良い動きを見せたMatt McCoyがバックアップに入る事になりそうです。カット濃厚とまで言われたMcCoyですが、GaitherがMLBに専念する事で道が開けました。個人的にはルーキーFAのAkeem Jordanの方が面白い選手になりそうな気がしています、まあニッケルバックとして起用する事を考えればMcCoyが生き残るのでしょう。
 この5人にST要員のTank Danielsを加えたLB6人編成でシーズンに望む予定なのでしょう。10年選手のSpikes以外はMcCoyが3年目で他はルーキーと2年目だけの異常に若いユニットになりました、OLやDBにもそう言う傾向が有るのですが大ベテランと若手だけのユニットで中堅と言える4-7年目くらいの選手が居ないのは大きな問題になるでしょう。有望な選手はルーキー時の契約が終わる前に契約延長するが、そうでもない選手はルーキー時の安い契約が終わったら放出する、これは経営と言う意味では良いのかもしれませんがデプスとしては不安定な状態を作り出します。

 
 これまで多くのベテランを無情にも切り捨ててきたと言われるEaglesですが、その殆どはFAになった時に引き止めるべきといわれた大物をそのままリリースしたもので、解雇と言う形でチームを追う事は珍しいです。チームの精神的支柱を切るだけの理由と魅力のある若手が居るようには見えないのが、今回の解雇をベテランを若手が追い出したと一言で片付けられなくしているのだと思います。そう言う意味でもスターターに昇格したGaither、53人枠に残れないと言われていたMcCoyには頑張ってもらう必要が有ります。


 
 TrotterはTBでテストを受けるようです、Jon Grudenとは98年にEaglesで一緒にやっていますし縁が無いわけではないのですが、タンパ2のどこで使うのか意味が分かりません。サードダウンのランストップ専門で膝をいたわりながら使うのかもしれませんが、バックアップを受け入れるような選手ではないと思います。契約した場合どこで使うのかも楽しみですし、フィジカルチェックに合格するのかと言う点でも興味が有ります。

ブリッツ過多は時代遅れ、その2

2007-08-23 08:39:33 | イーグルス
 Jeremiah TrotterとAndy Reid,Jim Johnsonの間に何があったのかは、Trotterが次のチームと契約すれば分かるでしょう、言いたい事を黙っていられる性格じゃないでしょうから。
 プレシーズン緒戦だったBAL戦のファーストドライブでTEへ短いパスを何本を決められたのを見て解雇を決定したのではないかと言う話も有るようです。ブリッツ過多のシステムに戻すのであればTrotterのランディフェンスでの貢献よりもパスカバーでの問題点を重視したのかもしれません。
 Jim Johnsonのシステムは本来OLBにブリッツをさせMLBがそのカバーに回る、5-2に近い形を取るものです。その後DTとDEの間の同じギャップから2人同時にブリッツを入れさせる伝家の宝刀ファイアゾーンブリッツに発展しました。この変更の裏にはTrotterを放出した後のMLBがパスカバー出来なかった事に有ると私は考えています。Barry Gardner,Levon Kieklandはパスプレイにおいて無力すぎました、その為にOLBがブリッツを入れて空いたゾーンのカバーが出来ず、アウトサイドからのブリッツを諦める事になったわけです。パスカバーが出来ないMLBを使う分、ランストップで前に動く事とパワーは有るのでOLB2人にニッケル時のようなカバーをさせてMLBとSを真ん中からブリッツさせる事にしたと考えています。

