おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

暴走する官僚さま

2009年01月13日 | Weblog

午前7時の気温はマイナス8度。
きょうも冷えてます。
天気は晴れ!!
やっぱ、雪は少ない冬ですかね。

さて、昨今、政治の世界で「骨抜き」といえば、「天下り規制」のことを指しまする。
12月に国家公務員の「天下り復活」を認める「政令」が閣議で決定されたことじゃ。

閣議で決定されたというと、麻生ぼちゃん(坊ちゃんではなくなりました。水に落ちる「ぼちゃん」です)やその他の閣僚が知ってて、やったみたいではありますが、100ページもある政令に官僚がこっそり入れ込んだのが実情だそうだ。
ありゃぁ~これって官僚による事実上のクーデターじゃないのかねぇ?

いったい何があったのかは、「脱藩官僚」のひとり、高橋洋一氏が1月15日付週刊文春で詳しく書いているので、よく読んでね。
ようは、国会の決議で天下り規制が導入されたにもかかわらず、「政令」によって、「天下りが完全復活」したという仰天の事実じゃ。
しかも前述のように、総理大臣も知らんうちになのじゃ。

過日、渡辺喜美氏が、激怒しておったし、先週の国会で民主党の仙谷由人氏も麻生ぼちゃんに質問をしておる。
そもそも政令というのは、国会で決めた法律より下位にあることになっている。
つまりは、国会決議で天下り規制を決めたわけですから、これが最優先されるはずなのに、官僚さまらは、これを政令という形で覆したのです。
つまりは法律無視!!
国民に対する反逆行為じゃ!!

とんでもない大暴走。
国会の決定を勝手に覆す政令を、文書の中にこっそり入れ込んで、閣議で総理や大臣にはんこを押させちゃったってことなのよ。
いやはや、それって何? って話なのじゃ。
もっとマスコミは大騒ぎするべきですがねぇ…

で、民主党の仙石氏が先週の予算委員会で麻生ぼちゃんに質問したのだけれど、これが、しどろもどろで意味不明。
ようは天下り規制どころか、官僚の肩を持っちゃった。
結果的には、大臣も国会も国民も、加えて総理大臣までもないがしろにされたっていうのにさ。
アホウとしか言いようがありませんぜ。

元航空幕僚長による文民統制を無視した大暴走発言。
そして今回の官僚さまによる、法律を無視した天下り規制の骨抜き。
この国の支配者は、民主国家である以上、我々国民のはず。
しかしてその実態はというと、官僚さまがいいように支配する官僚国家。

こんなことでいいわけはありませぬ。
渡辺喜美氏がいうように、国民運動を起こして、事実上の官僚支配というデタラメ政治状況を、とにかく変えなければなりませぬ。

いま言われておるのは、補正予算と引き換えでの話し合い解散だけど、麻生ぼちゃんが、ずるずる延命を図り解散は春以降の可能性もありまする。
自民党にとって「最大の選挙対策は麻生下ろし」だそうですけれど、安倍、福田、麻生とお坊ちゃん政治家が短期で終わり、誰が選挙の顔になるのかといわれてもねぇ。
渡辺喜美氏が唯一、自民党の新しい顔になれたのにねぇ…
その彼もきょう離党だそうだ。
自民党に、この先8年春は来ない。