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McNabb実戦復帰

2007-08-19 09:56:15 | イーグルス
 プレシーズンゲーム第2戦のCAR戦は27-10で圧勝しました、復帰戦になったDonovan McNabbも無難な動きを見せましたし、怪我で出遅れていたLito SheppardはINTリターンTDを奪っています。

 オフィシャルHPでMcNabbを追い続けたカメラの映像が流れています、スローイングは問題ないのですがまだフットワークは危なっかしいと言うかスムーズさが無いように見えます、一度足がもつれて転びそうになっています。最後はサックを受けて交代となりましたが、怪我をしたわけではないようです、4回のドライブでTDとFGで10点取り、残りの2回は3&OUTに近い状態であっさり終わっています、例年通りと言う事です。

 この試合でもランオフェンスは不調でした、Brian Westbrookは6回16ヤード、Correll Buckhalterは5回12ヤード、Tony Huntはゴールライン前で2TDを押し込んだものの6回7ヤードと前半は17回で35ヤードの数字に終わりました。ランオフェンスを安定させないと折角ボールコントロールをやり始めようとしたのにパスパスパスで3&OUTの悪い形に戻ってしまいます。これまで苦手としていたゴールラインでの1ヤードを取れるようになったのは改善されたと言えなくは無いですが、次のPIT戦もディフェンスが強いですしちょっとディフェンスの良いチームと当たるとランが出ないのは問題です。

 L.J Smith不在の穴を埋めるTE2人が良い所を見せました、Matt Schobelは58ヤード独走を含む3回71ヤード、期待のルーキーBrent Celekも4回45ヤードと活躍しています。特にCelekは狭い場所でもキャッチ出来る所を見せてくれました、言い換えればフリーになるようなフットワークは無いのですけど・・・。
 WR3番手を争うHank BaskettとJason Avantも頑張っています、ファーストチームのスロットにはAvantが入っていますが、ワイドアウトとしてはBaskettとGreg LewisがセカンドチームでAvantとJeremy Bloomがサードチームのようです。Avantは3回27ヤードでエンドゾーンでキャッチミスをしています、Baskettは3回52ヤード獲得しています。
 L.J Smithが開幕に間に合わない場合には3WRセットを増やして補うでしょう、去年よりもスロットレシーバーの責任は重いはずです、2人を上手く使い分けてくれるといいのですが。

 Julius Peppersが不在だったとはいえ巨大なDTコンビが立ち塞がりました、ランが出ないのも仕方が無いと言えなくはないのですが、それだけでランが出なくなってしまうようでは困ります、OLは更に良くなる必要が有ります。
 足首の怪我で練習を休んでいるShawn Andrewsがもう2度とプレイできないかもしれないと周囲に漏らし、Andy Reidが治療は順調に進んでいると否定すると言ったことがありました。足首の治療に付加って居る器具が、致命傷になりかねない怪我の治療にも使う(軽症の場合でも使うのですが)器具を使っているという事で、やはり重症なのではないかと言う憶測も広がっているようです。ただ、Reidは開幕に間に合うと言い続けています、キャリアエンド級の怪我の場合に開幕に間に合うというような嘘はつかないでしょう。Andrewsが感傷的になっているだけとReidは言っていますし、医者から無理をして悪化させたら致命傷になりかねないから無理をしないように、とでも言われたのをAndrewsが悪く取り過ぎているだけ、こういう話ではないかと思います。
 

 試合前日の練習で手術を受けた膝に違和感が出たということでJavon Kearseは試合を欠場しました、シーズン中ならば出たと言う程度の怪我のようですし心配しなくて良いようです。去年はKearse不在の時はTrent ColeがRE,Darren HowardがLEのファーストチームに入ったのですが、この試合ではJaqua ThomasがLEのスターターでプレイして、ColeとHowardはREで使われました。LEの3番手でJerome McDogleの負傷でロスター入りが確定したルーキーVictor Abiamiriがプレイタイムをたくさんもらったようです。
 Coleが1,5サック、Howardはサックからファンブルを奪っています、Thomasも1サック、Abiamirlも1サックとLE陣は素晴らしい仕事をしています。Abiamirlが実戦で使えるようならば、レギュラーシーズンでもKearseを思い切って1試合休ませるような使い方が出来るでしょう。
 LB陣はBAL戦ではアサイントメントミスが多発したようですが、ある程度修正できたとそれなりの評価をもらいました。DLのパスラッシュが良かった事も有ったのか、Cris Gocongのブリッツはそれ程多くなかったようです。DL4人でプレッシャーが掛かればバランスを崩す危険性のあるブリッツを入れなくても良くなりますし、やはり4-3はDLがパスラッシュをする事が重要です。
 DBでは復帰したばかりのLito SheppardがINTリターンTDを記録しています、DLがはじいて浮いたボールが目の前に落ちてきたINTだったようですし、相変わらずの強運ぶりを発揮しています。Rashad BarksdaleもINTを記録しています、キャンプからINTか抜かれるとのギャンブルプレイを見せていましたし、いつもどおりのプレイ振りだったのでしょう・・・。しかし、セカンドチームのCBはベテランのJoselio HansonとルーキーFAのNick Grahamだったようですし、Barksdaleはサードチームですしロスター残留は難しいようです。

 BAL戦では43ヤードのFGを外したDavid Akersですが、スナップが低くホルダーとのタイミングが合わなかったのが原因だったようで、ホルダーに入っていたDark Johnsonがボールの縫い目の場所を変える余裕が無かったようです。
 CAR戦では51,52ヤードと長いのを2本決めました、ホルダーはJohnsonとSav Roccaが1回づつ務めています。スナップとホルダーは熟練のMike Bartrum,Koy Detmerのコンビには遠く及ばないでしょうが、開幕までに完成させなければなりません。
 リターナーJeremy BloomはKRが2回で平均15ヤード、PRが4回で平均5,3ヤードと平均値を大きく下回るリターンしか出来て居ません。キックオフやパントの飛距離などでリターンのヤードは大きく左右されますから、数字だけで良い悪いは言えませんがちょっと物足りない数字になってしまいました。


 前半戦で24-3と圧倒しました、BAL戦が酷すぎたのでどうなるかと思いましたが、何とか仕上げてきたようです。次のPIT戦は全米中継ですしプレシーズンらしくない本気のぶつかり合いになるはずです、良い試合が出るかどうかで2007シーズンが見えてくるでしょう。