みなりんの紀行文

写真とともに綴る、旅の思い出を中心としたエッセイ。
主に日本国内を旅して、自分なりに発見したことを書いています。

2002年出雲と松江旅行記パート3

2008年11月20日 18時52分46秒 | 旅行記

次ぎに、面積約6キロの松江市と陸続きの大根島へ向かいました。玄武岩を基盤とした溶岩台地で、牡丹の花と高麗人参の栽培で有名です。

グリーンテラスでは、温室の大輪の牡丹を観賞しまOptio430_02032830_035_3 した。松江藩主松平不昧公が愛した花で、王者の品格があります。

色とりどりで大輪、いかにも殿様が豪快にお好きな花のようです。

わたしは、花にたとえてもこんなに豪華な人ではないので、そのゴージャズな雰囲気に圧倒されました。

しかし、花というのは、どういう種類でも心和むものです。

次ぎに向かった、由志園という回遊式庭園は、一万坪もある日本庭園で、たいへん見事でした。昭和50年門脇栄氏が、築造したものです。

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わたしは、父親が高麗人参を以前飲んでいたことがあったので、知っていましたが、非常にお値段が高く、やはり名薬は手頃ではないのだなあと痛感しました。

その日は、その後、宍道湖の夕日を拝見したかったのですが、残念ながらまっすぐ玉造温泉へ行きました。

『枕草子』の中にも記述があり、清少納言も浸かった湯だったのでしょうか、白色ですべすべと滑らかで、気持ちのいい湯でした。

遠くへ来た感慨と、明日の出雲大社への期待などで胸が高鳴り、静かな夜を迎えました。

続く