読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

新聞記事から

2007-05-01 11:25:15 | Weblog

「一編の詩があなたを強く抱きしめるときがある」と言う長いタイトルの本が新聞の三面記事で紹介されている。多くの著名人に寄る詩を集めた本だ。こうした本が出版され、それが新聞記事面の大きな部分を割いて報道されるのは若くして死を簡単に選んでしまう人が多い時代である事を示している。そうした人達に死を思い止まらせる事をこの本は呼びかけている。ネットで自殺志願者を集め集団自殺を図ったと言う記事を見ると自殺者の中に身体障害者などの人が居ない事をいつも思う。自殺者は健常者ばかりなのだ。身体障害者や難病に苦しむ人の方が懸命に生きている。自殺する人の気持ちになって見ないと分からない事だが、そんな事は簡単には出来ない。せめて自分よりもっと苦しんでいる人達がいる事を簡単に死を選ぼうとしている人達は考えてくれないだろうか。「生きているだけでたいしたもんだ。」と言うビートたけしの詩がこの本のなかに有る。


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