 その後、NEとのスーパーボウルで第3Qの勝負所でスクリーンパス4連発(4じゃないかも)を貰ってブリッツが沈黙したのを契機にブリッツを減らす方向でシステムの調整をしています。LBがスクリメージに張り付く事は無くなり、タンパ2を採用しているかのように言われた事も有りました。その中でブリッツを入れるのはやはり真ん中からTrotterに入れさせています、これはもう前にしか動けない代わりに3人目のDTになりうるパワーを生かすにはこういう使い方しかなかったのでしょう。
 そして今年、カレッジのサック記録を持つ(1-AAですが)Cris GocongをSLBに入れたのはもう一度アウトサイドからのブリッツを入れるシステムに戻すという事です。Takeo Spikesを呼んだのも、Omar GaitherをMLBに回したのも(Spikesの怪我、年齢、高年俸を考えればGaitherはWLBのまま待機させても良かった筈です)OLBからのブリッツをMLBがフォローする形に戻す為の布石で、Trotterは膝の怪我で動けなくなった昨シーズン終了時に見限られていたのかもしれません。
 同時に、Brian Dawkinsのスピードの衰えと、SSの人材難もシステム変更の一因と考えます。Dawkinsを中からブリッツさせた後にカバー1で残すSSのMicheal Lewisはロングパスを貰い続け干されてしまいました、Dawkinsは素晴らしい読みと勘でスピードの衰えを隠しては居ますが、単純にスピード勝負されてしまえばもう追いつく事は出来ません、そう言う意味で後方でのカバー能力を持つ元FSのSean ConsidineをSSに入れてプレイ毎にSSとFSの役割を入れ替えるような使い方をするのでしょう。Considineが最後尾でロングパスを弾き落とせればDawkinsがどんどんブリッツに入り、ランサポートで前に前に動くでしょうし、それが出来ずにLewisの二の舞になるようならばディフェンスは完全に手詰まりになってしまいます。

 Trotterが横に動けなくなりDawkinsのスピードが落ちた事と、Jim Johnsonのシステム変更、どちらが先なのかは分かりませんが、今年は5年以上前のTrotterがWASに行く前のシステムに戻す事になるでしょう。これはCorey Simon,Darwin Walker,Hollis ThomasとDT陣が最も良かった頃のシステムですし、同じ事をする為にはDTがきちんと仕事をしなければなりませんが、どう考えてもDTは今年の方が弱いです、ランが止まらなくて崩壊した去年のディフェンスからランストップの中核を取り除いてどうするつもりなのか、これはシーズンが始まってみなければどうなるのは分かりませんが、これでランディフェンスが崩壊した場合にはJohnsonは引退する事になるでしょう。



 ものすごく単純に考えると、Micheal LewisとTrotterはアサイメントを無視して突っ込むのでとても有名です。4&26の1つ前のGB戦、4&1の場面でLewisがギャップを間違えて突っ込み50ヤード独走のTDを貰った事があります、Trotterも自分がタックルするプレイの時は張り切るが、ギャップを埋めてSにタックルさせるようなプレイでは潰れ役を嫌い自分勝手に動くと言われています。システムの中に選手を押し込めるやり方のチームですから、こういう選手を使いたくないだけかもしれません。代役が見つかるまでは仕方なく使ったが、代役が見つかったら切り捨てようと我慢して使っていただけだったのかもしれません。

Jeremiah Trotter解雇

2007-08-22 07:29:19 | イーグルス
 Jeremeiah Trotterが解雇されました


 4度のプロボウル選出を誇り、Drian Dawkinsと共にロッカールームのリーダーであるTrotterが3年契約を残して解雇されました。Andy Reidは引退して欲しいと頼んだようですが、Trotterが現役続行を望んだので解雇したという事です、なんでコーチが引退して欲しいと頼むような事になったのかがまず分かりません。
 まず、サラリーキャップですが、3ミリオン程度の契約をあと3年残しています。Eaglesはまだ5ミリオン以上キャップに空きが有るは確実で、多分8ミリオン程度残していると私は考えています。キャップを開けるための解雇は考えられません。
 ロッカールームリーダーとしてチームの士気を向上させ続けていると言う面でも特に悪評は聞いて居ません。チーム批判をするような事もなかったですし、他のリーダーと衝突したという事も聞いて居ません。Donovan McNabbとT.Oの衝突の際にT.O側に近い発言をしていましたが2年前の事ですし今さら問題にはならないでしょう。Jeff Garciaを残留させるように動き、McNabbよりもGarciaの方がチームを良くする等の発言もありました、McNabbと確執があったのかもしれませんが、このタイミングでの解雇とは関係ないと思います。
 普通に考えれば年々悪化する膝の怪我で能力が落ちて2年目のOmar Gaitherに抜かれた、しかしTrotterをバックアップに落とせばチームリーダーとしてチームに悪影響を与えかねないからチームから出すしかなかった。こういう事だと思います。Takeo SpikesはTrotterとは違うタイプですがリーダーとしてユニットを統率する事が出来るとは思いますが、激情的にチームを煽るTrotterと同じ仕事は出来ないでしょう。

