9月4日(金)
2日からきょうまで総務地域連携常任委員会で県外
調査に行きました。
2日は、千葉県議会で「コンプライアンス(法令順守)の
取り組み」
3日は、新潟県十日町市で「十日町市スポーツコミッシ
ョン」についてと、「株式会社あいポート仙田」を訪問し
て過疎地域の自立活性化にむけた取り組みについて
4日は、三重県より3年早く国体を行う福井県議会で
「国民体育大会に向けた取り組み」についてでした。
特に印象に残ったのは、あいポート仙田の活動でした。
3メートルも積雪のある仙田地区、かつて5000人の
人口があったが今は770人。高齢化率47.8%。
今から7年前JAのAコープが閉鎖される説明会のあと、
5人の有志で法人化の取り組みをはじめたとのこと。
みちの駅を核に、農業支援、高齢者支援、地区の生
活支援の3事業を行っている。
お年寄りでも働ける間は自分で働くということで農地は
集積せず、いざという時には法人が受け皿になるという
ことで地域に安心感を与えているとのこと。
冬は除雪作業などお年寄りにたよられている様子。
多様な業務。またさまざまな相談が持ち込まれたりとの
お話を聞いて「まるで役場のよう」で、頭が下がった。
また、営業収益や来場者は増えているというが、米価暴
落や、政府の農業政策のため、経営はかなり厳しいとの
印象を持った。事実、農業以外の収入が増えてきていて、
今後の法人形態に不安があるとのこと。
私は、誰でも、どこにいても、幸せに暮らせなければな
らないと思う。特に食料を生み出してくれる農業を守る
ことは、国の責任だと思った。
雪の冷気を利用しての米の倉庫