goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

ふたりの嫁

2006年06月05日 | goro's夜話



「森の妖精たち(命名者marupapa)」

いつ梅雨に入ってもおかしくない、そんな気配は濃厚にあるのですが、それでもなんとかもってますよね。
先週から続いている天気のまま、今週も始まりました。
なんら変らないgoro'sの日常のはずなんですが、どうしても月曜日はバタバタしてしまいます。
どうしても慌しい気分になっちゃいます。
こんなときこそ言い聞かせてます。
ゆっくりやろうよってね。
とはいいつつ、バタバタしちゃうのが現実なんですがね。

M晴ちゃんが突然言うんですよ。
「もう帰る家がなくなったよ」ってね。
彼女はおじさんより少し下、でも大台は越えてます。
子供はふたり、少し遅めの出産だったので、下の子はまだ学生です。
先週父親の7回忌の法要で田舎に帰ったら、実家には泊まることができず、ホテルが用意されてたんですってさ。
理由は甥一家がふたりの子供を連れて帰ってきてたので、寝る部屋がなかったってことのようです。
末っ子の彼女には、そこそこの我儘さがあるのは否めません(耳、痛ッ)。
両親ともいなくなった(ちょっと複雑)実家は、お兄さんの代になっているのですが、今まではすんなり、何の躊躇いもなく実家に帰ってたのが、今回の仕打ち(彼女の言葉)により、よおくわかったんだそうです。
「今まではさ、狭いところで雑魚寝でもなんでもして、家族みんなでワイワイやってたんだよ。息子はおじさんと一緒に寝るんだってさ。それがさ、兄貴は爺さんの顔になってさ、孫をデレデレ呼んでんだよ。生まれて半年で、まだ何にもわかんないヤツに向かってさ・・・気持ち悪いったらないよ」
はいはい、わかりました。
あなたの仰りたいことは、よ~くわかりますよ。
誰よりも愛してくれてると思ってたお兄さんの裏切り、とても許せなかったんでしょうね。
「ふたりの嫁に負けちゃったよ~」
解説します。
ふたりの嫁とは、お兄さんの奥さん、すなわち義姉と、甥の奥さんのことです。
「ひとり(義姉)のときは、いろいろあっても、こっちが図々しくやっちゃえばどうってことなかったんだけど、ふたりだと敵わないわ。隙間がないんだよね。」
笑うしかないおじさんでした。
お兄さんの悪口をいいつつ、最終的には「ふたりの嫁」をターゲットにする。
あなたは正しいです。
そうやって自分の位置を死守してください。
「もう帰る家がなくなったよ」
この言葉が言えるということは、あなたが一歩前に踏み出したということですよ。
何があっても、お兄さんとの絆が切れるということは、決してないんだからね。
それに何より、何でも喋りあえる家族か、あなたにはいるでしょう?


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2 コメント

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帰る場がない (ポージィ)
2006-06-07 12:07:58
家を出てしまったら、どうしてもだんだんそういう風になってしまうんですよね。

私は結婚した当初、実家に父一人でしたから、

毎日のように帰っていましたし、家の中も自由自在に歩き回っていましたが、

やがて兄一家が越してきて同居を始めると行く頻度がぐっと減り、

共用部分しか出入りしなくなりました。

父が亡くなったときは、文字通り帰るところがなくなったと感じて

猛烈な寂しさに襲われましたよ。いえいえ兄一家はいつでも遊びに

いらっしゃいと言ってくれるけれど、です。

さらに、兄一家が別のところに家を新築して元実家が空き家になった今、

さらにさらに、ですね。



M晴さんも、少し違いはあれど同じような「独立?」の道を

まさに今、歩いていらっしゃるんだろうなと思いました。

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実家とは (悟郎)
2006-06-07 19:38:45
ポージィさん

複雑ですよね。

特に女性は、結婚で家を出るという、区切りの出来事がありますからね。

男も同じことなんでしょうが、そのあたりの意識、低いです。

どちらかひとりでも親が生きていれば、帰るのにも理由はいりませんが、亡くなってしまうと、どうしても足が遠のいてしまいます。

ポージィさんと同じで、今の家は兄が建てたものなので、家そのものにも思い出がありませんしね。

義姉との関係は親と同じくらい甘えられますが、それでも親とは違いますしね。

というか、そんなことを言ってるような年齢じゃないのですが、一家も成してない独り身は、まだ成熟できない宙ぶらりんの存在として、兄姉たちに気を使って貰ってま~~す(笑)。
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