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フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

カバー2で何をやるかはちょっと楽しみ

2007-08-24 09:15:08 | イーグルス
 Jeremiah Trotterの解雇で空いたMLBにはOmar Gaitherがセカンドチームから昇格する事になりました。Takeo SpikesをMLBに回し、Gaitherを去年までのWLBに戻すのが良いのではないかと私は考えていますが、Gaitherを中央に据える事にしたようです。
 Spikes,Gaither、Cris Gocongのスターター3人がどう機能するのかは未知数です。Gaitherは去年終盤のレギュラーシーズン5試合とプレイオフ2試合にWLBでスターターになっていい仕事をしましたがMLBで使えるのかは分かりません。Spikesも怪我が多く1シーズン乗り切る事が出来るのかは微妙でしょう。Gocongは去年キャンプ中に怪我でIR入りしましたから実質ルーキーです。中核のTrotterを外すだけの成長を見せたから解雇に踏み切ったのだとは思いますが、実戦で2年目コンビがどれだけ働けるのかは誰にも分かりません。 

 LB3ポジションのバックアップでもあった(カレッジではSLBで去年キャンプ中にSLB>MLB>WLBとコンバートを繰り返していた)Gaitherをスターターに据える事でバックアップは手薄になります。
 SLBとMLBの2番手を務めるのはルーキーのStewart Bradleyになるでしょう、LBに色々な事をさせる為にシステムの理解が難しいとされるJim Johnsonののシステムを理解できているのかは不明です。ただ、キャンプでの評価は非常に高く、カレッジではSSからDEまでプレイした器用な選手ですからバックアップとしてならば何とかなると考えているのでしょう。
 WLBには肩の怪我でGaitherにスターターを奪われましたが、疲れが溜まるまでのシーズン序盤は良い動きを見せたMatt McCoyがバックアップに入る事になりそうです。カット濃厚とまで言われたMcCoyですが、GaitherがMLBに専念する事で道が開けました。個人的にはルーキーFAのAkeem Jordanの方が面白い選手になりそうな気がしています、まあニッケルバックとして起用する事を考えればMcCoyが生き残るのでしょう。
 この5人にST要員のTank Danielsを加えたLB6人編成でシーズンに望む予定なのでしょう。10年選手のSpikes以外はMcCoyが3年目で他はルーキーと2年目だけの異常に若いユニットになりました、OLやDBにもそう言う傾向が有るのですが大ベテランと若手だけのユニットで中堅と言える4-7年目くらいの選手が居ないのは大きな問題になるでしょう。有望な選手はルーキー時の契約が終わる前に契約延長するが、そうでもない選手はルーキー時の安い契約が終わったら放出する、これは経営と言う意味では良いのかもしれませんがデプスとしては不安定な状態を作り出します。

 
 これまで多くのベテランを無情にも切り捨ててきたと言われるEaglesですが、その殆どはFAになった時に引き止めるべきといわれた大物をそのままリリースしたもので、解雇と言う形でチームを追う事は珍しいです。チームの精神的支柱を切るだけの理由と魅力のある若手が居るようには見えないのが、今回の解雇をベテランを若手が追い出したと一言で片付けられなくしているのだと思います。そう言う意味でもスターターに昇格したGaither、53人枠に残れないと言われていたMcCoyには頑張ってもらう必要が有ります。


 
 TrotterはTBでテストを受けるようです、Jon Grudenとは98年にEaglesで一緒にやっていますし縁が無いわけではないのですが、タンパ2のどこで使うのか意味が分かりません。サードダウンのランストップ専門で膝をいたわりながら使うのかもしれませんが、バックアップを受け入れるような選手ではないと思います。契約した場合どこで使うのかも楽しみですし、フィジカルチェックに合格するのかと言う点でも興味が有ります。