おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「明るい兆し」はいずこに…

2005年11月21日 | Weblog

クリスマスの飾りつけが人目を引くのは、札幌駅直結の大丸デパートだ。
街からは、雪が消えておるけれど、なんだかクリスマス・年末の気分がズンズン盛り上がってくる。
盛り上がったからといって、おぢたち中高年にはほとんど関係ないが、なんだか気ぜわしい。
若いころならパンツ(下着のね)の一枚も新調し、来るべきクリスマスに備えておったね。
もっとも新調したパンツを披露する「大チャンス」にはさっぱり恵まれなかったけどさ。

クリスマス気分をさかんに盛り上げておるデパートだが、札幌では、大通と駅前の2ヵ所に集中しておる。
大通には、三越、丸井今井といった老舗デパートやパルコなどのお店がごっちゃりとあり、駅周辺には西武、東急、大丸がある。

どうやら、大通地区の地盤沈下が激しく、駅前周辺が賑わっておるらしい。
十数年前はデパート戦争などと言われておったが、駅前がいまのところの勝ち組。

過日、駅前の東急デパートの方にそんな話をしたら一蹴された。
「駅周辺なんてひと括りにされちゃ困るんですよ、駅と駅前は大違い」なのだそうだ。
ようは進出して間もない、駅直結の大丸がひとり勝ち。
ほかは総崩れ、ってのが実態だそうだ。

小樽では丸井今井デパートが撤退し、わが倶知安町ではスーパーダイエーが撤退するという。
資本主義の理とはいえ、なんだか寂しい。

明るい兆しは、倶知安・ニセコへオーストラリアから昨年以上にワンサカ来るというスキーヤー・スノーボーダーくらいか。
日曜日のヒラフスキー場にも、ちょっと見でさえ二十人ほどが来ておった。
たまたまリフトに乗り合わせたOGも「今シーズンは、去年よりもっと凄いよ。みんな金持ちさ」とかなんとか言っておった。

スキー場周辺ではOGがオーナーの宿泊施設が次々建設されておる。
ある人は「この調子ならニセコはOGに買い占められちゃうかもね」と呟いた。
買い占められるこたぁないだろが、当地を気に入って来てくれるってのは、なんだか誇らしい。
「北海道の元気はニセコから…」ってことになると嬉しいけどね。