おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

信用収縮から離脱?

2007年08月31日 | Weblog


きょうの兜町の鉄火場は、400円を超える大幅高となりましたです。
なんでも猿ブッシュがサブプライム問題に関して対策を発表したためだという。
エライ、よくやった!!
っていうか、当たり前じゃ。
放っておいたら、米国発の世界恐慌の可能性だってないわけじゃなかったもんね。

これに株式投資信託の設定や機関投資家の「お化粧買い」と、円安に振れたことが大幅高の背景じゃとか。
サブプライム問題がこれで終息したとは思えませぬが、ひとまず信用収縮は回避ってことじゃろか。
いずれにせよ、メデタシ、メデタシじゃ。

株信用買いで「ヒィーヒィー」言っておったお方も、目先は首をくくらんで済むってもんじゃ。
いがったねぇ。
一方、空売りでしこたま儲けようと思っておった皆々様は真っ青ってことかね。
まだ、判りませんね、どうなるか。

こういう危機に当たっての対応ってことで言えば、アメリカって国は凄いねぇ。
ニッポン国ではこうはいきませぬ。
過日の防衛省をめぐる人事のゴタゴタ見ても明らかじゃ。

週刊現代・新聞の通信簿で佐藤優さんが書いておるけど、あのゴタゴタは世界の笑いものじゃ。
「北朝鮮が日本政府内部はガタガタだと見て、政治家と官僚を分断する工作を仕掛けてくるかもしれない。中国やロシアは『おもしろいことになった』と薄笑いをうかべているだろう」「アメリカも半ばあきれながらも心配していると思う」

どもこもなりませんね。
産経の社説でも「国の守りを預かる用心の行いと思えない」と指摘しておるそうだ。
まったくじゃね。

政治家は国のことより自分のこと、官僚は国益よりも省益ですもんねぇ。
ため息が出ますです。