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ブリッツ過多は時代遅れ・・・

2007-08-17 09:21:17 | イーグルス
 去年はHall of Fame Gameに呼ばれた為にプレシーズンゲームが5試合ありました、その為が3試合目(第2週)にファーストチームを多く使いました。今年の場合は来週のPIT戦が全米中継と言う事も有り、ファーストチームを今週と来週どちらに多くプレイされるのかは不明です。
 試合に復帰するDonovan McNabbは1Q終了までプレイさせる予定になっているようです、上手くTDまでドライブできれば早めに切り上げるでしょうし、3&OUTを繰り返すようならば2Qまで使う事になるかもしれません。膝の怪我からの復帰になるMcNabbが1Qで退いた後、A.J Feeleyが残りのファーストチームを率いるのか全員セカンドチームに変えるのかもわかりません。個人的にはFeeleyと残りのファーストチームとの連携を考える必要が有ると思っています。
 Shawn Andrewsは今週も欠場します、先週はScott YoungがRGのファーストチームに入りましたが、今週はMax Jean-GillesがRGのスターターとして出る予定になっています。350ポンド級を2枚並べるCARのDTを崩すのは難しいとは思いますが、今年もRGがパワーで勝つ事を想定してランプレイを作っているでしょう、Andrewsが居なくなるとランが沈黙する現状の打破はOLの最重要課題です。
 BAL戦唯一の収穫だったルーキーBrent CelekはまだMatt Schobelを抜いては居ない事になっています、それでもCAR戦にはファーストチームに混ぜて使う予定になって居ます。Lee VickersはTEとしてはもう期待していないという情報も有ります、Celekがそれだけ良かったという事でしょう。

 練習に復帰したばかりですがLito Sheppardはファーストチームに入る事になりました、元々怪我の位置も腹筋の辺りと言う事で膝や足首の怪我とは違い治ればすぐにプレイ可能だったのでしょう。
 手薄なDT陣は練習に参加していたはずのIan Scottは欠場、復帰したばかりのMontae ReagorはCAR戦に出場予定です。ただそれ程長くは使わないでしょう。BAL戦後半だけで100ヤード走られたサードチームのDT Jeremy Clark、Macricio Lopezの2人はこの試合でも長い時間試される事になりそうです。


 BAL戦ではCris Gocongがブリッツを仕掛けたプレイでTodd Heapにパスを通されたようです。元DEのGocongをSLBからブリッツさせるのはブロックの相手がTEになりますからQBまで届く勝算の高いプレイと言えるでしょう。背後からサックを取るよりも、あえて見える方向からブリッツを入れる事でプレッシャーを掛ける事をJim Johnsonは好みます。BAL戦では百戦錬磨のSteve McNairに混乱する事無く処理されてしまいました。Gocongがブリッツを仕掛けた場合、QBはブリッツが来たのが見えている訳で、当然マークが外れるTEへのパスを投げる事が増えます。その時にTEがカバー出来ていないのではブリッツの意味が無い訳です。
 Gocongがブリッツを入れた分カバー範囲が広がるMLBはパスカバー能力は全く持っていないJeremiah Trotterです。TrotterにTEのカバーをさせる事は無謀でしょう。サードダウンなどでOmar GaitherがMLBに居るならばショートエリアでTEに付く事も可能だとは思いますが、TrotterにはTEをカバーすることは出来ません。そうなればSean ConsidineがTEのカバーをするしか無いです。元々はFSの選手ですしパスカバーは悪くないのですが、最後尾でゾーンカバーをやらせれば上手いが、マンカバーはそれ程でもないと言うのがCosidineの評価です。6-0と高さが無い為にブリッツを入れたGocongの頭の上を山なりのパスで狙われるような場面ではサイズの無さが問題になるでしょう。
 Gocongのブリッツを成功させる為の要素である、TEのカバーと言う点でチームは答えを出すことが出来て居ません。今のチーム状況を考えれば、ブリッツは脅かし程度で重要な局面で使うべきではないと考えます。
 Heapが居たBALとは違いTEが弱いCAR相手です、ここでGocongブリッツ>TEへのパス成功の流れになるようだと、今年のディフェンスの目玉商品は僅か2試合で生産中止になってしまうかもしれません。