Rocca優勢

　キャンプ9日目、この日の全体練習は午前だけで、午後はスペシャルチームの練習になっています。

　パンターのロスター争いはオーストラリアンフットボールからやってきたSav Roccaが勝利する事になりそうです。昨日は50ヤードラインからパントを蹴り15ヤード地点に落とす練習をしたのですが、Roccaのパントが10～20ヤードライン程度にコントロールされたのに対し、Dirk Johnsonのパントは25ヤードラインの辺りに落ちることが多かったようです。
　キック力ではRoccaが勝っているようです、コントロールもRoccaが勝っているとなれば契約延長したばかりのJohnsonですがチームに残る事は難しくなります。ホルダーとしてのRoccaがどうなのか、実戦で同じキックが出来るのか、そう言う面で未知数ですしプレシーズンゲームで試される事になりますが、今すぐ1人にしなければならないならばRoccaが勝つと思われます。

　ハワイの怪人Nate Ilaoaがゴールライン前でファンブルしたボールをルーキーFAのDT　Jeremy Clarkが95ヤードのリターンTDしたようです。去年SF戦でMike Pattrsonが同じようなプレイを見せましたが、あれはファンブルをカバーした時点でボールダウンだと思って誰も追わなかった為に起きたプレイでした。今回のClarkのリターンTDがどういう形でおきたのかは分かりませんが、まじめに追いかけられて逃げ切ったのならばかなりのスピードを持っていると言う事でしょう。たぶん誰も追わなかったのでしょうけれど。
　同時に、ゴールライン前のプレイでIlaoaがファンブルした事も気になります。245ポンドの巨漢RBの使い道として、当然ゴールラインシチュエーションが真っ先に思い浮かびます。そこでファンブルしてしまうのでは使い道が有りません、4番手のRBをRyan Moatsと争うIlaoaですがこういうミスをしていてはチームに残る事はできないでしょう。

　A.J Feeleyがファーストチームオフェンスの指揮を取る事も多いようです、去年ほとんど練習で顔を合わせなかったReggie Brownにもパスをヒットさせています。去年サードチームのQBだったFeeleyですが、今年はセカンドチームとしてMcNabbに何かがあればすぐに出てくることになりますし、ファーストチームに入れて慣れておく事も重要です。