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フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

問題点山積み

2007-08-29 07:39:16 | イーグルス
 ロスター枠調整最後の1人はLB Craig Kobelをカットしました、これで75人になります。


 プレシーズンゲームも3試合を終えて、最後の4試合目は53人枠を決める為の試合になります。これまで3試合で今年のチームのどこに問題があるのかを考えて見ます。

 最も期待外れと言われているのが新スターターCris Gocongで、Jeremiah Trotterよりも横に動けない、タックルが出来ない、LBとしての能力がまるで無い今すぐDEに戻すべきだ、等と叩かれてしまっています。カレッジのシステムが5-1-5でDLは常にギャップに飛び込むと言うギャンブル性の高いものだったようです、その中で大外からラッシュを掛け22サックを記録したのですが、特筆すべきは縦への動きであってLBとして左右にも動かしたのは失敗だったのかもしれません。ブリッツをさせれば元DEですしそれなりの効果が期待出来るようですが、それ以外のプレイではまだLBの動きをしていないと言われていますし、特に中央へのランプレイの時の判断が悪く中央へサポートをしないでそのまま外側に居続けてしまう事が有るようです。これは実戦で経験を積むしかないのかもしれませんが、実戦で経験を積ませるような余裕が有るとは思えません。ストロングサイドのランに対しては去年までのDhani Jonesに比べてパワーアップした効果が出ているようですが、逆サイドまで追いかけていけるようなフットワークは持っていないようです。
 バックアップのルーキーStewart Bradleyが良いのか悪いのかが良く分かりません。Trotter放出の為には代わりになるスターターMoar Gaither以上にGaitherが昇格した後のバックアップの人材が必要になります、そう考えればBradleyがMLB,SLBのバックアップとして十分にやれると判断したのでしょう。しかし、パスカバーが出来ず、自分の所に来たランしか止められないと酷評されるGocongからスターターを奪えていないのですから大きな期待は出来ません。ルーキーですし、身体能力は有るけれどもシステムの習得やプロのレベルに合わせるのに手間取っているだけで少し時間が経てば急上昇する可能性はあります。ただ、Gocongはダメみたいだと言う評価のあとにBradleyに変えるべきだ、と続かない所を見るとそれ程の動きを見せている訳ではないのかもしれません。

 Sean ConsidineはPIT戦で目を傷めたとも脳震盪とも言われているのですが途中退場しました。ハイライトで流れたPITのTE Heath Millerに弾き飛ばされたパスだけを見ても今年もSSが大きな穴になるのが想像出来ます。15ポンド増やして6-0 215ポンドと数字上はそれなりのサイズを持っている事になっていますが、どうもそれに見合ったパワーを感じません。高めに放り込んでおけば大怪我しないと舐められた結果、パスラッシュを掛けてもQBを動揺させる事ができなくなったのが去年のパスディフェンスの欠陥でした。そう言う意味でニッケルバックにWilliams Jamesを入れ、Considineにバルクアップさせた訳ですが、今の所全く効果が出て居ません。不動のスターター陣であるLito Sheppard,Sheldon Brown,Brian Dawkinsは動かせませんから、SSとニッケルバックでサイズの無さをカバーするしかないのですが、それに失敗してしまったと考えるべきでしょう。サイズアップと言う意味では代わりになる選手が居ません、今年も高めに放り込まれるようなロングパスを貰い続けるのでしょう。

 Javon Kearseも全く良い所が無いようです。膝の怪我からの復帰ですし、体重減から復帰途上なのは考慮すべきでしょうし、開幕までに何とか仕上げてくれる事を祈るほか無いのですが。パスラッシュはOLを超えられない、ランプレイでは押され続ける、これでは何の役にも立って居ません。Trotterをカットしたばかりでもう1人切るのはチーム内部に影響が大きすぎますから今の段階でのカットは無いでしょうが、セカンドチーム降格を考えてもいいと思います。そうなった場合チーム内に火種を作る事になりますが、今のKearseを使うよりはましだと思います。LEの2番手Jaqua Thomasではなく、Darren HowardをLEに入れる去年の形を取るのが現状ベストの布陣でしょう。このままKearseの調子が上がってこないようだと、早く怪我をしてくれと(怪我をすれば降格の理由が出来ます)祈る事になるかもしれません。


 Shawn Andrewsの不在でランオフェンスの中核を欠いた事の影響は大きいです。TraもJon Runyanも熟練のベテランですが、怪我と年齢で能力を磨り減らしています。去年急成長したJammall JacksonもAndrewsが隣に居たから良かっただけだったのか?と言われ始めているようです。Andrews無しでもプロボウル経験者のベテラン2名にプロボウル級といわれる成長をしたJacksonとそれなりの名前が揃うのですが、ディフェンスを破壊するのにはAndrewsが必要です。去年のリーグトップクラスから、中の上程度のOLになってしまっている現状でランが出ないのはやはり問題です。Andrewsの復帰がいつになるのか、その間を誰が埋めるのか、これはオフェンス全体に影響する大問題です。

 エースレシーバーに成長した筈のReggie Brownが精彩を欠いているようです。プレシーズンゲーム1,2戦でキャッチを記録していなかったBrownはPIT戦でも2つキャッチミスをしているようです。キャンプで足を痛めた影響なのか動きが重くフリーになれないのが原因とも言われていますが、L.J Smith不在の分も今年はWRが頑張らなければなりません。
 Jeremy Bloomも3試合でのKRが19,2ヤード平均と冗談のような数字に終わっています。BAL戦でつま先を痛めて練習を休んだりしているのが原因で、キャンプ中にはこれまでチームには無かったスピードを持っていると評価されていましたから怪我さえ治ればそれなりの働きをしてくれるとは思いますが、20ヤード行かないのは期待外れと言うしかないです。同時に2番手のリターナーが用意されていないのも問題です、3年ぶりにGreg LewisをリターナーとしてPIT戦起用しました、経験が無い(であろう)Correll Buckhalterにもリターナーをやらせています、Rodreick Hoodを失った穴はニッケルバックとしてよりもリターナーとして大きいかもしれません。

 
 次週のNYJ戦にはA.J Feeleyがスターターで出るようです、ファーストチームはお休みと言う事でしょう。後は練習で調整していく事になりそうですが、ドラフト終了時よりもチーム事情は確実に悪くなっています。開幕戦で結果を残せないようだと不本意なシーズンになる可能性も有りそうです。