8月21日(日)
きょうは三重県保険医協会が主催した映画「ヒロシマへ
の誓い サーロー節子とともに」を観た。2019年のアメリ
カ映画で82分間。監督はスーザン・ストリックラーさん。
サーロー節子さんは、広島女学院高等女学校在学中に学
徒動員先にて被爆、1954年にアメリカのリンチバーグ大学
に留学。カナダ人のジム・サーロー氏と結婚し、世界各国
で英語での被爆証言活動を続け、2017年12月ノーベル平和
賞を受賞したICANの発足当時からのメンバー。受賞式で
彼女の行った核兵器廃絶のスピーチは世界中の人々の胸を
うった。もちろん私も感動した。
映画では、節子さんの生きざまとあわせて、被爆二世の
竹内道さんがプロデューサーとして付き添っている(竹内
さんの祖父は被爆当時広島日赤病院院長。母も被爆者)
撮影は2015年から4年間をかけて行われたとの事。
その間、2017年7月7日に国連で核兵器禁止条約が成立し、
2021年発効した。(映画にはその時々の場面やサーローさ
んの訴えがでてきて私はあらためて涙した。)
ところが、日本政府は核兵器禁止条約の協議にも加わらず、
条約の批准もしようとしていない。 私は、政治家の責任が
大きいと思う。
何としても、アメリカ政府に従って、核兵器を抑止のため
に利用しようとする政府から、非核の政府をつくらなければ
ならないと思った。
良い映画を無料でみせて下さった保険医協会に感謝したい。