読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

先祖教

2007-04-05 20:51:06 | Weblog

柳田國男によれば日本の宗教心は先祖教だそうである。確かに我々は仏壇やお墓や法事の席で手を合わせるとき法然や親鸞の教えである念仏で浄土へ行ける事を意識したことは無く、亡き人を思い浮かべ、供養し家庭や家族を守ってくれるよう祈る。浄土真宗では本来この供養をすると言うことも祈る事もしないのである。先祖教では村での死者を供養することによって村を守って貰うことを願うのである。その供養の場として寺院が作られた。戦国時代それらは有力な戦国大名を多く出した愛知県に最も多くが集中したのだそうだ。4、400以上の寺院が有ると言う。全国では75,000余だそうだ。


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