 本当の理由が今後明らかになるかもしれませんが、今の所なぜこのタイミングでカットしたのかは説明されて居ません。BAL戦後にCris Gocongのブリッツを使うのには横に居るのがTrotterではブリッツに入った穴をカバーできないと書いたばかりです、Gocongにブリッツをさせた時に、Gocongの代わりにTEをカバーする選手にはSean Considineを用意していたのでしょうが、結果を残せませんでした。その場合TEをカバーする事の出来る選手はGaitherのMLB起用しかないと思いました、そう言う意味での入れ替えかもしれません。
 また、BAL戦CAR戦を通じてインサイドのランはある程度止まりました、1巡DTコンビの成長でその後ろに3人目のDTを置く必要が無くなり、よりランパス両面で使いやすい穴の無い選手を配置したと言う意味があるのかもしれません。しかし、これに関して私はGaitherはMLBでやるにはパワー不足でWLBで育てたほうが言いと考えています、カレッジではSLB,ルーキーシーズンはWLBで起用されたGaitherにMLBが務まるパワーは無いと思います。
 SpikesをMLBで使ってGaitherをWLBに戻すのかもしれませんし、3巡ルーキーのStewart BradleyをSLB,MLB両面で使う目処が立ったのかもしれません。また、Matt McCoyを残す為にはLB7人編成が必要になり、TrotterとMcCoyを天秤に掛けたのかもしれませんが、その場合Trotterが弾き出されるような事はないでしょう。

 シーズンが開幕したらやっぱりインサイドのランが止まりません、こういう事態になるリスクを考えた場合に今Trotterをカットする意味が有るのかがまず分かりません。プレシーズンゲームでアウトサイドのランに付いていけないような場面が有ったのかもしれませんし、Gaitherを腐らせるのは勿体無いと考えたのかもしれません、本当の理由は分かりませんが、Trotterがチームに居ない事は確かです。
 個人的には嫌いな選手なので、代わりが務まる選手が居るのならば問題ないのですが、その点には大きな疑問が残ります(薪割りが見れないのだけはちょっと寂しいかも)今後ランディフェンスが崩壊した場合のチームの混乱を考えると、この段階でのカットはするべきではなかったと考えます。

L.J再始動

2007-08-21 08:06:46 | イーグルス
 プレシーズンゲームの4週目は怪我をしない為にファーストチームはほとんど出てきませんし、ファイナルカットに向けて若手中心の試合になります。来週のPIT戦がスターターにとっては最後の調整機会になるでしょう。
 Brian DawkinsとL.J Smithが練習を再開する予定になっています。Dawkinsは別メニューでの調整が続いていましたが、通常練習に参加する事でPIT戦出場を目指しています。DB陣はセカンドチームまで去年とメンバーの入れ替えが無いですから、コンビネーションを練る必要は有りません、試合に出て無事に帰ってくれば十分でしょう。
 L.Jは一度キャンプで通常練習に復帰したのですが、怪我を再発させて練習を休んでいました。もう一度別メニューでの調整から始めて、シーズン開幕までに実戦で戦えるだけの体調を整えることになります。
 プレシーズンゲーム2試合欠場しているIan ScottもPIT戦で復帰する事になりそうです。キャンプ後半から練習には参加していましたし、CAR戦にも出る予定になっていましたから膝の状態はそれ程悪くないと思われます。ランディフェンス強化の為に働いてもらう事になるでしょう。
 
 Jeremy BloomがBAL戦で痛めたつま先の怪我が悪化した為に練習を休んだようです、チーム唯一のリターナーですから怪我を防ぐ為にも休養する必要があります。しかし、カバーチームとの息を合わせる必要も有ります、怪我に弱いBloomを使う為にはバックアップを用意する必要が有るのですが、53人ロスターに残りそうな選手の中にリターナー候補が居ない(Westbrook,Sheppardはリターナーで使いたくないです)のは危険だと思います。

 Kelly Holcomb、Jevon Kearse、LaJuan Ramseyは練習を休んでいます、Ramseyは復帰まで時間が掛かりそうです。
 シーズンエンドの怪我と診断されていたJerome McDogle,Ryan Moats,Stefan Rodgersの3人は手術を受ける事になりました、ただIRに入れるかは術後に決める事になるようです。PUPリストからシーズン後半復帰を目指せるのならばIRに入れないで済むかもしれません。