【ツルグミ・蔓茱萸】グミ科
ツルグミがgoro's 花 Diary に登場するのは初めてです。
過去にも何度か書いてきましたが、出会って初めて、この花知ってるというものが数々ありましたが、このツルグミもそんな植物のひとつです。
冬場、山の雑木林のなかに入ると、出会っていたんです。
ただ花に見覚えがあるかと問われたら、頭をひねっちゃいます。
実にも憶えが無いんですよね。
じゃあどこに憶えがあるのかというと、この姿です。
側にある木々に、寄りかかったように枝を伸ばしていました。
夏場だ目立たないんだけど、回りの木々が落葉しているのなかで、青々としたツルグミの姿が、記憶されていたんですよ。
ツルグミは常緑の蔓性植物です。
初夏に赤い実を届けてくれるトウグミ、ダイオウグミなどは落葉低木ですが、ツルグミやナワシログミは常緑低木です。
今回調べてわかったことは、ツルグミ・蔓茱萸の名前の由来にもなっている「蔓性のグミ」ですが、とはいっても「通常のツル植物のように巻き付いたり気根で付着することはせず、所々にある棘で引っかかる程度」なんですって。
だからかな、あまりゴチャゴチャした感じはしなくて、伸びた細い枝が、スッキリとした様子に見えるのですかね。
花は、他のグミの仲間たちと同じく、渋めの色合いです。
白っぽい地に褐色の斑点があります。
ツルグミに限らずグミ属の花には、花びらがなく、花びらに見えるのは萼です。
萼は筒状に変化しして、先端に4枚の萼片がついています。
初夏に赤い実が熟しますが、あまり美味しくないという記述がありました。
沖縄では"かぼく"とよばれ、枝葉を泡盛に漬け込んだエキスは、高齢者特有のシミ(老人斑)を取り除くなどの効能で知られています。
高齢者特有のシミ・・・ お迎えぼくろ・・・
年相応にありますよ、おじさんにも。
無駄な抵抗はしない主義です。
ともあれ、花の少ないこの時期に咲き出してくれるツルグミに、感謝です。
巻きついたりくっついたりせず、ちょっと肩貸してね~って感じの
遠慮深い蔓なんですね。その程度の足がかりで、林の中で上へと
上っていくのは大変そうな気もしますが、自身の足腰も強さを持って
いるんだろうな。見た事もないのに勝手に想像してしまいました(^^;
木に添ってふわりと立ち上がり広がって渋い花をつけている姿、
なかなかいいですね。
そういえば、初夏の頃に見たグミの花、実を見ようと思っていたのに、
いつのまにかいなくなってしまっていました。造園屋さんのストック場の
ものだったので。どこぞのお庭で赤い実を実らせたのかもしれません。
この花、いずれは実になっていくのでしょうが、グミというだけで、子供の頃裏の家にあったグミの木、かわいい実なのに、すっぱくて、渋くて、それでも競争するようにとって食べた!その記憶。
その裏の家のワンパクな男の子、その家で味噌を仕込むときの、茹でた大豆の甘い甘い匂い!多分冬に入る前のかかせない手仕事だったのでしょうが、そんなこんながいっぺんに蘇って、しばし・・・
もう12月がそこまで。
今年は何とかして、自力で(買わずに)シダローズを手に入れたいと、切ないほどに願っているのですが、今年もので、リースをなんて、ホンとにうらやましい限りです。
薔薇拾いツアー、是非実現して欲しいです。
私、トップを切って両手を挙げているのですが、わかっていただけるでしょうか?
見かけないなあ(泣)
>無駄な抵抗はしない主義です。
笑。
見たことはありましたが、それがツルグミだという名前だとは、今回初めてわかりました。
あきらかに他のグミの仲間とは、姿が違いますから。
でもグミには違いないんです。
そうかそうか、絡むのじゃなく、側にある木に寄り添っていたんだ、だからうるさく感じなかったんだって、納得しました。
しなやかさがあるんでしょうね。
ポージィさんのグミの木、いなくなっちゃいましたか。
この場合、喜ぶべきなんでしょうね。
彼女?を必要としているどなたかのもとで、シアワセに暮らしていると、そう思いたいですね。
★かぜくささん
ツルグミ、初めてでしたか。
冬に咲くグミもあるんですよ。
私も子供の頃には、よくグミを食べました。
真紅に完熟したものじゃないと、エグミが強くて不味かったです。
種を飛ばしっこして遊びました。
ひとつの思い出が次の記憶を引き出していく、よくあります。
普段は思ってもいなかった人間が登場して、面食らったこともあります。
そうですね、師走ですね。
シダーローズの季節になりました。
はしりの薔薇を拾ってきましたよ。
薔薇拾いツアー、実現出来るといいのですが・・・
その折は、まっさきにかぜくささんを、メンバー登録させていただきます。
★noodlesさん
例の皇居方面です。
今年はともかくとして、お薦めですよ。
木曜日に時間があれば、早めに向って、寄り道する方法はありですけどね。
自然に、なるようになる、それでいいと思ってますので(笑)。